Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社デサント (8114)

スポーツウェアとシューズ、バッグ等の関連商品を製造販売するグループ。日本・韓国・中国を主軸に展開し、コーポレートブランド『デサント』のDTC拡大を成長戦略に据える。競争力の源泉はモノづくり力で、DISC OSAKAとDISC BUSANを研究開発拠点として独自機能商品の開発を推進する。『水沢ダウン』『クレアス』の育成、新規ウェルネス事業も進める。[本社]大阪府大阪市浪速区 [創業]1958年 [上場]1977年

1. 事業概要

デサントグループは、当社、子会社11社、関連会社7社で構成し、主にスポーツウェアおよびシューズ、バッグ等の関連商品の製造・販売を手掛ける。事業運営の主軸は日本・韓国・中国に置き、地域別戦略を中期経営計画の中心に据える。日本ではコーポレートブランド『デサント』に集中し、DTC事業の拡大を推進する。韓国では『デサント』『アンブロ』の旗艦店出店と、『ルコックスポルティフ』『マンシングウェア』のリブランディングを進める。中国では『デサント』『ルコックスポルティフ』『アリーナ』『マンシングウェア』の4ブランドで規模拡大を図る。商品面では『水沢ダウン』やシェルジャケット『クレアス』が重点商材に位置付くほか、韓国研究開発センターで開発したゴルフシューズも各国展開を進める。

2. 競争優位性

競争力の源泉として会社自ら「モノづくり力」を明示し、研究開発拠点の整備と独自技術の蓄積を進める。日本のDISC OSAKAでは独自理論・独自機能の研究開発を行い、『アリーナ』の競泳用トップモデル水着「アクアフォース ストーム」を開発する。同製品は特許出願中の“ねじれ構造”によりキックをサポートする機能を備え、選手の意見を取り入れ4年以上かけて開発した。2024年3月の日本代表選考会では『アリーナ』の着用率が50%を超える。『ルコックスポルティフ』では独自開発パターン「エールフォルム」を開発し、特許出願中とする。さらに接着縫製技術を活用した「ORI-ERI」ポロシャツも特許出願中とする。韓国のDISC BUSANは釜山でも最大規模のシューズ研究開発施設とされ、人体工学・生体力学に基づく検証、素材開発、品質試験を一体運営する。ここで開発したゴルフシューズ「R90」「CONDOR」を日本・韓国・中国で展開する。加えて、沿革上『マンシングウェア』『アリーナ』『ルコックスポルティフ』『アンブロ』の商標権取得実績を有し、ブランド資産の保有も競争基盤となる。

3. 市場環境

提示テキストからは、同社が国内外でスポーツアパレル市場に展開し、とくにアジアでの事業比重が高い構造を確認できる。海外売上比率は半分以上を占め、地政学的リスクや為替変動の影響を受けやすい一方、日本・韓国・中国の3地域でバランスの取れた収益体質を目指す方針を示す。日本国内では卸売が国内売上の約56%を占め、卸売中心モデルでは消費者との直接的コミュニケーションが不足し、ブランド世界観の訴求や需要把握が不十分となる課題を認識する。このため、直営店とECを両輪とするDTCシフトが市場対応策となる。競争環境や市場シェアの全体像については提示テキスト内では詳細を確認できない。

4. 成長戦略

新中期経営計画「D-Summit 2026」では、「成長戦略」と「基盤強化」を軸に据える。成長戦略の中核は地域別ブランディングで、日本では『デサント』ブランドのDTC比率目標を80%に掲げ、利益率向上を狙う。リスク記載では2027年3月期に同ブランドのDTC事業による国内売上構成比80%を目指す方針も示す。韓国では『デサント』『アンブロ』の旗艦店出店、『ルコックスポルティフ』『マンシングウェア』のリブランディングを進める。中国では4ブランド体制で規模拡大を図る。モノづくり面では、『水沢ダウン』に特化した水沢工場の建て替えにより生産基盤を強化し、アパレル開発ノウハウをシューズ・アクセサリーへ展開する。新規事業では新ブランド『コウノエ』によるウェルネス事業、スポーツを遊ぶヒト・モノ・場所の情報を提供するサービス事業参画を目指す。基盤強化では人的資本の拡充、ERP刷新を含むDX基盤の確立、環境負荷軽減を伴うサステナビリティ経営を推進する。投資余力の面では、3年間で300~400億円の営業キャッシュ・フロー創出を計画し、成長・基盤強化投資に充当する方針を示す。

5. リスク

主要リスクとして、日本国内で卸売依存が残る事業モデルを挙げる。消費者との直接接点不足により、ブランド訴求や需要把握が不十分となり、収益性の低い非効率事業が継続・拡大する可能性がある。次に、仕入計画・在庫管理リスクを抱える。一括大量発注や在庫コントロール不足、異常気象や法改正を含む急激な環境変化により、過剰在庫や販売機会損失が生じ得る。さらに、海外売上比率が半分以上を占めるため、為替変動、地政学、税務、サプライチェーン寸断の影響を受けやすい。加えて、知的財産侵害、品質不良、情報セキュリティ事故もブランド毀損要因となる。

6. ガバナンス

リスク管理面では、重要度の高いリスクについて定期的な進捗報告を行い、重大リスクへの対策集中と影響最小化を図る。事業投資については2021年3月期より事業投資基準を導入し、子会社・関連会社への投資判断とレビューの仕組みを整備する。人的資本では2024年4月に人材戦略スローガンと行動指針を新設し、専門性の高い人材育成と最適配置を進める。開示上は女性管理職比率やエンゲージメントスコアを指標として活用する方針を示す。提出会社の女性管理職比率は25.0%、男性育児休業取得率は100.0%と開示する。株主還元方針についての具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100TLRO | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
333.5B 26.2倍 2.9倍 0.0% 4,335.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 130.0B 127.0B 86.1B
営業利益 9.0B 8.7B 7.3B
純利益 12.5B 12.0B 10.2B
EPS 165.5 159.1
BPS 1,497.5

大株主

株主名持株比率
BSインベストメント株式会社0.44%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.08%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
帝人フロンティア株式会社0.03%
株式会社三井住友銀行0.03%
公益財団法人石本記念デサントスポーツ科学振興財団0.02%
MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.02%
UBS AG HONG KONG(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
デサント共栄会0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-11-06BSインベストメント株式会社 84.4
2024-02-07フィデリティ投信株式会社 3.8
2023-12-07フィデリティ投信株式会社 5.23
2023-11-02BSインベストメント株式会社 43.31
2023-09-14BSインベストメント株式会社 42.31
2023-08-24BSインベストメント株式会社 41.27
2023-08-22フィデリティ投信株式会社 6.32
2023-07-07BSインベストメント株式会社 40.23
2023-04-07フィデリティ投信株式会社 5.31
2021-04-23ヘ・シェン・オーバーシーズ・ホールディングス・リミテッド 4.85

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-11-06TDNetHolding change by BSインベストメント株式会社
2024-02-07TDNetHolding change by フィデリティ投信株式会社
2023-12-07TDNetHolding change by フィデリティ投信株式会社
2023-11-02TDNetHolding change by BSインベストメント株式会社
2023-09-14TDNetHolding change by BSインベストメント株式会社
2023-08-24TDNetHolding change by BSインベストメント株式会社
2023-08-22TDNetHolding change by フィデリティ投信株式会社
2023-07-07TDNetHolding change by BSインベストメント株式会社
2023-04-07TDNetHolding change by フィデリティ投信株式会社
2021-04-23TDNetHolding change by ヘ・シェン・オーバーシーズ・ホールディングス・リミテッド