Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社松屋 (8237)

銀座・浅草に密着した都市型百貨店を中核に、飲食、ビル総合サービス・広告、不動産賃貸、EC連携を展開する。主力は松屋とMATSUYA GINZA.comによる百貨店業で、経営計画ではmatsuyaginza.comとの連携強化を軸にオムニチャネルを推進。銀座集中投資、地域共創、世界向けプレゼンス強化を掲げ、店舗・システム・不動産・人材投資で基盤強化を進める。[本社]東京都中央区 [創業]1869年 [上場]1961年

1. 事業概要

株式会社松屋グループは、百貨店業を中核に、飲食業、ビル総合サービス及び広告業、その他事業を展開する。百貨店業は株式会社松屋と連結子会社株式会社MATSUYA GINZA.comが担う主力事業で、銀座・浅草に密着した都市型百貨店として位置付ける。飲食業は株式会社アターブル松屋が飲食業及び結婚式場の経営等を行う。ビル総合サービス及び広告業は株式会社シービーケーが警備、清掃、設備保守・工事、建築内装工事、装飾、宣伝広告業等を担う。その他では、株式会社東栄商会による用度品・事務用品納入やキャラクターショップ運営、株式会社スキャンデックスによる輸入商品の販売、株式会社松屋友の会による商品販売の取次ぎ、株式会社エムジー商品試験センターによる商品検査受託、株式会社銀座インズ及び株式会社銀座五丁目管財による不動産賃貸を展開する。持分法適用関連会社として株式会社ギンザコアの不動産賃貸業、株式会社ライツ・アンド・ブランズのライセンス管理業も有する。

2. 競争優位性

提示テキスト内で特許、独自技術、圧倒的市場シェアの数値は確認できない。一方、競争優位の源泉としては、銀座・浅草に密着した都市型百貨店という立地特性と、百貨店を核に周辺機能をグループ内に抱える事業構造が挙げられる。会社は自らを「銀座・浅草に密着した都市型百貨店、東京の地方百貨店として、唯一無二の社会的な価値を創造」する存在と位置付ける。加えて、MATSUYA GINZA.comとの連携強化を明示し、リアル店舗とデジタル接点を組み合わせたオムニチャネル実現に向けたプラットフォーム構築を進める点は、顧客接点の多層化とLTV拡大に資する。さらに、警備、清掃、設備保守、内装、広告、商品検査、不動産賃貸、友の会、輸入商品販売までをグループ内に持つため、百貨店運営を支える周辺機能の内製化・近接化による運営ノウハウ蓄積とシナジーが見込まれる。シービーケーについても、松屋グループのシナジーを活かした営業力強化を掲げる。

3. 市場環境

会社は、国内では大幅な賃上げ等を背景に緩やかな経済回復への期待感がある一方、海外の地政学リスクに起因する供給不足や価格上昇により消費マインドが懸念され、世界的な景気変動局面が続くとみる。百貨店業と飲食業は、国内外の景気動向、消費動向、株式相場、人件費・物価上昇の影響を受ける。特に同社はインバウンド売上の比重が高く、戦争や政治的対立等による国際秩序の変調、サプライチェーン分断、訪日需要の減少・喪失が業績に影響し得る。加えて、eコマース市場の拡大やデジタル技術を活用した販売手法の広がりは、店舗販売主力の百貨店業にとって構造変化要因となる。法規制面では、消費者契約法、製造物責任法、景品表示法、独占禁止法、大規模小売店舗立地法、消防法、環境・リサイクル関連法、労働関連法、会社法、金融商品取引法などの規制下で事業運営する。

4. 成長戦略

中長期戦略は「経営計画『Global Destination』となることを目指して」に集約する。従来の3年ごとの中期経営計画を廃止し、2050年度までの長期視点で単年度目標を着実に達成しながら成長を目指す構えを採る。2030年度までを二段階で設計し、2025年度から2027年度の第1フェーズでは「matsuyaginza.com」との連携強化によるオムニチャネル戦略を推進し、国内外顧客への利便性と感動体験の向上を狙う。同時に、店舗・システム・不動産・人材への投資を実行し、事業基盤の強化を図る。2028年度から2030年度の第2フェーズでは、第1フェーズで構築した基盤をもとに投資効果の最大化と持続的成長を目指す。戦略の方向性として、銀座への「銀座集中投資」、日本各地での「地域共創事業を通じた輪の拡大」、世界に向けた「プレゼンス強化」の3本柱を掲げる。設備投資では当連結会計年度に百貨店業中心で投資を実施し、百貨店業では銀座の土地建物取得等を行う。経営指標としては、2027年度の連結営業利益計画を5,500百万円、2030年度の連結営業利益目標を8,000~8,500百万円と定める。

