Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

第一実業株式会社 (8059)

第一実業は各種機械・器具・部品の販売と賃貸を主力とする機械商社グループ。プラント・エネルギー、LIB製造関連のエナジーソリューションズ、産業機械、エレクトロニクス、自動車、ヘルスケア、航空・インフラへ展開する。独自のエンジニアリング機能を核に「モノ×コト」売り、事業投資、グローバル拡大、DX推進を成長軸に据える。[本社]東京都千代田区 [創業]1948年 [上場]1962年

1. 事業概要

第一実業は、当社、子会社23社、関連会社2社で構成する機械商社グループとして、各種機械・器具・部品の販売および各種機械・器具の賃貸等を主力事業とし、国内販売ならびに輸出入を行う。一部商品は子会社・関連会社が製造を担う。事業セグメントは、エネルギー開発生産、ガス石油精製、化学、エンジニアリング、建設、紙・パルプ向けを扱うプラント・エネルギー事業、リチウムイオン電池製造関連装置を扱うエナジーソリューションズ事業、プラスチックス、ゴム、鉄鋼、食品向けの産業機械事業、電子、情報通信、電機、精密、光学、音響、楽器向けのエレクトロニクス事業、自動車事業、薬品・医薬品向けのヘルスケア事業、航空・防災向けの航空・インフラ事業、ならびに賃貸等のその他で構成する。子会社では、第一メカテックが産業用各種機械器具の修理・製造・販売、第一実業ビスウィルが外観検査装置の開発・製造・販売、DJ-WAVEエンジニアリングが各種プラント設備のプロセスシミュレーション、設計製作、調達、建設業務を担う。

2. 競争優位性

提示テキストから確認できる競争優位の中核は、独自のエンジニアリング機能と広範な商品領域、ならびに海外ネットワークの組み合わせにある。会社は2030年のあるべき姿として「次世代型エンジニアリング商社」を掲げ、エンジニアリング機能を核として継続的な価値提供を行う方針を明示する。前中期計画ではエンジニアリング機能の強化を通じて、大型化・複雑化するプロジェクト案件への現場対応力を向上させ、「モノ×コト売り」を進化させたと記載する。単なる代理店機能から、取引先工場の生産支援や技術サポートへサービス幅を広げている点は、案件の複雑化に対応するノウハウ蓄積と人材力を示す。加えて、米州、欧州、中国・アジアにまたがる海外子会社群を有し、世界4軸体制による海外事業展開を進める。リスク記載では、グローバルネットワークや幅広い取引先との関係を活かして迅速に情報・動向を把握し、最適な取引形態を選択するとしており、商社としてのコーディネート力が差別化要素となる。LIB関連では材料工程、製造工程、検査工程等あらゆる装置・役務を取り扱うとされ、工程横断の提案力も参入障壁の一端となる。特許、ブランド、市場シェア数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は国内設備投資の持ち直しがある一方、米国の関税措置の影響による景気減速懸念など不透明感を伴う。海外では保護主義、中国や新興国経済の成長鈍化、米中対立、地政学リスク、サプライチェーン再編が重要な外部要因となる。こうした中で同社は海外売上高比率の上昇を背景に、国際金融環境、税制、為替、原油・原材料価格、輸送費、顧客の設備投資動向の影響を受けやすい構造にある。一方、LIB市場については、自動車業界での内燃機関エンジン車販売禁止の協議や、電子デバイス業界でのバッテリー機能向上・効率化志向を背景に需要増加が続き、欧州・米州をはじめ世界各国で設備投資が行われていると記載する。規制追い風や脱炭素関連需要が成長機会となる構図が読み取れる。競合状況や市場シェアの具体像は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

