Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

三益半導体工業株式会社 (8155)

半導体材料加工を中核に、精密機器販売と自動化装置開発を組み合わせる。主力はシリコンウエハーのプライムウエハー、再生ウエハー加工で、得意とする大口径加工技術、高精度化、自動化研究が競争力の源泉となる。半導体事業部への大型設備投資で能力増強を進め、AI普及や脱炭素を背景とする需要拡大を取り込む方針を示す。一方、信越化学工業グループ向け依存は高い。[本社]群馬県高崎市 [創業]1969年 [上場]1986年

1. 事業概要

三益半導体工業は、半導体材料の加工、精密機器の販売、自動化装置の設計・製作・販売を展開する。事業は半導体事業部、産商事業部、エンジニアリング事業部の3部門で構成する。半導体事業部はシリコンウエハーのプライムウエハー、再生ウエハーなどを扱い、主力の半導体材料加工事業を担う。産商事業部は計測器、試験機その他精密機器を販売する。エンジニアリング事業部は半導体材料加工装置、ロボットシステムなど各種自動化装置を設計・製作・販売する。主要得意先は信越半導体で、半導体事業部におけるプライムウエハー加工を同社から受注する。3事業部がいずれも半導体産業に深く関わりつつ三位一体で連携する体制を採る。

2. 競争優位性

競争力の中核は、主力の半導体材料加工事業に蓄積した先端加工技術にある。会社方針として高品質・低コストの実現を掲げ、半導体事業部では得意とする大口径加工技術を軸に、より高精度かつ生産性の高い加工プロセスの確立を進める。研究開発面でも、シリコンウエハー研磨加工における平坦度と清浄度の一層の精度向上、大口径ウエハーの量産化に対応する加工技術、加工自動化システムの開発に取り組む。エンジニアリング事業部は半導体関連自動化装置の開発・改良を担い、スピンプロセッサなどの自社開発製品を持つほか、半導体事業部で使用する製造装置の開発を通じて加工事業の競争力強化に寄与する。加工、商社機能、装置開発を社内で連携させる構造は、QCDSの改善とユーザーニーズへの機敏な対応につながる。市場シェアや特許件数、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

主な需要先は半導体業界で、需給変動や市況変化が激しい市場に属する。産商事業部とエンジニアリング事業部の主な販売先も半導体業界にあり、同業界の設備投資動向の影響を受ける構造を持つ。一方で会社は、中長期的にはAIの普及や脱炭素社会への取り組みを背景にデバイス需要の増加を見込む。外部環境としては、世界的な金融引締めや中国経済停滞による海外経済の下振れ懸念を挙げる。こうした循環性の高い市場に対し、同社は景気循環に左右されない強い事業体の構築を目指す。規制や許認可が参入障壁として機能する旨の記載は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

中長期戦略では、主力の半導体材料加工事業に経営資源を選択的かつ効果的に投下する方針を示す。半導体事業部では、大口径加工技術を軸に高精度化と生産性向上を進め、需要拡大に合わせた生産能力の増強を推進し、QCDSにおける競争力向上を図る。実際に当事業年度は、上郊工場の生産設備改善と新工場棟建設にかかる支払いを実施し、設備投資の大半を半導体事業部に振り向ける。産商事業部では、半導体関連産業の技術動向を迅速に把握し、ユーザーニーズを先取りしたタイムリーかつ機敏な営業活動を展開するほか、半導体関連以外の産業分野にも積極営業を進め、安定的な事業基盤の確立を目指す。エンジニアリング事業部では、開発部門としての役割に特化しつつ他事業部との連携を強化し、スピンプロセッサなど自社開発製品の拡販と、半導体事業部向け製造装置開発を推進する。M&A戦略や中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

第1に、半導体事業部の加工能力増強には多額の設備投資が必要で、減価償却費の増大が業績に影響する。第2に、信越化学工業および信越半導体への依存度が高く、両社グループの販売や設備投資動向が経営成績に影響する可能性を持つ。第3に、半導体市況の変動、需給変化によるウエハー販売量の減少や販売価格の低下、さらに自然災害、事故災害、感染症による生産中断やサプライチェーン停滞が業績に大きな影響を及ぼす可能性を持つ。

6. ガバナンス

経営の基本方針として、3事業部が三位一体で連携し、安全を第一とし、公正な企業活動を行い、業績向上と企業価値向上を図る。安全性向上と環境保全に努め、安定操業の継続を実現する方針を示し、サステナビリティへの取り組みを全社的に推進する。人的基盤では、2024年5月末時点の従業員数は1,186人で、半導体事業部に人員が集中する。労働組合は2011年1月に結成され、労使関係に特記すべき事項はない。株主還元方針、取締役会構成、社外取締役比率などの詳細なガバナンス情報は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100UAL3 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
131.0B 30.6倍 1.5倍 0.9% 3,690.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 89.1B 69.2B 42.9B
営業利益 10.3B 9.8B 7.1B
純利益 7.1B
EPS 222.5
BPS 2,539.8

大株主

株主名持株比率
信越化学工業株式会社0.43%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.08%
中 澤 正 幸0.06%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.05%
野村證券株式会社自己振替口0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
株式会社群馬銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
ビ-エヌワイエム エスエ-エヌブイ ビ-エヌワイエム ジ-シ-エム クライアント アカウンツ エム エルエスシ-ビ- ア-ルデイ (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
ビ-エヌワイエム アズ エ-ジ-テイ クライアンツ 10 パ-セント (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
ジエイピ- ジエイピ-エムエスイ- ルクス ノムラ インタ-ナシヨナル ピ-エルシ- 1 エク コル (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-08-22野村證券株式会社 1.97
2024-08-22みずほ証券株式会社 0.01
2024-08-09信越化学工業株式会社 79.97
2024-08-07野村證券株式会社 8.5
2024-08-07みずほ証券株式会社 0.04
2024-08-06中澤 正幸
2024-07-22野村證券株式会社 8.81
2024-06-21野村證券株式会社 6.0
2024-05-21野村證券株式会社 5.53
2024-03-07アセットマネジメントOne株式会社 0.04
2023-11-21シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 4.4
2023-04-20シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 5.41
2022-12-22アセットマネジメントOne株式会社 0.05
2022-12-21シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 6.02
2022-12-07アセットマネジメントOne株式会社 0.05
2022-04-21シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 5.1
2021-11-04信越化学工業株式会社 39.7

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-08-22TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-08-22TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2024-08-09TDNetHolding change by 信越化学工業株式会社
2024-08-07TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-08-07TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2024-08-06TDNetHolding change by 中澤 正幸
2024-07-22TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-06-21TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-05-21TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-03-07TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2023-11-21TDNetHolding change by シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
2023-04-20TDNetHolding change by シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
2022-12-22TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2022-12-21TDNetHolding change by シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
2022-12-07TDNetHolding change by アセットマネジメントOne株式会社
2022-04-21TDNetHolding change by シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
2021-11-04TDNetHolding change by 信越化学工業株式会社