Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ラピーヌ (8143)

株式会社ラピーヌは、婦人服及び服飾雑貨の企画・製造・販売を手掛ける。自社製造(富士服飾研究所)と仕入れを組み合わせ、全国の専門店・百貨店への卸売、直営店、ECサイトで展開。子会社で小売と福祉事業も運営する。「ラピーヌクオリティ」を強みに、新商品開発やWEB連携強化で競争力強化を図る。しかし、2019年2月期以降営業損失が続き、継続企業の前提に重要な疑義がある。新規顧客開拓、収益構造改善、コスト削減、デジタル戦略強化で再建を図る。 [本社]東京都千代田区 [創業]1950年 [上場]1983年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ラピーヌは、婦人服及び服飾雑貨の企画、製造、販売を主事業とする。当社と連結子会社2社(小売のベルラピカ、福祉・水耕栽培のラピーヌ夢ファーム)で構成され、グループで事業を展開。自社製造拠点である富士服飾研究所での製造、国内協力工場への委託、国内外からの仕入れを組み合わせ、全国の専門店・百貨店への卸売、直営店舗(32店)、ECサイトを通じて販売する。グループ売上・利益の大部分は婦人服事業が占める。

経営理念は「真実と信頼」、ビジョンは「ファッションとデジタルで顧客接点の拡大」。長年の「ラピーヌクオリティ」と顧客基盤がブランド価値を支え、価格・品質・機能を重視した新商品開発、実店舗とWEBチャネル連携強化で競争優位性を追求。自社製造拠点である富士服飾研究所は品質管理とコストコントロールに貢献している。

2. 沿革ハイライト

株式会社ラピーヌは1950年2月、株式会社大東として設立され、オーダーメード婦人服小売業を開始。1967年にブランドを「ラピーヌ」と定め、商号を変更した。1983年に大阪証券取引所、1990年には東京証券取引所市場第二部に上場。1992年には自社製造体制強化のため富士服飾研究所を開設した。2007年に小売子会社ベルラピカ、2012年には福祉事業子会社ラピーヌ夢ファームを設立し、事業領域を拡大。2021年に本店を東京都千代田区に移転し、2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。

3. 収益・成長戦略

コロナ禍による売上低迷を受け、当社は安定的な収益構造確立と永続的成長を目指し、中期経営ビジョン「ファッションとデジタルで顧客接点の拡大」を推進している。

主力事業では、新規顧客開拓のためデザインソース変更や販売価格見直し、店頭VP活用による未購買層へのアピールを強化。製造・仕入コントロールによる在庫リスク低減、発表型数・展開サイズの絞り込みによる低コスト生産で製造原価低減と適正粗利確保に努める。固定費用の効率的運用と低減も図る。福祉事業では生産性向上と施設利用者教育訓練を進め、収益貢献を目指す。

販売網は、全国の専門店・百貨店への卸売販売に加え、直営店舗32店を展開。EC事業は自社サイトのほか、大手百貨店ECサイトや有力ECモールを通じて販売し、新規顧客獲得に注力している。

4. 財務健全性

当社は2019年2月期以降継続して営業損失を計上しており、2025年2月期も営業損失が続く見込みである。この状況により、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在する。

2025年2月期の現金及び預金は760百万円を確保しているものの、有利子負債は1,575百万円に上るため、取引金融機関へ借入金元本の返済スケジュールに関して継続して交渉を行っている。

当該状況解消のため、以下の対応策を実行中である。卸売・小売事業では、品質維持向上、パターン・縫製仕様の合理化、お買い求めやすい価格での新作展開、未購買層へのアピール強化、在庫リスク低減、製造原価低減、固定経費の徹底的削減を進める。福祉事業では生産性向上と施設利用者教育訓練による営業利益創出を図る。資金確保のため、製造原価低減、販管費削減、金融機関との借入金返済交渉、税金・社会保険料納付猶予制度の利用を継続する。

これらの対策は実施途上であり、今後の営業損益及び財務面に及ぼす影響の程度や期間について不確実性があることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VUXZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
503M 0.5倍 196.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.0B 2.3B 3.3B
営業利益 -361M -343M -650M
純利益 -129M -322M 158M
EPS -54.7 -136.0 66.9
BPS 357.1 388.6 486.2

大株主

株主名持株比率
フリージア・マクロス株式会社0.35%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
株式会社SBI証券0.04%
技研ホールディングス株式会社0.02%
吉江 克己0.02%
GMOクリック証券株式会社0.02%
白井 貢0.01%
吉田 功0.01%
花染 忠明0.01%
ラピーヌ社員持株会0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-18フリージア・マクロス株式会社 34.61%+0.26%
2021-08-03フリージア・マクロス株式会社 34.35%+1.07%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-18EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 34.61%197
2026-03-13TDNetその他ラピーヌ主要株主、主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ205-3.41%
2026-01-14TDNet決算ラピーヌ2026年2月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)221+0.45%
2026-01-14TDNet業績修正ラピーヌ2026年2月期通期業績予想の修正に関するお知らせ221+0.45%
2025-10-14TDNet業績修正ラピーヌ2026年2月期中間期連結累計期間業績予想と実績の差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ258+1.94%
2025-10-14TDNet決算ラピーヌ2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)258+1.94%
2025-08-28TDNetその他ラピーヌ公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等に関するお知らせ313+2.24%
2025-07-15TDNet決算ラピーヌ2026年2月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)262-1.91%
2021-08-03EDINET大量保有フリージア・マクロス株式会社大量保有 34.35%