成長戦略の骨格は、2030年のあるべき姿「次世代型エンジニアリング商社」の実現に向けた長期戦略「V2030」と、新中期経営計画「MT2027」にある。V2030では、積極的な投資、PL経営+BS経営、マルチステークホルダーを意識した経営、モノ売りから「モノ×コト」売り、グローバルの成長を取り込む、DX推進の6つを基本戦略に据える。2030年度目標は売上高3,000億円、営業利益180億円、ROE10%以上とする。MT2027では、2027年度計画として受注高2,700億円、売上高2,500億円、営業利益150億円、経常利益147億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益103億円を掲げる。定性面では、成長を加速する事業戦略として事業ポートフォリオの最適化、事業投資の推進、グローバルビジネス拡大、エンジニアリング機能の拡充を挙げ、経営基盤面では人的資本の価値向上、資本効率の最大化、ガバナンスとリスク管理の強化、DXでのイノベーションと競争力強化を掲げる。前中期計画で事業投資制度の導入と投資リテラシー向上を進め、いくつかの投資案件を実現した点も、今後の成長投資の土台となる。

5. リスク

主要リスクは3点に整理できる。第1に、マクロ経済と海外展開に伴うリスクで、世界景気、保護主義、地政学、為替、税制、原材料価格、輸送費、各国法規制変更が業績変動要因となる。第2に、事業展開リスクで、モノからコトへと事業範囲が広がる中、案件の大型化、複雑化、長納期化が進み、大型工事案件の事故、法的責任、費用発生、技術陳腐化、リモート立上げ後の不具合対応などが収益を圧迫し得る。第3に、与信・IT・災害・サステナビリティ関連リスクで、売上債権の回収不能、システム障害、自然災害、気候変動や人権・ダイバーシティ対応の遅れが業績・財政状態に影響し得る。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、前中期計画期間中に統合リスクマネジメント室を創設し、リスクに関する共通認識の醸成と将来リスク増大の防止意識向上を進めた。新中期計画でもガバナンスとリスク管理の強化を主要テーマに据える。加えて、法務・経営管理部門の強化、経営企画本部内のグローバル戦略推進部門の整備、投資実行後の定期的検証と進捗分析、変更是非の検討、速やかな開示を行う方針を示す。コンプライアンス面では「第一実業グループ行動規範」に則った行動を徹底し、社会的責任の履行を重視する。株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W0GD | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
102.0B 10.6倍 1.1倍 4.0% 3,115.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 210.0B 219.1B 219.0B
営業利益 12.0B 13.7B 13.6B
純利益 9.4B 10.0B 9.9B
EPS 294.4 311.8 310.1
BPS 2,834.1

大株主

株主名持株比率
㈱UH Partners 20.10%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.08%
光通信㈱0.07%
㈱UH Partners 30.07%
㈱みずほ銀行0.05%
㈱三井住友銀行0.05%
㈱エスアイエル0.04%
㈱三菱UFJ銀行0.04%
㈱りそな銀行0.03%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-29光通信株式会社 28.66
2025-06-27光通信株式会社 28.39
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.42
2024-02-27光通信株式会社 27.25
2023-12-26光通信株式会社 26.23
2023-08-22株式会社みずほ銀行 0.05
2023-05-02光通信株式会社 25.23
2023-03-27光通信株式会社 24.23
2023-02-24光通信株式会社 23.22
2022-10-07光通信株式会社 22.18
2022-09-30光通信株式会社 21.17
2022-09-13光通信株式会社 20.16
2022-09-08光通信株式会社 18.82
2022-08-05光通信株式会社 17.75
2022-07-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.24
2022-06-21光通信株式会社 16.31
2022-01-18光通信株式会社 15.24
2021-12-17光通信株式会社 14.7
2021-11-29光通信株式会社 13.69
2021-11-12光通信株式会社 13.3

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-28TDNet株主優待制度の新設に関するお知らせ
2026-02-04TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-04TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-09-29TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-07-23TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-07-23TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-06-27TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-06-24TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-06-24TDNet支配株主等に関する事項について
2025-06-24TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-05-28TDNet定款の一部変更に関するお知らせ
2025-05-28TDNet取締役に対する譲渡制限付株式付与のための報酬制度の決定及び導入のお知らせ
2025-03-26TDNetbuyback: 自己株式の消却完了に関するお知らせ
2025-03-26TDNet自己株式の消却完了に関するお知らせ
2024-07-29TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2024-02-27TDNetHolding change by 光通信株式会社
2023-12-26TDNetHolding change by 光通信株式会社
2023-08-22TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行
2023-05-02TDNetHolding change by 光通信株式会社
2023-03-27TDNetHolding change by 光通信株式会社