Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ミツウロコグループホールディングス (8131)

持株会社としてエネルギーを中核に電力、フーズ、リビング&ウェルネス、海外、その他を統括する。LPガス・石油の卸小売、住宅設備施工、物流、風力・バイオマス・太陽光発電、水飲料製造、賃貸、温浴、アジアのレンタル収納まで多角化を進める。成熟するLPガス市場に対し、顧客基盤拡大、再エネ電源、蓄電池、配送効率化サービスSmartOWL®で競争力維持を図る。[本社]東京都中央区 [創業]1886年 [上場]1961年

1. 事業概要

株式会社ミツウロコグループホールディングスは、子会社41社、関連会社16社で構成する持株会社として、エネルギー事業を中核に電力、フーズ、リビング&ウェルネス、海外、その他事業を展開する。エネルギー事業はLPガス、石油、住宅関連機器の卸売と、一般需要家向けのLPガス、都市ガス、石油関連製品、太陽光発電システム、蓄電池の販売、住宅設備機器の販売・施工・リフォーム、サービスステーションでの燃料販売、自動車整備、キャンピングカーレンタル、中古車買取、LPガス物流や充填所運営までを含む。電力事業は風力、バイオマス、太陽光を活用した発電と電力卸売、小売、取次を担う。フーズ事業は飲料水・清涼飲料水の製造販売に加え、施設内売店、カフェテリア、デリカテリア、ボランタリーチェーンストア、スクラッチベーカリー、カフェ運営を行う。リビング&ウェルネス事業はオフィスビルやマンション賃貸、横浜天然温泉SPA EASを含む施設経営を行い、新たにPersonal Beauty Retreat事業の開業準備を進める。海外事業はアジア地域でレンタル収納とソーラー発電を展開する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長い歴史の中で築いてきた顧客基盤と生活者接点の広さにある。会社はエネルギーを中心とした生活者周辺サービスの充実を掲げ、LPガス、都市ガス、石油、電力、住宅設備、リフォーム、飲料、不動産、温浴、海外収納まで多面的に接点を持つ。特にエネルギー事業では、卸売、小売、スタンド、運送、支援業務まで垂直的に機能を保有し、供給、販売、物流、保安を一体運営する体制を構築する。電力事業では自社の再生可能エネルギー電源に加え、系統用蓄電池を活用し、様々な発電事業者と連携して電源を開拓する方針を示す。業務サポート事業のSmartOWL®は、自動検針、配送効率化ソリューション、AI配送ルートマッピングを組み合わせ、LPガス配送業務の効率化、CO2削減、労働力不足対応を狙うグループ独自サービスとして位置付ける。加えて、エネルギー関連事業は高圧ガス保安法、消防法、電気事業法などの規制対応と保安体制が不可欠にあり、法令上の定期検査、自主保安体制、設備点検、改修の継続が参入障壁として機能する。

3. 市場環境

同社を取り巻く市場は、電力・ガス自由化以降、脱炭素化、分散化、デジタル化が進み、電力・ガス・熱供給分野の一体改革を通じて総合エネルギー市場が形成される局面にある。一方で、主力のLPガス市場は成熟期にあり、人口減少下で飛躍的な市場拡大を見込みにくい。灯油やガソリンなど石油製品需要も減少傾向にある。加えて、エネルギー選択自由度の拡大や料金抑制圧力により、同業者間の顧客獲得競争は激化する。外部環境では、CO2削減要請、自然災害の激甚化、資源価格高騰、国際需給構造の変化、少子高齢化、生活様式変化への対応が求められる。法規制面でも、エネルギー、電力、食品、海外事業それぞれで多岐にわたる規制が存在し、将来的な規制強化や炭素税導入は追加投資負担につながる可能性を持つ。

