Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

中部水産株式会社 (8145)

中部水産は、卸売市場法に基づく農林水産大臣許可を得て、名古屋市中央卸売市場で水産物卸売業を営む。全国の生産者から生鮮・冷凍・加工水産物を集荷し、仲卸業者等へ販売する。冷蔵倉庫業、不動産賃貸業も手掛ける。規制と特定市場での事業許可が強固な参入障壁と競争優位性を構築。安全・安心な水産物の安定供給、適正価格形成、品質管理体制を強みとする。産地・商品開拓、新規顧客獲得、DX投資、M&Aにより収益力向上と企業体質強化を図る。 [本社]名古屋市熱田区 [創業]1946年 [上場]1984年

1. 事業概要と競争優位性

中部水産は、卸売市場法に基づく農林水産大臣許可を得て、名古屋市中央卸売市場で水産物卸売業を営む。全国の生産者から生鮮、冷凍、加工水産物を集荷し、せり売りなどの方法により仲卸業者等へ販売する。附帯事業として、水産物等を保管する冷蔵倉庫業と、マンション等不動産の賃貸を行う不動産賃貸業を展開し、収益構造の多角化を図る。関連会社の名北魚市場㈱も名古屋市中央卸売市場の分場である北部市場で同業を営む。

競争優位性及び参入障壁は、卸売市場法に基づく農林水産大臣許可による高い規制障壁と、名古屋市中央卸売市場での事業展開による地理的優位性、既存のネットワーク効果にある。長年の事業活動で培われた、安全・安心で良質な水産物の安定供給能力、適正な価格形成機能、効率的な物流機能、的確な情報提供能力は顧客の信頼を確立している。社内の安全安心委員会を中心とした品質管理体制も強み。冷蔵倉庫業における大規模な設備投資も参入障壁の一因となる。

2. 沿革ハイライト

1946年2月、中部水産株式会社を設立した。1951年9月、農林省許可の名古屋市中央卸売市場卸売人となり事業基盤を確立。1970年8月、市場冷蔵工場を建設し冷蔵倉庫業務を開始、事業領域を拡大した。1984年11月、名古屋証券取引所市場第二部に上場し社会的信用を高めた。2006年9月、マンション建設により不動産賃貸業務を開始し収益源を多様化。2021年2月、MKフード株式会社の全株式を取得し完全子会社化、M&Aによる事業拡大を実行した。2022年4月、名古屋証券取引所の市場区分見直しに伴い、メイン市場へ移行した。

3. 収益・成長戦略

少子高齢化や人口減少、消費者の食生活・購買行動の変化、市場外流通との競合激化、気候変動による漁獲量減少、漁獲規制強化といった厳しい経営環境に直面する中で、持続的な成長を目指す。

収益力向上のため、主力事業である水産物卸売部門では、産地・商品開拓を強化し、集荷対策に注力する。消費者ニーズを的確に捉え、生産者や仲卸業者等との情報共有を深め、スピーディーな企画提案と営業推進室との連携により販売拡大を図る。冷蔵倉庫部門では、営業強化と新規顧客開拓により保管貨物の入出庫を増やし、事業拡大と収益確保を目指す。

企業体質強化のため、業務効率化のためのDX投資や人材育成のための研修投資を継続的に実施する。卸売市場の活性化と新規取引先の獲得につながる体制構築も成長戦略の一環。M&A戦略として、2021年にはMKフード株式会社を完全子会社化しており、今後も事業拡大の手段として活用する可能性がある。

直近の業績では、売上高36,760,920千円、営業利益330,176千円、当期純利益330,442千円を計上した。前事業年度と比較して、売上高は増加、営業利益は減少、当期純利益は増加している。

4. 財務健全性

財務健全性は極めて高い水準にある。直近の総資産16,021,453千円に対し、純資産は13,239,874千円であり、自己資本比率は約82.6%に達する。有利子負債は0円の無借金経営を維持している。現金及び現金同等物は5,120,501千円と潤沢に保有し、BPSは8,085.66円と着実に増加している。

過去には架空循環取引が発覚し、財務報告に係る内部統制に開示すべき重要な不備があったが、再発防止策を策定し是正。当事業年度末日には財務報告に係る内部統制が有効である旨を開示し、財務報告の信頼性向上への取り組みを示している。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W7YH | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 37.4B 37.4B 35.8B
営業利益 450M 446M 355M
純利益 440M 440M 340M
EPS 268.7 268.9 207.6
BPS 9,054.0

大株主

株主名持株比率
㈱ニッスイ0.15%
㈱極洋0.07%
マルハニチロ㈱0.05%
㈱あいち銀行0.05%
㈱名古屋銀行0.04%
中央魚類㈱0.03%
服部貴男0.03%
THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.02%
㈱北陸銀行0.02%
㈱大水0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-12-02株式会社ニッスイ 12.43
2022-06-10日本水産株式会社 12.43
2022-06-10日本水産株式会社 11.26
2022-06-10日本水産株式会社 6.94
2022-06-10日本水産株式会社 6.94

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-09TDNet株主代表訴訟に関する訴訟告知書の受領について
2025-07-18TDNet株主代表訴訟に関する訴訟告知書の受領について
2025-05-27TDNet株主提案に対する当社取締役会の意見に関するお知らせ
2022-12-02TDNetHolding change by 株式会社ニッスイ
2022-06-10TDNetHolding change by 日本水産株式会社
2022-06-10TDNetHolding change by 日本水産株式会社
2022-06-10TDNetHolding change by 日本水産株式会社
2022-06-10TDNetHolding change by 日本水産株式会社