秋田銀行グループは、当行と連結子会社7社で構成し、銀行業務を中心にリース業務、保証業務などの金融サービスを提供する。銀行業務は本店のほか支店96か店、出張所1か店の計98か店で展開し、預金、貸出、有価証券投資、内国為替、外国為替、公共債・投資信託・保険商品の窓口販売を担う。子会社では、リースのほか、地域活性化支援、経営コンサルティング、地域商社、ファンドの組成・運営、個人ローン信用保証、クレジットサービスを展開する。金融仲介に加え、地域課題の解決を起点とする非金融サービスを組み合わせる点に特徴を持つ。個人向けにはスマートフォンで利用可能な「あきぎんアプリ」で普通預金や投資信託の口座開設機能を拡充し、対面とデジタルの両面で接点強化を進める。
競争基盤の中核は、秋田県を主な営業基盤とする地域密着の店舗網と、銀行本体に加えて複数子会社を束ねるグループ機能にある。法人営業では、担当営業店に加え本部各部署とグループ会社が協議・検討する体制を拡充し、資金供給にとどまらない経営課題解決提案を行う。地域商社「詩の国秋田株式会社」による販路拡大や高付加価値化支援、投資専門子会社「株式会社あきぎんキャピタルパートナーズ」によるファンド運営、専門部署「事業承継支援室」による事業承継・M&A支援など、地域企業の成長段階や課題に応じた機能を内製的に揃える点が参入障壁として働く。個人向けでも、対面提案の高度化とアプリ機能拡充を併用し、日常取引から資産形成までの接点を確保する。提示テキスト内では国内シェアや県内シェアの数値、特許・独自技術の記載は確認できないが、地域ネットワークと課題解決型サービスの蓄積が差別化要因となる。
経営環境として、人口減少・高齢化が地域社会と顧客基盤に大きな影響を与える構造を認識する。加えて、原材料価格の高騰、人手不足、後継者不足、脱炭素対応など、地域企業が抱える課題が多様化する。銀行業界では、営業基盤地域における他金融機関との競争に加え、規制緩和に伴う業態を超えた競争激化をリスクとして挙げる。規制面では、自己資本比率について銀行法に基づく国内基準4%以上の維持が求められ、下回った場合は業務停止を含む命令対象となる。気候変動対応も重要性を増しており、移行リスクと物理的リスクの双方を認識する。地域金融機関として秋田県経済への依存度が高く、県内景気の低迷は貸出金利息収入や与信費用に影響しうる。
2030年を展望した秋田銀行グループVISION「価値をつくる。未来へつなぐ。」を掲げ、その第2フェーズとして2025年度から3年間の中期経営計画を策定する。基本方針は、価値共創ビジネスモデルの確立、地域資源の錬磨と高付加価値化、人的資本の充実の3点で構成する。2027年度目標として、連結当期純利益80億円以上、連結ROE4.5%以上、単体OHR65%未満、連結自己資本比率11%程度、お客さまサービス等利益40億円以上、地域価値共創事業収益7億円以上、CO2排出量削減率80%削減、従業員エンゲージメントスコア58点以上、女性管理職比率18%以上を掲げる。具体施策として、地域商社による台湾向け事業に加え、グループネットワークを活用した香港向け秋田県産鶏卵の継続輸出を実現する。人手不足対応では就活サイト「キャリピタAKITA」を運営し、2024年11月からは県外在住者の県内就職を個別支援する「キャリピタAKITA+」を開始する。後継者不足対応では事業承継支援室を中心に専門コンサルティングを行い、起業支援ではスタートアップ伴走プログラム「スクラム」を推進する。脱炭素では2030年度までのサステナブルファイナンス実行額累計5,000億円を目標に掲げ、風力発電向けプロジェクトファイナンスやZEH住宅ローンを推進し、2022年度からの累計実行額は1,900億円超に達する。さらに2024年7月に「洋上風力産業支援室」を新設し、地域企業の参入支援を強化する。
主要リスクとして、信用リスクと市場リスクを特に重要視する。信用リスクでは、景気動向や融資先の業況悪化、不動産価格や株価の下落による担保価値低下に伴い、不良債権増加や貸倒引当金積み増しが発生しうる。市場リスクでは、貸出金・有価証券・預金の金利や期間のミスマッチに起因する金利変動リスク、債券・株式の価格変動リスク、外貨建資産負債の為替変動リスクを抱える。加えて、秋田県経済への依存、システム障害やサイバー攻撃、情報漏えい、気候変動、競争激化、規制変更なども業績と業務運営に影響しうる。
リスク管理面では、統合的リスク管理の枠組みの中でリスク量を計測し、自己資本の範囲内に収まるよう資本配賦制度を用いた業務運営を行う。感染症影響についてはALM委員会で信用リスクと市場リスクへの影響を検証する。経営課題として、情報開示の拡充、株主との対話強化、取締役会の実効性向上を中心とするコーポレート・ガバナンス強化を掲げる。人的資本面では、スキルマップ制度に基づく育成、事業構想プロジェクト研究、新人事制度の導入を進め、役職定年廃止、コース別人事制度廃止、役割等級制度への転換を決定する。株主還元の具体方針は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 90.5B | 15.6倍 | 0.6倍 | 0.0% | 5,000.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — |
| 純利益 | 5.7B | 4.5B | 3.3B |
| EPS | 320.4 | 258.1 | 185.3 |
| BPS | 8,828.2 | 9,756.9 | 8,503.1 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.09% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.05% |
| 明治安田生命保険相互会社 | 0.04% |
| 秋田銀行職員持株会 | 0.04% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.02% |
| 住友生命保険相互会社 | 0.02% |
| 双葉不動産建設株式会社 | 0.02% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 損害保険ジャパン株式会社 | 0.01% |
| 株式会社十文字チキンカンパニー | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-05-10 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 3.98% | (1.03%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-28 | TDNet | 決算 | 秋田銀 | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 4,820 | +0.52% |
| 2026-01-28 | TDNet | その他 | 秋田銀 | 株主優待制度の導入に関するお知らせ | 4,820 | +0.52% |
| 2025-08-18 | TDNet | その他 | 秋田銀 | 2026年3月期 第1四半期末の自己資本比率について | 3,475 | -1.87% |
| 2025-07-30 | TDNet | 決算 | 秋田銀 | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 3,220 | +2.17% |
| 2025-07-30 | TDNet | その他 | 秋田銀 | 株式報酬としての自己株式処分に関するお知らせ | 3,220 | +2.17% |
| 2023-05-10 | EDINET | 大量保有 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 大量保有 3.98% | — | — |