Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社宮崎銀行 (8393)

宮崎県を営業基盤とする地方銀行グループ。銀行業を中核に、リース、住宅ローン保証、クレジットカード、ベンチャーキャピタル、経営コンサルティングを展開する。支店70カ店等の営業店網を持ち、中期計画では「リアル店舗を持ったデジタルバンク」を掲げ、対面と非対面の融合、デジタル接点強化、ビッグデータ基盤整備、店舗網再構築を進める。[本社]宮崎県宮崎市 [創業]1932年 [上場]1975年

1. 事業概要

株式会社宮崎銀行グループは、当行および連結子会社6社で構成し、銀行業務を中心に金融サービスを提供する。中核の銀行業では、本店ほか支店70カ店等において、預金、貸出、内国為替、外国為替および付随業務を行う。周辺事業として、宮銀リース株式会社が総合リース、宮銀保証株式会社が住宅ローン等の信用保証、宮銀カード株式会社がクレジットカード業務等を担う。加えて、宮銀ベンチャーキャピタル株式会社が株式・社債等への投資および経営コンサルティングを行う。沿革上も、外国為替、証券投資信託、損害保険窓口販売、確定拠出年金、証券仲介、ネットバンキングなど業務領域を拡張してきた。単体従業員数は1,261人、連結従業員数は1,407人で、地域金融インフラとしての体制を整備する。

2. 競争優位性

提示テキストから確認できる競争優位の中核は、宮崎県内を営業基盤とする地域密着性と営業店ネットワークにある。当行自身が中期経営計画で、地方銀行の強みとして「営業店ネットワークの優位性」を明示し、これを極大化する方針を掲げる点は重要。支店70カ店等の拠点網は、預金・貸出・為替に加え、保証、カード、リース、投資、コンサルティングをグループ横断で提供する接点として機能する。さらに、「リアル・対面」と「デジタル・非対面」を融合させる戦略の下、デジタル接点強化、ビッグデータ基盤整備、デジタルマーケティング高度化を進めることで、既存顧客基盤への提案力向上を図る。銀行業は銀行法に基づく自己資本比率規制の下で運営し、国内基準4%以上の維持が必要にあり、規制面も一定の参入障壁として作用する。市場シェアの具体的数値や特許・ブランド優位の定量情報は、提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

当行が認識する経営環境は、人口減少に伴う地方経済の縮小、後継者不足による事業者数の減少、低金利環境の継続に加え、金利ある世界への対応、地政学上のリスクなど、複雑性と不確実性の高まりに特徴がある。地域金融機関としては、宮崎県内等地元向け貸出の比重が大きく、地域景気や自然災害の影響を受けやすい構造を持つ。一方で、金融制度の規制緩和、他金融機関による個人融資業務の拡大、投資信託業務拡大、メガバンク等の県内営業強化により競争は激化する。こうした環境下で、地方銀行には従来型の預貸業務に加え、非対面チャネル整備、DX推進、ソリューション提供力の強化が求められる。

4. 成長戦略

2023年4月から2026年3月までの中期経営計画「First Call Bank」を推進する。長期ビジョンは「地域と共に持続的な成長を実現する インフラ創造企業」にあり、2032年の100周年を見据えた「変革と成長」のステージと位置付ける。基本方針は、「リアル・対面」と「デジタル・非対面」を融合させ、「リアル店舗を持ったデジタルバンク」を実現することに置く。基本戦略1では、「First Call Bank」営業の確立を掲げ、人財育成、人員再配置、業務シフト、仕組み構築、ソリューション強化を進める。加えて、デジタル接点強化、ビッグデータ基盤整備、デジタルマーケティング高度化により、顧客ニーズに適した情報配信やコンサルティングを実践する。基本戦略2では、人的資本経営の高度化、非対面取引拡大、営業店事務効率化、店舗網再構築、本部機能高度化を進める。基本戦略3では、地域課題解決に資する事業・活動を通じたサステナビリティ経営を実践し、「みやぎんESG経営目標」を策定して取り組みを強化する。最終年度の2025年度目標として、経常利益140億円以上、ROE5.0%以上、OHR60.0%未満、自己資本比率8.00%以上を掲げる。

5. リスク

第1に、信用リスクが大きい。宮崎県内を営業基盤とし、貸出金の大部分が宮崎県内等地元向けであるため、地域景気の悪化や不動産価格・株価の変動、大規模地震や台風等の自然災害が不良債権増加や貸出資産劣化につながる可能性を持つ。第2に、市場リスクがある。債券や株式等の有価証券投資を行っており、金利上昇、株価下落、円高が業績や自己資本比率に悪影響を及ぼし得る。第3に、システム・情報セキュリティ・サイバー攻撃リスクがある。業務停止、情報漏洩、風評被害、賠償問題、行政処分、追加費用発生などに発展する可能性を示す。

6. ガバナンス

リスク管理面では、内部管理基本方針に基づき「リスク管理基本方針」を定め、年1回または必要に応じて見直しを行う。リスクを一律に極小化するのではなく、自己資本対比で適切な範囲・規模にマネージメントし、「健全性の確保」と「収益性の向上」を図る方針を採る。信用リスク、市場リスク、オペレーショナル・リスクはVaRもしくは標準的計測手法で計測し、流動性リスクには資金ギャップ等の限度額を設定する。新規業務・新商品についても、内在リスクと顧客保護の観点から検討する。人的資本面では、管理職に占める女性労働者比率23.4%、男性育児休業取得率93.5%を開示する。株主還元方針の具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W59Q | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
154.2B 15.7倍 0.8倍 0.0% 9,000.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益
純利益 9.8B 7.1B 8.1B
EPS 574.0 409.5 470.8
BPS 11,153.0 10,954.4 9,435.6

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
明治安田生命保険相互会社0.03%
宮崎銀行従業員持株会0.03%
株式会社福岡銀行0.03%
日本生命保険相互会社0.03%
株式会社鹿児島銀行0.02%
株式会社肥後銀行0.02%
住友生命保険相互会社0.02%
QRファンド投資事業有限責任組合0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.26%(1.03%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-28TDNet業績修正宮崎銀業績予想の修正に関するお知らせ4,750-2.32%
2025-10-02TDNet配当・還元宮崎銀自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ4,410+1.70%
2025-09-03TDNet配当・還元宮崎銀自己株式の取得状況に関するお知らせ4,300+1.16%
2025-08-29TDNet配当・還元宮崎銀自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ4,405-1.02%
2025-08-28TDNetその他宮崎銀自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ4,440-0.79%
2025-07-03TDNet配当・還元宮崎銀自己株式の取得状況に関するお知らせ3,645+2.74%
2024-07-04EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.26%