5. リスク

第1に、インバウンド依存に伴う国際情勢リスクを抱える。戦争や政治的対立、サプライチェーン分断、訪日需要減少が百貨店売上に影響し得る。第2に、デジタル化対応の遅延リスクを抱える。eコマース拡大や購買行動の多様化に対し、対応が遅れた場合は売上に影響し得る。第3に、自然災害、感染症、商品取引、情報セキュリティ、法令遵守、個人情報保護などオペレーション起因のリスクを抱える。特に首都圏立地のため、大規模災害時の影響は大きい可能性がある。

6. ガバナンス

経営の基本方針は「顧客第一主義」「共存共栄」「人間尊重」「堅実経営」「創意工夫」とし、とりわけ顧客第一主義を中心に据える。サステナビリティを経営の根幹と捉え、重要な取組み課題としてマテリアリティを特定し、人的資本経営にも取り組む。気候対応では省エネルギー対策、照明機器のLED化、再生可能エネルギー利用、TCFD提言に沿った情報開示を進める。危機管理面では危機管理委員会を設置し、事業継続計画、マニュアル整備、訓練を実施する。従業員は連結862名、提出会社543名を擁し、女性管理職比率向上に向けた行動計画も進める。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VU7F | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
75.3B 62.5倍 2.7倍 0.8% 1,413.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 45.7B 45.0B 48.1B
営業利益 2.6B 2.0B 4.5B
純利益 2.2B 1.2B 2.4B
EPS 41.9 22.6 44.9
BPS 525.0 532.7

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.09%
松屋取引先持株会0.05%
㈱三菱UFJ銀行0.05%
東武鉄道㈱0.05%
東武シェアードサービス㈱0.04%
㈱みずほ銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)0.04%
大成建設㈱0.04%
東京海上日動火災保険㈱0.03%
松岡地所㈱0.03%
㈱オンワードホールディングス0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-07野村證券株式会社 5.03
2026-03-30株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 8.4
2026-03-23野村證券株式会社 5.23
2025-11-10株式会社みずほ銀行 0.04
2025-09-22株式会社みずほ銀行 0.04
2025-08-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 8.74
2025-07-07株式会社みずほ銀行 0.04
2025-06-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 9.78
2025-04-22株式会社みずほ銀行 0.04
2025-04-07株式会社みずほ銀行 0.04
2024-07-23株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 11.04
2024-04-22株式会社みずほ銀行 0.04
2024-03-25株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 10.89
2024-03-25株式会社みずほ銀行 0.04
2023-10-20株式会社みずほ銀行 0.04
2023-09-25株式会社みずほ銀行 0.04
2022-04-27國分 勘兵衛 5.37
2022-04-27松屋取引先持株会 理事長 黒川光博
2021-10-07野村證券株式会社 4.25
2021-07-26野村證券株式会社 5.31

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-28TDNet役員等の異動に関するお知らせ
2026-04-07TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-04-01TDNet2026年3月売上速報
2026-03-30TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
2026-03-23TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-03-11TDNet2026年2月売上報告
2026-03-02TDNet2026年2月売上速報
2026-02-16TDNet取締役の辞任並びに取締役等の業務委嘱の変更・異動および人事異動(部長級)に関するお知らせ
2026-02-09TDNet2026年1月売上報告
2026-02-02TDNet2026年1月売上速報
2026-01-08TDNet2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-08TDNet2025年12月売上報告
2026-01-08TDNetearnings: 2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-05TDNet2025年12月売上速報
2025-12-10TDNetbuyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による
2025-12-10TDNet自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく
2025-12-08TDNet2025年11月売上報告
2025-12-01TDNet2025年11月売上速報
2025-11-10TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行
2025-11-10TDNet2025年10月売上報告