Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社 富山銀行 (8365)

富山県と石川県を営業基盤とする地域銀行。預金、貸出、内国・外国為替、投資信託・保険の窓口販売を中核に、子会社でリースと住宅ローン等の信用保証を展開。営業店網39か店を持ち、地域密着の金融仲介と課題解決を志向。第7次中計では融資・ソリューション、リテール、地域商社、市場運用力、ICT活用による効率化を重点化。[本社]富山県高岡市 [創業]1954年 [上場]1993年

1. 事業概要

株式会社富山銀行は、当行と連結子会社2社で企業集団を構成し、銀行業務を中心にリース業務などの金融サービスを展開。銀行業では、本店のほか支店38か店等において、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、証券投資信託・保険商品の窓口販売業務等を行う。営業基盤は富山県及び石川県にあり、これら地域での取引推進を中心業務と位置付ける。子会社の富山リース株式会社は、当行取引先に限らず幅広い顧客を対象にリース業務を行う。富山保証サービス株式会社は、当行が取り扱う住宅ローン等に対する信用保証業務を担う。2025年3月末時点の店舗数は39か店にあり、銀行業の従業員数は331人、連結従業員数は337人となる。設備投資は、顧客利便性への配慮に加え、競争力強化、効率化、省力化、事務堅確化を目的に、店舗や事務機器、ソフトウェア等へ実施。

2. 競争優位性

提示テキスト内で、国内シェアや特定分野での圧倒的市場占有率、特許、独自技術、強いブランド力といった明示的な競争優位の記載は確認できない。一方、事業基盤としては、富山県及び石川県における営業店網と、預金・貸出・為替・投信販売・保険販売を一体で提供する総合金融機能、さらにリース会社と信用保証会社を傘下に持つ点が特徴となる。住宅ローン等の信用保証をグループ内で担う体制は、銀行本体の融資機能を補完する。沿革上は、1987年に外国為替業務を開始し、1998年に投資信託窓口販売、2001年に損害保険窓口販売、2002年に生命保険窓口販売を開始するなど、商品・サービス領域を段階的に拡充。2012年には金沢信用金庫の富山県内事業を譲り受けて3店舗を新設しており、地域内での営業基盤拡充を進めてきた。基幹系システムは2002年にNTTデータ共同センターへ移行し、2012年に更改しており、業務継続と事務運営の基盤整備を進める。

3. 市場環境

地域金融機関を取り巻く環境として、少子高齢化の進展、人口動向の変化、それに伴う金融資産の移動や事業所の減少による競争激化が挙げられる。加えて、海外情勢の影響による資源価格高騰や為替相場の変動など、先行き不透明な状況が続く。競争面では、地元競合他行、メガバンク、近隣他県の地域金融機関、ノンバンク等との競争に加え、異業種による銀行業務参入やデジタル化の進展による新たな金融サービスの進化にも直面。規制面では、銀行法第4条第1項に基づく免許業種にあり、業務停止や免許取消等の要件が法令で定められる。自己資本比率については国内基準を採用し、要求水準を下回った場合には監督上の命令対象となる。地域面では、富山県への与信集中が大きく、地域経済の動向が信用リスクに直結しやすい構造を持つ。令和6年能登半島地震ならびに令和6年奥能登豪雨の復旧・復興に向け、資金繰りや販路拡大などの支援需要も高まる。

4. 成長戦略

2024年4月から2029年3月までを対象期間とする第7次中期経営計画「Change & Challenge」を開始。新たに定めたパーパスは「地域を愛し、お客さまに常に寄り添い続け、最も頼りにされる銀行を実現します」となる。重点戦略は5本柱で構成。第1はトップラインおよび課題解決力の強化にあり、融資・ソリューション、リテール、地域商社、市場運用力を通じて関係強化と収益基盤拡充を図る。第2は効率経営の追求にあり、戦略的かつ効率的な店舗展開、既存業務の徹底見直し、先進技術・ICT活用による新たな業務プロセス確立を進める。第3は人的資本投資の深化にあり、人財ポートフォリオ構築、人財育成、DE&Iおよび健康経営を推進。第4は強固な経営基盤の確立にあり、ガバナンス、リスク管理、コンプライアンス、フィデューシャリーデューティーを強化。第5はIR・ブランディングの浸透にあり、株主価値向上と地域貢献を掲げる。2028年度の主要目標として、事業承継コンサルティング件数の5年間累計1,000件、中小企業等貸出比率75%以上、積立投信の毎月積立金額1億円以上、金融セミナー開催回数230回以上、従業員数450人、最終利益10億円以上を設定。

5. リスク

主要リスクとして、信用リスクと市場リスクを特に重要と認識。信用供与先の財務悪化や景気変動、不動産価格・株価変動により不良債権や与信関連費用が増加する可能性を持つ。市場リスクでは、金利、為替、株式等の変動が保有資産価値や利鞘に影響し、資金利益の減少や有価証券評価の悪化を招く可能性を持つ。加えて、富山県を主要営業基盤とする特定地域依存、他金融機関や異業種との競争激化、法令・規制変更、自己資本比率低下、流動性リスク、システム障害、情報漏洩、サイバー攻撃、災害や感染症拡大など、多面的なリスクを抱える。

6. ガバナンス

中期経営計画の重点戦略に「強固な経営基盤の確立」を掲げ、効率的かつ実効性あるガバナンス態勢、効果的なリスク管理態勢、法令等遵守態勢の一層の強化、お客さま本位の業務運営の実践を進める。信用リスクは審査部が営業店情報、信用格付、自己査定を通じてモニタリングし、計量化結果を経営会議等へ報告。市場リスクは総合企画部リスク統括室がギャップ分析や金利感応度分析等を日次で行い、月次で経営会議等へ報告する体制を敷く。人的資本面ではDE&I推進を掲げ、管理職に占める女性労働者割合や男性育児休業取得率、男女賃金差異を開示。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4TK | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
12.5B 12.9倍 0.4倍 0.0% 2,294.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益
純利益 954M 632M 972M
EPS 177.3 116.7 179.7
BPS 5,339.5 5,613.1 5,430.8

大株主

株主名持株比率
株式会社北陸銀行0.04%
株式会社ホクタテ0.03%
トナミホールディングス株式会社0.03%
富山銀行従業員持株会0.03%
三協立山株式会社0.03%
日本海ガス絆ホールディングス株式会社0.02%
株式会社クスリのアオキ0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
損害保険ジャパン株式会社0.02%
北陸電気工業株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-02-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.53%(1.03%)
2022-01-20三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.56%+0.54%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-26TDNetその他富山銀行株主優待制度の変更に関するお知らせ1,912+0.78%
2025-06-27TDNet人事富山銀行取締役及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ1,524+0.39%
2023-02-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.53%
2022-01-20EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.56%