Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

DAIKO XTECH株式会社 (8023)

DAIKO XTECHは、富士通製品を中心とする情報通信機器販売と、システム企画・設計・開発・保守、ネットワーク工事を展開するICTサービス企業。直接取引中心で2万社超の顧客基盤、既存顧客のリピート受注90%超、2,800社超のパートナー網、富士通との連携を強みとする。自社パッケージやセキュリティ、IoT、会計分野も拡充する。[本社]東京都新宿区 [創業]1953年 [上場]1986年

1. 事業概要

DAIKO XTECHグループは、当社と子会社9社で構成し、情報通信機器部門とソリューションサービス部門を中核に事業を展開する。情報通信機器部門は、情報端末、サーバー機器、電子交換機、ネットワーク機器、周辺機器、ソフトウェアの販売を担う。ソリューションサービス部門は、情報システムの企画、設計、開発、保守に加え、ネットワーク機器・設備の工事、建物附帯設備の保守管理を提供する。子会社群は機能補完型の布陣を敷き、DSRが保険共済ビジネス受託とソフトウェア開発、大興テクノサービスがハードウェア保守と建物附帯設備保守管理、大興ビジネスが人材派遣・職業紹介と運用管理、AppGuard Marketingがセキュリティソフトウェア「AppGuard®」の市場開拓・販売・導入後サポート、アイデスがシステム開発とアウトソーシング、ディ・ネットワークスがネットワーク工事施工・保守管理、名古屋総合システムがSE派遣と受託開発、CAMI&Co.がIoT新規事業支援、ベルテックスが会計システムのアプリケーション開発と導入コンサルティング支援を担う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長い歴史の中で構築した顧客基盤と継続取引にある。設立以来70年にわたり顧客に寄り添い、業務理解に基づく提案を積み重ね、直接取引を中心に2万社以上と継続取引を行う。毎年の顧客満足度アンケートを通じて改善活動を回し、既存顧客からのリピート受注は90%超に達する。これは高いスイッチングコストと信頼蓄積を示す材料となる。供給面では富士通とパートナー契約を締結し、同社との共創に加え、マルチベンダーを推進する体制を持つ。さらにソリューションパートナーを始めとした2,800社超のパートナー企業と密接な連携を構築し、単独では提供しにくい案件にも対応する。ICTコンサルティングからシステム設計、構築、運用、検証までをワンストップで提供する点も差別化要因となる。加えて、個別案件で培った知見を自社パッケージ化し、製造業向け個別受注型生産管理システム、間接材調達支援システム、ペーパレスソリューションとして横展開する仕組みを持つ。

3. 市場環境

事業環境は、DX推進、生成AIなど先端技術の活用、高度化するサイバー攻撃への対応、既存ITシステムの老朽化、人手不足を背景とした省力化需要の高まりを受け、IT投資需要が増加基調にある。一方で、中堅企業向け市場は景気の影響を受けやすく、需要縮小リスクを抱える。競争相手はコンピュータメーカー、関連ソフトウェア会社、ソフトウェアパッケージ会社、システムインテグレータ、コンサルティング会社など多岐にわたり、競争は激しい。技術革新の速度も速く、対応遅延は競争力低下につながる。規制・認証面では、沿革上、特定建設業者許可、特定労働者派遣事業の届出、ISO9001、プライバシーマーク、情報セキュリティマネジメントシステム認証の取得実績を有し、品質管理と情報管理の体制整備を進める。

