Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社大和 (8247)

石川・富山で百貨店2店舗を運営し、友の会、印刷、出版、飲食、ホテル、人材サービスなどを併営する地域密着型グループ。中核の百貨店業では、地域で同社にしかできない品揃えと企画を掲げ、美術催事、人気アニメ催事、食品物産催事、POPUPストアで差別化を推進。友の会や外商、カード施策、EC強化、福井県へのエリア拡大も進める。[本社]石川県金沢市 [創業]1923年 [上場]1949年

1. 事業概要

株式会社大和は、百貨店業を中核とする企業グループを構成し、2025年2月28日現在で当社、連結子会社7社、持分法適用関連会社1社を擁する。主力の百貨店業は金沢市と富山市で2店舗を運営し、連結子会社の大和カーネーションサークルが百貨店の友の会運営を担う。その他事業には、大和印刷社、勁草書房、レストランダイワ、大和マネージメントサービス、金沢ニューグランドホテル、プロパティマネジメント片町が位置付く。設備投資では、百貨店業で「ライフスタイル・ソリューション型百貨店」づくりを掲げ、新しい「商品と企画」の開発を機軸に売場改装や附属設備改修を進める。連結従業員数は682人で、百貨店業402人、ホテル業87人、出版業33人、飲食業28人、印刷業35人、その他事業97人となる。その他事業に含まれる人材サービス業は業容拡大に伴い採用を増やしている。

2. 競争優位性

競争優位の源泉は、石川・富山地区に根差した地域密着性と、地域では同社にしかできない品揃えと企画を前面に出す営業方針にある。経営方針では、石川・富山地区で同社にしかできない商品の品揃えと魅力ある営業企画の推進を明示し、対処課題でも「大和でしか販売できない商品・ブランドの導入」「流行・旬・話題商品の早期展開」を掲げる。具体策として、人気作家美術催事、人気アニメ催事、POPUPストア、食品物産催事を展開し、文化性の高い美術催事や本物志向の商品開発を進める。重点顧客層の深掘りではダイワプライマリーカードゴールドを活用し、外商を中心に福井県へのエリア拡大も図る。友の会運営、外商、カード施策を組み合わせた顧客基盤の深耕は、来店頻度や継続利用を高める仕組みとして機能する可能性を持つ。もっとも、特許、独自技術、国内外シェア、強いネットワーク効果に関する定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

百貨店業界は、大都市圏ではインバウンド需要拡大や富裕層消費の活発化で好調に推移する一方、地方都市ではその恩恵を実感しにくい状況に置かれる。同社を取り巻く環境としては、北陸新幹線延伸効果による交流人口増加や実質賃金改善への期待がある半面、大都市圏への消費流出、顧客の節約志向、エネルギー資源や物流費用の上昇が重荷となる。競争面では、業際を超えた競合他社との市場競争激化や、デジタル社会の進展に伴う顧客ニーズの多様化が進む。法規制面では、大規模小売店舗立地法、独占禁止法、食品安全管理、消費者保護、環境・リサイクル関連法令への対応が必要となる。店舗型事業のため、自然災害、事故、感染症拡大の影響も受けやすい。

4. 成長戦略

同社は2025年度の経営目標として、連結売上高165億円、連結営業利益3億2千万円を掲げる。中長期戦略では、多様化・個性化する需要を捉え、上質で専門性ある商品とデイリー商品のバランスを取った営業活動を推進し、百貨店らしい質の高い商品と魅力ある企画の提案を強化する。重点顧客層の更なる深掘りと次世代顧客の獲得に向け、新しい「商品と企画」の開発に注力し、文化性の高い美術催事や本物志向の物産催事を展開する。地域の有力企業や生産者との取り組み拡大も明示し、地域密着営業を深める。成長戦略の具体項目としては、ECビジネスにおける商品開発力と情報発信力の向上、高級家具・インテリア・建装需要の取り込み、人材派遣・販売代行業の活動領域拡大を掲げる。加えて、SNS販促等によるインバウンドへの効果的発信、デジタル化促進による効率運営、ローコスト経営の徹底を進める。M&A方針に関する記載は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクの第1は事業環境変化で、景気や消費動向、業際を超えた競争激化、新しい生活様式の定着、デジタル社会進展による顧客ニーズ多様化が業績に影響する可能性を持つ。第2は法的規制と商品取引に関するリスクで、大規模小売店舗立地法、独占禁止法、食品安全、消費者保護、環境関連法令への対応コスト増や、欠陥商品・食中毒発生時の公的規制、損害賠償、信用失墜が想定される。第3は店舗型事業特有の自然災害、事故、感染症拡大、ならびに顧客情報管理リスクで、営業継続や信用に影響を及ぼす可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、グループ各社が自立的に経営効率向上と利益創出を目指す「自主自立経営」の確立を志向しつつ、コンプライアンス徹底とサスティナビリティ経営推進を基本方針に据える。法令遵守体制として「大和コンプライアンスマニュアル」を活用し、定期的にコンプライアンス委員会を開催する。個人情報保護では「個人情報保護管理規程」などの関連規準・マニュアルを整備し、施錠管理、定期監査、自己点検を実施する。労使関係は、全大和労働組合がUAゼンセンに所属し、相互信頼にもとづき良好と記載する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VUHE | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.5B 6.4倍 0.3倍 6.0% 250.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 16.2B 16.4B 4.0B
営業利益 320M 196M 167M
純利益 220M 193M 180M
EPS 39.2 34.3
BPS 950.2

大株主

株主名持株比率
宮 二朗0.09%
倉敷紡績株式会社0.05%
東京海上日動火災保険株式会社0.05%
一般財団法人大和文化財団0.04%
河井 英夫0.03%
株式会社北陸銀行0.03%
株式会社北國銀行0.03%
清水建設株式会社0.03%
伍嶋 憲一0.03%
ダイダン株式会社0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-01-29バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド 1.91
2024-01-04バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド 5.29
2023-10-16バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド 5.03
2022-10-03バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド 3.37
2022-09-16バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド 5.06

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-13TDNet2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-13TDNetearnings: 2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-10TDNet2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-10TDNetearnings: 2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-07TDNet2026年2月期 第2四半期(中間期)及び通期業績予想の修正に関するお知らせ
2025-10-07TDNetforecast_revision: 2026年2月期 第2四半期(中間期)及び通期業績予想の修正に
2025-07-10TDNet2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-10TDNetearnings: 2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-10TDNetearnings: 2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-10TDNetdividend: 通期業績予想値と実績値との差異および剰余金の配当(無配)に関するお知らせ
2025-04-10TDNet2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-10TDNet通期業績予想値と実績値との差異および剰余金の配当(無配)に関するお知らせ
2024-01-29TDNetHolding change by バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド
2024-01-04TDNetHolding change by バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド
2023-10-16TDNetHolding change by バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド
2022-10-03TDNetHolding change by バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド
2022-09-16TDNetHolding change by バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド