Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社Olympicグループ (8289)

首都圏の1都3県を主戦場とする持株会社。食品、ディスカウント、専門店を3本柱に、小売と周辺機能をグループ内に内製化する体制を敷く。惣菜、パン、精肉、水産、物流、システム、店舗開発まで抱え、低コスト運営と商品供給の効率化を追求。ペット、DIY、自転車では専門店化を進め、独自商品やM&Aも活用して差別化と業容拡大を図る。[本社]東京都国分寺市 [創業]1973年 [上場]1988年

1. 事業概要

株式会社Olympicグループは、小売業及び小売周辺事業を展開する持株会社。グループ全体の最適な経営戦略の策定、経営資源の配置、間接業務の一括受託管理、ショッピングセンターの管理・運営を担う。事業の中核は小売で、食品・生活用品、スポーツ・レジャー用品等を販売する㈱Olympicを中心に、食品販売の㈱OSCあまいけ、㈱三浦屋、惣菜製造・卸の㈱オー・エス・シー・フーズ、パン製造・卸の㈱OSCベーカリー、精肉加工・卸の㈱OSCミート、水産品加工・卸の㈱OSCフィッシュ、酒類販売の㈱Olympicセラー、食品の商品企画・調達を担う㈱OSCトレーディングを擁する。加えて、フードコート、コーヒーショップ、ペット、動物病院、DIY、住宅設備、自転車、ゴルフ、靴、自動車用品、清掃、物流センター管理、システム開発、保険代理まで周辺機能を広く抱える。業態は食品事業、ディスカウント事業、専門店事業の3区分を基本とし、店舗改装、新規出店、業態見直しを通じて収益力と集客力の向上を図る。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、1都3県へのドミナント出店と、製造・調達・物流・販売をグループ内で連携させる運営体制にある。会社側は、購買力の高い地域に経営資源を集中し、効率的な商品供給体制を構築することで、他社と差別化できる低コストで良い商品を提供し、シェア拡大を図る方針を示す。食品分野では、製造と販売の機能と役割を明確化し、製造業務の効率性向上、仕入原価や関連コストの削減、原価率改善を進める。専門店分野では、㈱ユアペティア、㈱おうちDEPO、㈱サイクルオリンピックを中心に単独出店も進める。自転車分野では独自商品の「Root One」「FREE POWER」「ReaLine骨盤トレーニングサドル」を販売強化し、PB化・OEM化を推進して他社との差別化を強化する。ペット分野では、物販、トリミング、ペットホテル、動物病院を連携させ、総合サービス提供を志向する。ブランド面では、基本理念「正直を売る」を掲げ、「Olympicの商品だから、安心して買える、信頼できる」との評価獲得を目指す。国内シェアの具体的数値や特許保有状況は、提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

市場環境は厳しい。会社は、少子高齢化による労働力減少、人件費高騰、業種・業態の垣根を越えた顧客獲得競争の激化、顧客価値観の多様化、売場環境の急変を主要な外部要因として挙げる。小売業全体ではオーバーストア状態が続き、景気や個人消費支出の動向が業績に影響し得る。出店面では、大規模小売店舗立地法により、店舗面積1,000㎡超の新規出店や増床に規制が及ぶ可能性がある。食品分野では安全性確保が重要で、食中毒、原材料汚染、BSE、鳥インフルエンザ、産地偽装、放射能汚染に係る風評などがリスクとなる。自然災害、火災、感染症拡大も多店舗運営に影響を与える。

4. 成長戦略

成長戦略は、首都圏集中、ローコスト運営、専門店化、M&A活用の4点に整理できる。第1に、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県でのドミナント化を継続し、シェア拡大を狙う。第2に、費用対効果を重視した投資配分、経費コントロール、在庫日数短縮、ロス率改善を通じて、キャッシュ・フロー重視の運営を徹底する。第3に、食品、ディスカウント、専門店の各業態を磨き込む。食品では、㈱Olympic、㈱OSCあまいけ、㈱三浦屋の3社連携によるシナジー創出を進める。㈱OSCあまいけでは自動発注システム導入を進め、㈱三浦屋では「地方フェア」充実や病院・老健施設・保育園向け提案で新規顧客開拓を図る。専門店では、ペット総合サービス、自転車の独自商品強化、DIY店舗の職人向けサービス拡充、住宅設備のリフォーム提案を進める。第4に、持株会社制の利点を活かした有効なM&Aを活用する。実際に2023年に㈱あまいけ、2024年に㈱三浦屋を取得している。加えて、「OSC倶楽部」として会員制度を設立し、モバイルアプリによるポイント制度導入へ向けたシステム開発を開始しており、購入履歴や利用状況の分析をサービス品質向上に活用する方針を示す。経営目標として、営業収益2,000億円、営業収益経常利益率10%の実現を掲げる。

5. リスク

主要リスクは3点に集約できる。第1に、景気動向と同業他社との過当競争による収益圧迫リスク。オーバーストア状態の継続と個人消費の変動が影響する。第2に、出店規制と不動産関連リスク。大店立地法による出店条件の制約に加え、減損会計の適用資産、敷金・保証金・建設協力金の回収不能リスクを抱える。第3に、食品安全と災害・感染症リスク。食中毒や原材料問題、自然災害、火災、感染症拡大は店舗営業継続に直接影響する。加えて、借入金の金利変動も業績変動要因となる。

6. ガバナンス

経営体制は2006年9月以降の持株会社制を基盤とし、グループ全体の最適な経営戦略策定と経営資源配分を本社機能に集約する。会社組織・事業分類の再編を推進し、継続的な利益確保と運営効率化を目指す。従業員数は連結で1,503人、臨時雇用者の年間平均人員は2,583人。労働組合はオリンピック労働組合で、労使関係は円満に推移する。人的資本関連では、提出会社の管理職に占める女性労働者比率7.7%などの開示がある。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VUKF | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
10.3B 0.4倍 0.0% 439.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 91.6B 84.6B 85.9B
営業利益 51M 190M 315M
純利益 -67M -477M 108M
EPS -2.9 -20.8 4.7
BPS 1,095.1 1,122.5 1,157.4

大株主

株主名持株比率
㈱カネヨシ0.28%
Olympic取引先持株会0.09%
㈱オリンピア0.05%
㈱ミスタークリーン0.05%
㈱銀座山形屋0.04%
㈱みずほ銀行 (常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)0.04%
㈱ヘルスケア・ジャパン0.04%
㈱フジ0.03%
柚木 克也0.02%
Olympic従業員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-26株式会社カネヨシ 31.45%+4.14%
2026-01-23株式会社カネヨシ 31.45%+4.14%
2025-12-12武井 泰士 8.67%+1.01%
2022-10-26武井 泰士 7.66%+2.66%
2022-10-26木下 紀夫 0.00%(7.76%)
2022-08-22株式会社みずほ銀行 0.04%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-27TDNet人事OlympicG子会社の代表取締役の異動に関するお知らせ457+0.00%
2026-01-26EDINET大量保有株式会社カネヨシ大量保有 31.45%471-0.21%
2026-01-23EDINET大量保有株式会社カネヨシ大量保有 31.45%467+0.86%
2026-01-13TDNet決算OlympicG2026年2月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)453-1.55%
2025-12-12EDINET大量保有武井 泰士大量保有 8.67%422+8.29%
2025-11-04TDNetその他OlympicG特別利益の計上に関するお知らせ386+0.26%
2025-10-14TDNet決算OlympicG2026年2月期第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)393+1.53%
2025-10-10TDNet業績修正OlympicG2026年2月期第2四半期連結業績予想及び通期連結業績予想と配当予想の修正に関するお知らせ407-3.44%
2025-09-16TDNet人事OlympicG取締役会長の逝去および退任に関するお知らせ412+0.24%
2025-08-29TDNet特損・減損OlympicG特別損失(店舗閉鎖損失)の計上に関するお知らせ413-0.48%
2025-07-14TDNet決算OlympicG2026年2月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)416-0.72%
2022-10-26EDINET大量保有武井 泰士大量保有 7.66%
2022-10-26EDINET大量保有木下 紀夫変更
2022-08-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.04%