4. 成長戦略

成長戦略は、既存エネルギー事業の深耕と中長期ビジネスモデルの開発を軸に据える。エネルギー事業では、ユーザーアカウント拡大と生活インフラ商材の提供を通じ、新たなサービスメニューを拡充し、家計消費支出の10%を担えるエネルギーサービス事業者を目指す。カーボンニュートラルは成長機会と位置付け、グループシナジーを活かした取り組み強化を進める。電力事業では、再生可能エネルギー電源と新たに導入した系統用蓄電池を最大限活用し、外部発電事業者との連携で新電源を開拓する。2030年の非化石比率44%を目標に掲げ、環境低負荷メニューの販売促進を通じてCO2排出量軽減を図る。投資面では2023年度より500億円の中長期投資枠を設定し、成長分野、戦略投資、既存事業の維持強化に充当する方針を示す。その他事業でも、環境配慮型リース、ECプラットフォーム、新規コンテンツ開発、スマート農業、バニラ栽培への挑戦など周辺領域を広げる。海外ではアジア太平洋地域を中心に、エネルギー分野のパートナーシップに加え、社会インフラや新技術への関与を進める。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に需要変動リスクで、灯油やLPガスは気温の影響を受けやすく、天候次第で販売が変動する。第2に調達価格リスクで、原油価格、LPガスCP、為替、卸電力市場価格の変動が売上原価を左右する。先物取引や調達先分散で軽減を図るが、完全回避は困難となる。第3に競争・規制・災害リスクで、自由化進展による価格競争、法規制違反時の事業継続支障、地震や災害による貯蔵設備や発電所の毀損が収益と財政状態に影響する可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンス重視と財務規律維持を明確に打ち出す。経営理念として正道に立ち、お客さま起点で社業を運営する方針を掲げ、内部統制、各種コンプライアンス研修、不正事例の研修映像、コンプライアンスカード常備携帯などを通じて法令遵守体制の維持を図る。財務面では、外部環境変化や需要変動に左右されない基盤確保のため、連結自己資本比率を50~55%程度に維持する方針を示す。株主還元では、2025年3月期より総還元性向50%以上を維持しつつ、累進配当を継続する基本方針へ変更する。人的資本面では、連結従業員1,776人を擁し、労使関係は円滑と記載する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VXKD | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
129.4B 12.5倍 1.3倍 0.0% 2,267.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 339.7B 309.1B 323.7B
営業利益 8.8B 12.3B 12.3B
純利益 10.5B 9.1B 7.8B
EPS 182.1 153.9 130.1
BPS 1,746.8 1,701.2 1,561.6

大株主

株主名持株比率
明治安田生命保険相互会社0.09%
田島株式会社0.08%
損害保険ジャパン株式会社0.06%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.06%
ENEOSホールディングス株式会社0.05%
みずほ信託銀行株式会社0.05%
リンナイ株式会社0.05%
橋本産業株式会社0.03%
全国ミツウロコ会持株会0.03%
株式会社パロマ0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-20株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2025-11-14ENEOSホールディングス株式会社 4.06%(1.04%)
2025-07-23株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2025-04-22株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2025-04-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2025-02-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-11-15ENEOSホールディングス株式会社 5.10%(1.24%)
2024-10-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-08-22株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-07-05株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-06-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-04-05株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-03-25株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-02-22株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-02-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2023-11-14ENEOSホールディングス株式会社 6.34%(1.78%)
2023-05-10株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2022-12-22株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2022-11-08株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2021-09-24株式会社みずほ銀行 0.05%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-19TDNetその他ミツウロコGHD株主優待制度の内容一部変更に関するお知らせ
2026-02-20EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%2,295+1.61%
2026-02-10TDNet決算ミツウロコGHD2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,380-0.80%
2026-02-10TDNet業績修正ミツウロコGHD配当予想の修正(設立100周年記念配当を含む期末配当)に関するお知らせ2,380-0.80%
2025-11-14EDINET大量保有ENEOSホールディングス株式会社大量保有 4.06%2,240-1.74%
2025-11-07TDNet配当・還元ミツウロコGHD自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ2,171-0.64%
2025-11-07TDNet決算ミツウロコGHD2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2,171-0.64%
2025-07-23EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%2,216-1.31%
2025-04-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%1,827-1.15%
2025-04-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%1,555+5.47%
2025-02-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-11-15EDINET大量保有ENEOSホールディングス株式会社大量保有 5.1%
2024-10-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-08-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-07-05EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-06-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-04-05EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-03-25EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-02-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-02-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%