Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社しまむら (8227)

衣料品を主とするソフトグッズ販売のチェーンストア群を展開。「ファッションセンターしまむら」を中核に、アベイル、バースデイ、シャンブル、ディバロ、台湾の思夢樂を運営する。良質低価と幅広い品揃えを軸に、物流・情報システムの統合、ECモール化、都市部出店、既存店改装で商圏シェア拡大を進める。[本社]埼玉県さいたま市北区 [創業]1953年 [上場]1988年

1. 事業概要

株式会社しまむらグループは、当社と子会社1社で構成し、衣料品を主としたソフトグッズの販売を行うチェーンストア群を展開する。中核は「ファッションセンターしまむら」で、20代から60代の女性とその家族を対象に、トレンドファッションから実用衣料、寝具、インテリアまで扱う総合衣料品店として運営する。加えて、ヤングカジュアル専門店「アベイル」、ベビー・子供用品専門店「バースデイ」、雑貨と婦人ファッションの専門店「シャンブル」、靴を含むファッショングッズ専門店「ディバロ」を展開する。海外では台湾子会社の思夢樂股份有限公司が、しまむら事業と同様の衣料品販売を行う。オンラインストアも展開し、2025年度下期には各事業で独立していたオンラインストアを統合してモール化する方針を掲げる。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長年にわたり構築してきた物流・情報システムと多業態運営にある。経営指標として営業利益率10%を意識し、その実現に向けてグループ全体を統合した物流システム、情報システムを基本に調達・運営・組織の高度化を進める方針を明示する。沿革では、1975年に社内電算化を自社開発で開始し、1981年に全店舗オンライン化とPOSシステムによる単品管理を導入し、1984年以降は物流センター整備と夜間定時配送、1999年には総合物流システム稼働へと発展させてきた経緯を確認できる。こうした蓄積は運営効率と商品供給の安定性に資する。事業面では、総合衣料、ヤング、ベビー・子供、雑貨、靴と複数業態を持ち、家族需要やライフステージ需要を広く取り込む構造を持つ。バースデイでは「ベビー・子供用品の総合専門店」として国内No.1を目指す方針を掲げており、同分野での専門性強化を進める。商品面ではPBのヒット商品開発、自社ブランドやJBのブラッシュアップ、オリジナル商品の拡大を進め、価格と価値の両立を図る。

3. 市場環境

小売業を取り巻く環境として、賃金上昇を背景に消費者の値上げ許容度が高まる一方、生活必需品への節約志向は依然として強く、価値と価格のバランスが取れた商品施策の重要性が高まると会社は認識する。また、サプライチェーンにおける環境や人権問題への社会的意識の高まりを受け、サステナブル商品の需要増加を見込む。販売面では、実店舗とECを融合したオムニチャネル施策の加速を想定する。外部環境リスクとしては、異常気象、自然災害、人口減少・少子高齢化、地政学要因、原材料高、円安、サイバー攻撃などを挙げる。競争環境や具体的な市場シェア数値については、提示テキスト内では限定的にあり、詳細な業界内ポジションの定量比較までは確認できない。

4. 成長戦略

長期経営計画2030では、長期ビジョンのテーマを「日々の暮らしにワクワクを」とし、既存店事業の伸長と積極的な出店を通じて商圏シェア拡大を目指す。成長戦略として、事業ポートフォリオの再構築、既存店売上の伸長、新規出店の強化、既存店改装の推進、EC事業の拡大、新たな海外展開を含む新規事業の研究を掲げる。基盤面では、労働力不足対応、人事労務制度見直し、教育体系改善、デジタル化推進、物流網再構築、新規商品センターおよびECセンター設置を進める。2030年2月期の目標は売上高8,000億円以上、営業利益率10%、ROE9.0%以上とする。中期経営計画2027では、2027年2月期に売上高7,250億円、営業利益率9.2%を目標とする。事業別には、しまむらでPBヒット商品開発、高品質商品の拡大、EC連動強化を進め、2025年度末1,424店舗を予定する。アベイルはインフルエンサー企画拡大と機能性商品の開発で325店舗、バースデイは国内No.1を目指し342店舗、シャンブルは127店舗、ディバロはオンラインストア開設を含め21店舗、台湾の思夢樂は台北市ファッションエリアへの出店や自社EC導入を進め45店舗を予定する。ECでは全事業横断のモール化と、店舗で全事業の商品を見て触ってから購入できるサービス導入を計画する。

5. リスク

主なリスクは3群に整理される。第1に外部環境リスクで、異常気象、自然災害、地政学リスク、原材料価格高騰、為替変動、サイバー攻撃が含まれる。第2に事業活動リスクで、新規出店不足、既存店減少、仕入原価上昇、市場ニーズ変化への対応遅れ、品質低下、商品センターのキャパシティオーバー、配送コスト上昇、労働生産性低下が挙がる。第3に経営基盤リスクで、事業戦略転換の遅れ、人手不足、人材不足、後継者育成、ESG対応、システム基盤老朽化などが含まれる。会社は生産国やサプライヤーの多様化、DX推進、BCP見直し、顧客管理システムやSNS分析ツール活用などで対応を図る。

6. ガバナンス

リスク管理体制は、取締役会がリスク管理規程と基本方針を決定し、年1回以上運用状況を評価する枠組みを採る。執行役員は担当部署のリスク対策立案と管理体制の整備・運用を担い、取締役会およびグループ経営会議へ報告する。広報室はリスクの把握、分類、分析を行い、対策を取りまとめて取締役会へ報告する。ESG面では、プラスチックごみ削減、サステナブル商品の開発、サプライチェーンにおける環境・人権配慮、ダイバーシティ推進、ガバナンス体制強化を進める方針を示す。株主還元については、長期経営計画2030で長期的・安定的な株主還元と適正な規模の内部留保維持を掲げる。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VRWR | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
249.2B 5.9倍 0.5倍 0.1% 3,375.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 665.4B 635.1B 616.1B
営業利益 59.2B 55.3B 53.3B
純利益 41.9B 40.1B 38.0B
EPS 569.8 545.4 517.3
BPS 6,815.7 6,413.6 5,987.0

大株主

株主名持株比率
株式会社島村企画0.16%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
株式会社島村興産0.09%
株式会社クリエイティブライフ0.06%
株式会社埼玉りそな銀行0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
JP MORGAN CHASE BANK 380055(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
藤原 秀次郎0.02%
JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
島村 裕之0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-06りそなアセットマネジメント株式会社 1.63%(4.39%)
2021-06-04ブラックロック・ジャパン株式会社 1.86%(3.21%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16TDNetその他しまむら譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ3,481+0.89%
2026-02-06EDINET大量保有りそなアセットマネジメント株式会社大量保有 1.63%10,715+0.98%
2026-01-27TDNet配当・還元しまむら自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による 自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ10,520-0.81%
2026-01-26TDNetその他しまむら自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ10,620-0.94%
2026-01-26TDNet人事しまむら執行役員の異動に関するお知らせ10,620-0.94%
2025-12-22TDNet決算しまむら2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)10,550-5.67%
2025-12-22TDNet資本政策しまむら株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更、株主優待制度に関するお知らせ10,550-5.67%
2025-09-29TDNet決算しまむら2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)10,925-9.48%
2021-06-04EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 1.86%