阪和興業グループは、当社、子会社98社、関連会社34社で構成する商社グループ。鉄鋼を中心に、プライマリーメタル、リサイクルメタル、食品、エネルギー・生活資材、住宅資材、機械など各種商品の販売を主たる事業とし、鋼材加工やリサイクル金属加工も手掛ける。鉄鋼事業では条鋼、建設工事、鋼板、特殊鋼、線材、鋼管を扱い、加工・保管機能も併せ持つ。プライマリーメタル事業ではニッケル、クロム、シリコン、マンガン、合金鉄、ステンレス母材、高機能材、鉄屑等冷鉄源を扱う。リサイクルメタル事業ではアルミニウム、銅、亜鉛、チタン、ニッケル等のリサイクル原料や貴金属を展開。食品事業では水産物、畜産物、エネルギー・生活資材事業では石油製品、工業薬品、化学品、バイオマス・リサイクル燃料を扱う。海外の主要拠点では当社と同様に多種多様な商品の売買を行う。
競争優位の中核は、鉄鋼を軸に多品種商材を横断的に扱う商品ポートフォリオ、国内外に広がる営業拠点網、加工・保管・物流を組み合わせた流通機能に置く。経営理念では「流通のプロ」として顧客の多様なニーズに応える方針を掲げ、顧客ニーズに即応した提案型サービスを提供するユーザー系商社としての位置付けを明示。営業面では加工機能を活かした高付加価値営業を進め、「そこか(即納、小口、加工)」戦略を全国展開し、グループ会社の資産や物流網の有効活用を推進する。これは単純な売買仲介にとどまらず、即納対応、小口対応、加工対応を通じて顧客接点を深める仕組みと位置付けられる。海外でも東南アジアを中心に地産地消型ビジネスの拡大を図っており、現地販売子会社群と鋼板加工拠点、スチールサービス拠点を組み合わせた供給体制を持つ点が事業基盤の厚みにつながる。市場シェアの具体的数値や特許・ブランド優位の記載は提示テキスト内では確認できない。
事業環境は不透明感が強い。会社は、米国の通商政策や外交面での不確実性、ウクライナや中東を中心とする地政学リスク、中国経済の動向、日本を含む各国の金融政策の影響を主要な外部要因として挙げる。取扱商品には鉄鋼製品、金属原料、非鉄金属、食品、石油製品など市況商品が多く、需給状況、為替動向、地政学的環境の変化が収益に影響しやすい構造を持つ。加えて、各国で事業・投資の許認可、輸出入・販売制限、関税、独占禁止、特許、租税、為替管理、食品安全、環境・リサイクル関連など多様な法規制の適用を受ける。国内市場については会社自ら縮小が見込まれると認識しており、その中でシェア拡大と収益性向上を課題に据える。
2023年度から2025年度までの3か年で「中期経営計画 2025」を推進。テーマは「Run up to HANWA 2030 ~いまを超える未知への飛翔~」。最終年度である2026年3月期の定量目標として、経常利益700億円、ROE12.0%以上、DOE2.5%下限、Net DER1.0倍以下、累計投融資枠800億円、連結鉄鋼取扱重量1,700万tを掲げる。計画は「サステナビリティ経営」を基礎に、「経営基盤の強化」「事業戦略の発展」「投資の収益化」の3階建て構造で推進する。営業面では、国内で高付加価値営業を一段と進めるほか、「そこか」戦略の全国展開、グループ会社の資産・物流網活用を通じてシェア拡大と収益性向上を図る。海外では東南アジアを中心に地産地消型ビジネスを拡大し、戦略的パートナーとのアライアンス強化や戦略的投資からの利益獲得を通じてグローバル収益力の強化を目指す。経営管理面では、キャッシュ・フロー重視、資本効率向上、基幹システム更新、HKQC活動推進により、収益の取りこぼし防止と業務品質向上を進める。
主なリスクは3点に整理できる。第1に市況・為替・金利など市場変動リスク。鉄鋼製品、金属原料、非鉄金属、食品、石油製品など市況商品の取扱比率が高く、価格変動や為替変動が業績に影響する。第2に与信・事業投資リスク。掛取引、前渡金、貸付金、保証など信用供与を伴う取引が多く、取引先の倒産や投資先の企業価値低下が損失要因となる。第3に海外展開・法規制リスク。貿易規制、関税、税制変更、政治・経済変動、社会的混乱、食品安全や環境・リサイクル関連規制への対応が必要となる。
ガバナンス面では、取締役会で決定した基本方針のもと、管理部門統轄役員をリスクマネジメントの統轄責任者とし、リスクマネジメント部を専門部署として設置。信用リスク、カントリーリスク、事業投資リスク、市場リスク、コンプライアンスリスクなどを連結ベースで統合管理する。定量把握可能なリスクについては最大損失額をもとにリスクアセットを算出し、リスクを株主資本の範囲内にコントロールする方針を採る。経営管理面では監査等委員会設置会社への移行を踏まえ、コーポレート・ガバナンス体制の高度化を進める。株主還元方針としては、中期経営計画でDOE2.5%下限を定量目標に掲げる。[本社]大阪府大阪市 [創業]1947年 [上場]1963年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 400.7B | 9.2倍 | 0.9倍 | 3.5% | 1,893.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3000.0B | 2662.7B | 2600.0B |
| 営業利益 | 62.5B | 58.4B | 55.0B |
| 純利益 | 40.0B | 38.3B | 40.0B |
| EPS | 205.6 | 193.1 | 990.5 |
| BPS | — | 2,197.6 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.14% |
| 阪和興業取引先持株会 | 0.06% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.04% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.03% |
| 阪和興業社員持株会 | 0.03% |
| DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| 日本製鉄株式会社 | 0.01% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 第一生命保険株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-11-21 | ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 | 4.09 | |
| 2024-04-04 | 南 志郎 | 5.41 | |
| 2024-04-04 | 井上 智司 | ||
| 2024-02-15 | 井上 智司 | 5.37 | |
| 2023-12-11 | 井上 智司 | 5.37 | |
| 2023-12-11 | 井上 雄策 | ||
| 2023-06-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 4.07 | |
| 2022-10-13 | 井上 雄策 | 5.02 | |
| 2022-09-20 | 井上 雄策 | 5.02 | |
| 2022-04-07 | ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 | 5.09 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-25 | TDNet | 特定子会社の異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-25 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-25 | TDNet | 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-27 | TDNet | 代表取締役の異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-05 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-05 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-21 | TDNet | Holding change by ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 | — | — | ||
| 2025-10-22 | TDNet | 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-22 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-23 | TDNet | buyback: 取締役及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関す | — | — | ||
| 2025-07-23 | TDNet | 取締役及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-06-17 | TDNet | (訂正)「2024年度(2025年3月期)決算説明資料」の一部訂正について | — | — | ||
| 2024-04-04 | TDNet | Holding change by 南 志郎 | — | — | ||
| 2024-04-04 | TDNet | Holding change by 井上 智司 | — | — | ||
| 2024-02-15 | TDNet | Holding change by 井上 智司 | — | — | ||
| 2023-12-11 | TDNet | Holding change by 井上 雄策 | — | — | ||
| 2023-12-11 | TDNet | Holding change by 井上 智司 | — | — | ||
| 2023-06-06 | TDNet | Holding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2022-10-13 | TDNet | Holding change by 井上 雄策 | — | — | ||
| 2022-09-20 | TDNet | Holding change by 井上 雄策 | — | — |