4. 成長戦略

2025年度から2027年度を対象とする新中期経営計画「CANVAS TWO」では、「深化と革新」をテーマに、コアビジネスの高付加価値化と効率化による事業ポートフォリオ最適化、将来の成長基盤となる重点ソリューション領域への積極投資と育成、挑戦と変化を恐れない企業文化の構築を掲げる。コアビジネスでは、モダナイゼーションビジネスや製造業・流通業向けビジネスに注力し、ハードウェアサービスからソフトウェアサービスへのリソースシフトを進め、売上総利益拡大と利益率向上を図る。継続領域では、売り切り型ハードウェアから長期的価値提供案件へ軸足を移し、ネットワークサービスなど継続需要のある案件を積み上げる。重点ソリューションでは、既存の自社独自業種・業務ソリューションに加え、顧客事業に沿ったシステム企画を支援するコンサルティング、蓄積データを活用した業務効率化や経営意思決定支援のデータ分析へ広げる。成長投資は「人財」「教育」「開発」「M&A」を対象とし、財務方針として「M&Aを中心とした積極的な成長投資の推進」「財務健全性の確保」「安定配当を基本としDOE3%をベースとする株主還元強化」を掲げる。計画目標は、2026年3月期に売上高430億円、営業利益24.5億円、営業利益率5.7%、ROE12.5%、2028年3月期に売上高450億円、営業利益30億円、営業利益率6.7%、ROE13.0%を設定する。

5. リスク

主要リスクは3点に整理できる。第1に事業環境リスクで、中堅企業向け市場の景気感応度、同業他社や新規参入者との競争、急速な技術革新への対応遅延が挙がる。第2に事業運営リスクで、システム構築における顧客との認識不一致、調達先の技術力不足、不具合や納期遅延による修正費用・クレーム・訴訟の可能性がある。第3に取引・人財・情報管理リスクで、富士通との取引関係に支障が生じた場合の影響、人財確保と育成の難しさ、機密情報や個人情報流出による信用失墜がある。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、グループ全体でコンプライアンス徹底と有効な内部統制の整備・運用に取り組む方針を示す。「DAIKO XTECHグループの行動指針」を制定し、経営監理委員会を設置してグループ一体でコンプライアンスを推進する。プロジェクト管理では、現場部門の品質管理体制強化に加え、品質管理部門を常設し、全社的な管理・支援を行う。情報管理ではプライバシーマーク取得など体制整備を進める。株主還元方針は、安定配当を基本としつつDOE3%をベースに還元強化を図る方針を明示する。2025年4月1日付でDAIKO XTECH株式会社へ商号変更し、長期ビジョン「CANVAS」と中期経営計画「CANVAS TWO」の下で変革を進める。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5I6 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
14.9B 8.3倍 1.1倍 0.0% 1,074.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 42.7B 43.4B 37.6B
営業利益 2.4B 2.9B 1.9B
純利益 1.7B 1.8B 996M
EPS 129.9 139.8 75.0
BPS 997.9 898.2 746.9

大株主

株主名持株比率
富士通㈱0.15%
㈱オービック0.12%
㈱ドッドウエル ビー・エム・エス0.05%
大興電子通信従業員持株会0.05%
みずほリース㈱0.04%
光通信㈱0.02%
ヨシダ トモヒロ0.02%
大興電子通信取引先持株会0.02%
BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZATION FUND 620065 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-02-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 3.80%(1.74%)
2021-12-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.54%(1.24%)
2021-10-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 6.78%(1.08%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-10TDNet人事DAIKOXT(訂正)役員の異動に関するお知らせ1,082-0.46%
2026-03-09TDNet人事DAIKOXT役員の異動に関するお知らせ1,064+1.69%
2026-01-23TDNetM&ADAIKOXT連結子会社間の合併及び存続会社の商号変更に関するお知らせ1,130-1.15%
2025-10-16TDNet決算DAIKOXT(訂正)「2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」等の訂正について1,065-1.22%
2025-09-26TDNetその他DAIKOXT重点ソリューション拡充のための株式の取得(連結子会社化)に関するお知らせ1,218-0.66%
2025-09-26TDNet人事DAIKOXT機構改正および役員の異動に関するお知らせ1,218-0.66%
2025-08-15TDNetその他DAIKOXT譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,073+1.30%
2025-08-15TDNetその他DAIKOXT従業員持株会を通じた当社従業員への譲渡制限付株式付与制度に基づく自己株式の処分の払込完了及び一部失権1,073+1.30%
2025-07-17TDNetその他DAIKOXT譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ1,058-0.76%
2025-07-17TDNet人事DAIKOXT当社子会社の取締役に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,058-0.76%
2022-02-22EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 3.8%
2021-12-22EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 5.54%
2021-10-22EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 6.78%