Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社井筒屋 (8260)

株式会社井筒屋は、北部九州・山口地域を主要商圏とする百貨店事業を中核に、友の会事業、レストラン経営、慶弔ギフト販売・卸売等を展開。90年超の歴史で培った「店舗、顧客基盤、井筒屋ブランド、人的資本」を競争優位性とし、地域唯一の百貨店として他小売業との差別化を図る。友の会事業は顧客ロックインに寄与。中期経営計画では、百貨店らしさの追求、デジタル活用による顧客接点創造、収益基盤の多様化を成長戦略に掲げる。 [本社]福岡県北九州市 [創業]1935年 [上場]1961年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社井筒屋は、北部九州および山口地域を主要商圏とする百貨店事業を中核に展開しています。連結子会社を通じて、百貨店事業のほか、店舗内のレストラン経営、慶弔ギフトの販売・卸売、前払式商品販売の取次を行う友の会事業、店舗清掃等も手掛けています。

同社の競争優位性は、90年超の歴史で培った「店舗、顧客基盤、井筒屋ブランド、人的資本」を無形資産としています。中期経営計画では「地域唯一の百貨店」と位置付け、地域に根ざした品揃えとサービス提供により他小売業との差別化を図る方針です。友の会事業は前払式の商品販売取次を通じて顧客のロックインに寄与し、安定的な顧客基盤を形成。これらは新規参入障壁ともなっています。

2. 沿革ハイライト

1935年7月に株式会社井筒屋百貨店として設立され、翌1936年10月に現本店を開店しました。1961年12月に福岡証券取引所に上場し、その後東京証券取引所第一部へ指定替えを果たしました。多店舗展開を進めましたが、近年は一部店舗の閉店や事業規模の縮小を経験しています。2022年4月には東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行しました。

3. 収益・成長

同社は売上高営業利益率および売上高経常利益率を重要な経営指標としています。2025年2月期の実績は、売上高221億5800万円、営業利益10億4000万円(営業利益率4.7%)、経常利益7億4100万円(経常利益率3.3%)でした。

「井筒屋グループ中期3ヵ年経営計画(2025年度~2027年度)」では、創業100周年を迎える2035年に向けた資産価値向上と地域経済・社会への貢献を目指しています。最終年度である2028年2月期には、売上高227億円、営業利益11億円(営業利益率5.0%)、経常利益9億円(経常利益率3.9%)を目標としています。

成長戦略は、「百貨店らしさの追求」(MD・プロモーション・外商施策強化、店舗価値向上、顧客基盤拡大)、「デジタルを基軸とした営業施策の強化」(アプリ活用による顧客接点創造、次世代顧客獲得、ネットショッピング・SNSを通じた国内外新規顧客獲得)、「収益基盤の多様化」(グループ事業強化、新規事業検討)の3本柱。国内市場の人口減少・少子高齢化による消費量減少が見込まれる中、富裕層を中心とした高額商品の堅調な需要に対応しています。

4. 財務健全性

2025年2月期末の総資産は444億9500万円、純資産は119億2100万円、有利子負債は138億4100万円を計上しています。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが13億6900万円、投資活動によるキャッシュ・フローが4億2100万円でした。設備投資は主に本店建物の維持管理等に7億1400万円を実施しました。中期経営計画では、将来にわたる安定的な収益基盤の確立と財務体質の健全化を課題として掲げ、経営基盤強化の一環として財務・資本戦略の策定に取り組んでいます。

5. 株主還元

2025年2月期の年間配当は6.0円、2024年2月期および2023年2月期は年間配当5.0円を実施しました。

6. 注目ポイント

同社は、北部九州・山口地域における「地域唯一の百貨店」としての地位を確立し、90年超の歴史で培った「井筒屋ブランド」と強固な「顧客基盤」を競争優位性としています。人口減少が進む国内市場において、富裕層向け高額商品の堅調な需要を取り込みつつ、デジタル戦略による新たな顧客層の獲得と収益基盤の多様化が成長の鍵を握ります。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VSHZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.5B 10.9倍 0.4倍 1.5% 388.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 21.3B 21.5B 22.2B
営業利益 615M 600M 1.0B
純利益 491M 400M 999M
EPS 44.0 35.8 88.4
BPS 1,098.6 1,054.1

大株主

株主名持株比率
青柳 和洋0.12%
井筒屋共栄持株会0.09%
西日本鉄道株式会社0.09%
ガバナンス・パートナーズ投資事業有限責任組合0.08%
投資事業有限責任組合ガバナンス・パートナーズ経営者ファンド0.03%
上野投資株式会社0.02%
重田 忠久0.02%
日本証券金融株式会社0.02%
井筒屋社員持株会0.01%
上田 勝也0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-05-26ガバナンス・パートナーズ株式会社 15.44
2026-04-01ガバナンス・パートナーズ株式会社 12.47
2026-03-31青柳 和洋 9.58
2025-09-30青柳 和洋 12.52
2025-09-11ガバナンス・パートナーズ株式会社 10.65
2024-12-16青柳 和洋 11.39
2024-08-13青柳 和洋 10.32
2024-08-08青柳 和洋 8.96
2024-07-11ガバナンス・パートナーズ株式会社 10.65
2024-05-15ガバナンス・パートナーズ株式会社 10.65
2024-04-23ガバナンス・パートナーズ株式会社 9.64
2024-04-05青柳 和洋 6.6
2024-04-02青柳 和洋 7.83
2024-03-22青柳 和洋 6.6
2024-03-19青柳 和洋 5.41
2024-01-26ガバナンス・パートナーズ株式会社 8.45
2024-01-19ガバナンス・パートナーズ株式会社 7.25
2023-12-27ガバナンス・パートナーズ株式会社 6.23
2023-11-02ガバナンス・パートナーズ株式会社 5.01

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-26TDNetHolding change by ガバナンス・パートナーズ株式会社
2026-04-01TDNetHolding change by ガバナンス・パートナーズ株式会社
2026-03-31TDNetHolding change by 青柳 和洋
2026-03-24TDNet主要株主および主要株主である筆頭株主の異動(予定)に関するお知らせ
2025-10-10TDNet2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-10TDNetearnings: 2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-09-30TDNetHolding change by 青柳 和洋
2025-09-11TDNetHolding change by ガバナンス・パートナーズ株式会社
2025-09-08TDNet主要株主の異動に関するお知らせ
2025-07-10TDNet2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-10TDNetearnings: 2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-10TDNetearnings: 2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-10TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2025-04-10TDNet2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-10TDNet代表取締役の異動及び役員の異動に関するお知らせ
2025-04-10TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2025-04-10TDNet資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
2024-12-16TDNetHolding change by 青柳 和洋
2024-08-13TDNetHolding change by 青柳 和洋
2024-08-08TDNetHolding change by 青柳 和洋