Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社モスフードサービス (8153)

モスバーガーを中核に、国内外でフランチャイズ方式の飲食店を展開する外食チェーン。国内は1,321店舗、海外は422店舗を擁し、食材製造、農業、衛生検査、加盟店向け金融・保険・レンタルまで周辺機能を内製化する。HACCPの考え方とISO22000準拠の独自基準で食品安全を管理し、ブランド維持とFC運営を支える。新たにECや他社販路も開拓する。[本社]東京都品川区 [創業]1972年 [上場]1991年

1. 事業概要

株式会社モスフードサービスグループは、主にフランチャイズシステムによる飲食店展開を中核事業とする。事業セグメントは、国内で「モスバーガー」等の商標を用いる国内モスバーガー事業、海外で同ブランドを展開する海外事業、「マザーリーフ」「あえん」「モスプレミアム」等を展開するその他飲食事業、ならびに飲食事業を支援するその他の事業で構成する。主力商品はハンバーガー、ライスバーガー、モスチキン、スープ、ドリンクで、パティ、バンズ、ポテトなどの食材や包装資材も取り扱う。加えて、紅梅食品工業、タミー食品工業による食品製造、モスファーム各社によるトマトやレタスのアグリ事業、エム・エイチ・エスによる食品衛生検査、モスクレジットによる加盟店向け金銭貸付、保険代理、POSレジスターや看板のレンタルも展開し、チェーン運営を多面的に支える。

2. 競争優位性

同社の競争優位性は、ブランド、FC基盤、サプライチェーン管理、食品安全管理の複合体にある。主力の国内モスバーガー事業は国内1,321店舗を有し、地域密着を重視するFC力の発揮を中期方針に掲げる。加盟店向けに事業資金貸付、保険代理、POSや看板のレンタルを提供する体制は、FC運営の継続性と本部統制を高める要素となる。食品面では、HACCPの考え方を取り入れ、ISO22000に準拠した独自の「モス食品安全基準」を構築し、産地選定、製造工場の選定・管理、物流管理、トレーサビリティ管理、店舗衛生管理、店舗設計、商品開発までサプライチェーン全体をマネジメントする。年2回の店舗衛生監査、毎週開催の食品安全会議、基準の毎年見直しも実施する。重大リスクの説明でも、重点的なリスク対策により「食の安全・安心ブランド」を確立し、競争優位性を確保し得ると明記する。加えて、価格帯のグラデーション化によりレギュラー、プレミアム、超プレミアムを揃え、幅広い顧客層の獲得を進める商品政策も差別化要素となる。

3. 市場環境

有価証券報告書では、個人消費の持ち直しとインバウンド需要の拡大を背景に、国内の外食需要は回復基調と記載する。一方で、原材料やエネルギー価格の高止まり、不安定な国際情勢、為替変動による調達費用上昇など、先行き不透明な環境が続く。外食業界においては、消費の二極化への対応が重要課題となっており、同社は価格帯の多層化で対応する。海外ではアジアを中心とした6つの国と地域で展開し、政情、経済、法規制、パートナーに関するカントリーリスクを抱える。規制面では、食品衛生法をはじめ環境関連、設備関連、労働関連など多様な法規制の変更・強化がリスクとして挙がる。提示テキスト内では国内ハンバーガーチェーン市場における具体的シェアや競合比較の数値は確認できない。

4. 成長戦略

同社は2025~2027年度の新たな3カ年中期経営計画を策定し、中長期のありたい姿として「『心のやすらぎ』『ほのぼのとした暖かさ』を、世界の人々に」を実現し、世界が注目する外食のアジアオンリーワン企業になることを掲げる。2027年度のKPIは、売上高1,080億円、営業利益63億円、親会社株主に帰属する当期純利益38億円、営業利益率5.8%、ROE6.6%とする。国内モスバーガー事業では、既存店の基盤強化を軸に、特別体験と日常使いのハイブリッドを進めるマーケティング、顧客接点起点のアプリ導入などのDX投資、モスの価値を体現する商品導入、地域密着のFC力発揮を進める。将来に向けた拠点確保や店舗価値向上も掲げる。マーチャンダイジング事業では、ECビジネスの確立、他社の仕組みを活用した新チャネル開拓、販路拡大を進める。実際に公式オンラインショップで海外料理をヒントにしたモスライスバーガー新商品を発売し、他社販売チャネルへの監修商品展開にも挑戦する。海外事業では、構造改革継続と収益力改善を方針とし、不採算店舗閉店、既存店改装、管理コスト抑制、ブランド強化、店舗利益パッケージ確立、グローバルで最適な食材供給ネットワーク構築、日本との合同調達によるグローバルSCM構築を進める。全社横断では、投資・撤退基準を再整備し、成長性や収益性に基づく集中投資に加え、M&Aや事業提携による成長も明示する。

5. リスク

主要リスクとして、食品事故、店舗マネジメント、人事労務、法令違反、サプライチェーン、情報セキュリティ、海外事業、FC、環境、感染症などを列挙する。とくに重大リスクは食品事故、店舗マネジメント、人事労務とする。食品事故は危険異物混入や食中毒、工場事故による供給停止が業績とブランドに影響する。店舗マネジメントでは設備事故、個人情報漏えい、自然災害、法令違反が営業継続を脅かす。人事労務では法令違反、ハラスメント、人手不足が人材流出や生産性低下につながる。加えて、原材料高騰、欠品、サイバー攻撃、海外の政情・法規制変化も無視できない。

6. ガバナンス

リスクマネジメント体制は、取締役会を中核に、経営会議傘下の管理部門確認会、スクリーニング会議、リスク・コンプライアンス委員会、内部統制委員会、内部監査部門が連携する構造を採る。重要な投融資や新規事業投資では、資本・リスク・収益のバランスを事前分析し、投資額、回収期間、想定リスク、対処方法を付議書に明記する。リスク・コンプライアンス委員会は取締役社長を最高責任者とし、主要リスク主管部門長や子会社社長が参加する。内部監査部門は取締役社長直轄の独立部門として機能し、監査役も各委員会に出席する。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W05O | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
114.6B 30.7倍 1.9倍 0.9% 3,580.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 110.0B 102.8B 102.0B
営業利益 5.8B 6.6B 6.2B
純利益 3.6B 4.6B 4.2B
EPS 116.7 148.7 136.1
BPS 1,914.3

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.12%
紅梅食品工業株式会社0.04%
株式会社ダスキン0.04%
株式会社ニットー0.04%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.04%
山崎製パン株式会社0.02%
株式会社日本カストディ銀行0.02%
STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
モスフードサービス協力会社持株会0.01%
五十嵐冷蔵株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-10-17株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 2.87
2022-09-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.1
2021-10-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.72
2021-10-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.22
2021-05-21野村證券株式会社 2.81
2021-05-12野村證券株式会社 5.09
2021-04-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.13
2021-04-07野村證券株式会社 5.14

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-30TDNet「内部統制システムの整備に関する基本方針」一部改定に関するお知らせ
2026-01-26TDNet完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ
2022-10-17TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2022-09-20TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2021-10-18TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2021-10-04TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2021-05-21TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2021-05-12TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2021-04-19TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2021-04-07TDNetHolding change by 野村證券株式会社