Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ツカモトコーポレーション (8025)

各種繊維製品の加工・販売を中核に、和装、洋装、ホームファニシング、健康・生活、建物賃貸を展開する持株機能併有企業。和装は加工サービスや小売拡大、洋装はOEM体質強化、ユニフォームは高機能・環境対応製品で独自ポジション確立を志向。健康・生活はTV通販収益性改善とサウナ機器の販売・施工サービス拡充を進める。[本社]東京都中央区 [創業]1812年 [上場]1963年

1. 事業概要

株式会社ツカモトコーポレーションは、当社および連結子会社2社で構成し、各種繊維製品の加工・販売を主軸に、建物の賃貸、健康・生活関連事業を展開する。報告セグメントは和装事業、洋装事業、ホームファニシング事業、健康・生活事業、建物の賃貸業で構成する。和装事業はツカモト市田株式会社が和装関連商品の加工・販売を担う。洋装事業はユニフォーム・SP事業部およびホーム・ファッション事業部のアパレル部が洋装関連商品の企画・販売を担う。ホームファニシング事業は当社ホーム・ファッション事業部が商品企画・販売を担う。健康・生活事業はエイム事業部およびツカモトウェルネス株式会社が健康・環境分野の生活関連機器の企画・販売を担う。建物の賃貸業は当社賃貸事業部門が担う。従業員数は連結189名で、和装58名、洋装53名、ホームファニシング12名、健康・生活29名、建物賃貸2名、全社共通30名を配置する。

2. 競争優位性

提示テキスト内では、特許、独自技術、圧倒的市場シェア、強固なネットワーク効果といった定量的な競争優位は確認できない。一方で、事業基盤としては1812年創業、1920年設立の長い事業継続歴を有し、和装から洋装、ホームファニシング、健康・生活、賃貸まで複数領域を持つ点に特徴がある。経営理念では「培った商人魂とフロンティア精神」を掲げ、和文化の継承と流通革新を志向する。事業面では、和装で加工サービスや小売領域の拡大を進め、従来の催事中心の呉服卸業態からの脱却を図る方針を示す。ユニフォーム事業では、多様化するニーズへの柔軟対応、顧客・協業先との強固な関係性構築、高機能製品・環境対応製品の展開による高付加価値化を通じ、業界内での独自ポジション確立を目指す。健康・生活事業では、前年設立のツカモトウェルネス株式会社を通じ、物販に加えてサウナ機器の販売・施工サービス拡大を進める点が差別化要素となる。

3. 市場環境

会社は、国内経済について雇用・所得環境の改善や賃上げによる消費改善を見込む一方、米国の関税政策、不安定な為替相場、資源価格の高止まり、中国経済の減速、地政学リスクの高まりなど不透明要因が継続すると認識する。事業別には、和装業界の縮小傾向が明記され、和装事業は事業規模縮小と損失計上が続く状況にある。加えて、ダイレクト販売拡大の遅れ、テレビ等の通信販売の不振が前中期経営計画未達の要因となった。ホームファニシング事業では直営店の出店計画が当初想定を下回り、事業戦略見直しが必要となった。さらに2025年4月にはユニフォーム事業部の主要外注加工先で火災が発生し、生産計画変更等の影響が生じている。法規制面では独占禁止法、下請法、景品表示法などの遵守を重視し、リスク管理委員会や内部統制委員会を中心に研修や外部セミナー受講を進める。

4. 成長戦略

2025年度を初年度とする中期経営計画は、関税政策、為替、直営店出店遅延、主要外注加工先火災などの不透明要因を踏まえ、合理的策定が困難と判断し見送る。今後は2027年3月期を計画初年度として、事業環境とグループの在り方を踏まえ策定予定とする。現時点の戦略軸は、高採算事業へのリソース集中を目的とした事業ポートフォリオ見直しと組織体制強化にある。和装事業は収益率の高い小売領域や加工サービスの売上拡大を進め、催事中心の卸業態からの転換を図る。洋装事業のアパレルはOEM事業の体質強化とメンズアパレル自社ブランド売場のスクラップ&ビルドで採算性向上を狙う。ユニフォーム事業は高機能製品・環境対応製品の展開で高付加価値化を進める。健康・生活事業はTV通販の収益性改善、商品開発体制再編、商品の選択と集中によるブランド力強化を進める。ツカモトウェルネス株式会社ではサウナ機器の販売・施工サービス拡大により、物販に留まらないサービス事業の拡充を図る。ホームファニシング事業はHanesやBENETTONのホームカテゴリー商品でのホールセール拡大、BIYOMAによる店舗と自社ECサイトでの複合販売を展開し、小売ビジネス確立を目指す。

5. リスク

主要リスクは3点に集約できる。第1に需要変動リスクで、国内景気、個人消費低迷、競合激化、消費者ニーズ急変が収益計画未達につながる可能性がある。第2に事業構造リスクで、和装業界縮小のなか不採算催事からの撤退や催事外ビジネスへのシフトが遅れる場合、業績・財政状態に大きな影響を及ぼす可能性がある。第3に供給・外部環境リスクで、海外調達に伴う為替変動や品質管理上の問題、自然災害、火災、感染症、気候変動による調達・販売停滞が挙げられる。会社は災害リスクを特に最重要リスクと位置付ける。

6. ガバナンス

リスク管理体制として、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、子会社社長、各事業部長、常勤監査役をメンバーとして年間2回以上開催する。下部組織として内部統制委員会、ESG委員会を組織し、現場で迅速かつ機動的な対応を行う体制を整備する。コンプライアンス面では独占禁止法、下請法、景品表示法などの遵守に努める。ESG対応ではサステナビリティ基本方針に基づきマテリアリティを特定し、経営理念、環境方針、行動規範に沿って具体策へ取り組む。株主還元方針としては、単年計画で迅速な意思決定と具体的アクションを実行しつつ、営業利益の黒字化達成に向けて最善を尽くし、1株当たり年間配当額30円をベースとした継続的な株主還元の実施を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4T4 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.5B 0.4倍 0.0% 1,356.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9.7B 9.8B 12.9B
営業利益 -332M -223M 15M
純利益 -380M 175M 65M
EPS -94.2 43.4 16.2
BPS 3,483.0 3,401.1 2,960.9

大株主

株主名持株比率
フリージア・マクロス㈱0.17%
明治安田生命保険(相)0.05%
㈱三菱UFJ銀行0.04%
ツカモト共栄会0.04%
㈱レンティック0.04%
㈱アドバンスト・メディア0.03%
㈱三井住友銀行0.03%
㈱みずほ銀行0.03%
三菱UFJ信託銀行㈱0.03%
㈱滋賀銀行0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-05-30フリージア・マクロス株式会社 17.33%+1.05%
2025-02-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.82%(0.71%)
2025-01-17フリージア・マクロス株式会社 16.28%+0.19%
2024-11-29フリージア・マクロス株式会社 16.09%+1.00%
2024-08-06フリージア・マクロス株式会社 15.09%+1.04%
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.53%(0.61%)
2024-04-18フリージア・マクロス株式会社 14.05%+1.01%
2023-11-16フリージア・マクロス株式会社 13.04%+1.03%
2023-06-12フリージア・マクロス株式会社 12.01%+1.00%
2023-05-01株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 8.14%(1.41%)
2023-03-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 9.55%+0.46%
2022-09-28フリージア・マクロス株式会社 11.01%+1.14%
2022-08-23フリージア・マクロス株式会社 9.87%+1.04%
2022-08-05株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2022-07-13フリージア・マクロス株式会社 8.83%+1.01%
2022-05-11SMBC日興証券株式会社 3.85%(1.58%)
2022-02-07SMBC日興証券株式会社 5.43%+5.43%
2021-05-12フリージア・マクロス株式会社 7.82%+0.64%
2021-05-12SMBC日興証券株式会社 2.85%(2.69%)
2021-04-12株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 9.09%(1.20%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-27TDNetその他ツカモト投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ1,364-0.59%
2026-01-27TDNet特損・減損ツカモト(開示事項の経過)ホーム・ファッション事業部BIYOMA福岡店および大阪店閉鎖に伴う特別損失計上に関1,364-0.59%
2025-11-26TDNet特損・減損ツカモトホーム・ファッション事業部 BIYOMA福岡店および大阪店閉鎖に伴う特別損失発生の見込みに関するお知1,340-0.15%
2025-11-07TDNet業績修正ツカモト業績予想の修正に関するお知らせ1,336+0.30%
2025-05-30EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 17.33%1,231+0.08%
2025-02-18EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.82%
2025-01-17EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 16.28%
2024-11-29EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 16.09%
2024-08-06EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 15.09%
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.53%
2024-04-18EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 14.05%
2023-11-16EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 13.04%
2023-06-12EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 12.01%
2023-05-01EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 8.14%
2023-03-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 9.55%
2022-09-28EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 11.01%
2022-08-23EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 9.87%
2022-08-05EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%
2022-07-13EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 8.83%
2022-05-11EDINET大量保有SMBC日興証券株式会社大量保有 3.85%