Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 (8462)

国内各地に拠点を置くベンチャーキャピタル。未上場ベンチャーへの投資、投資助言、投資事業組合の組成・管理運営、無限責任組合員としての投資先選定と育成支援を中核とする。収益はファンド管理報酬を主体とする安定収益を持ち、成功報酬を上積みする構造。加えて、利益相反が生じない案件に限り自己勘定で地域企業のM&Aも推進し、収益多角化を図る。[本社]京都府京都市 [創業]1998年 [上場]2001年

1. 事業概要

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、国内各地に事業拠点を置き、ベンチャーキャピタル事業を中核に据える。具体的には、ベンチャー企業への投資及び投資助言、投資事業組合の組成、その管理・運営を手掛ける。加えて、投資事業組合の無限責任組合員として投資先の選定及び育成支援を行う。さらに、同社が管理・運営する投資事業組合と利益相反が生じないM&A案件に限り、投資事業組合の資金に頼らない自己勘定による地域企業のM&Aにも積極的に取り組む。主たる収益源としてファンド管理報酬を持ち、投資リターンの一部として成功報酬を受領するほか、直接投資によるキャピタルゲイン獲得も志向する。連結従業員数は37名で、単一セグメントとしてベンチャーキャピタル事業を展開する。

2. 競争優位性

提示テキスト内で特許、独自技術、圧倒的市場シェアといった典型的なMoatは確認できない。一方で、同社の競争力の源泉として、投資事業組合の組成から管理運営、投資先選定、育成支援までを一体で担う運営ノウハウの蓄積を挙げられる。経営方針では、過去から続く経営資源の合理的活用を掲げ、主たる事業であるベンチャーキャピタル事業の立て直しと「集中と選択」を進める方針を示す。また、地方でのリスクマネー提供機能を自社の伝統と位置付けており、地域に根差したファンド組成・運営の実績は差別化要素となる。収益モデル面では、ファンド管理報酬を主体とする安定収益を持つ点が特徴で、成功報酬や自己勘定投資のキャピタルゲインを組み合わせる構造を採る。投資家から資金を預かり、成果を通じて次のファンドへ資金を呼び込む循環を成長モデルとして明示しており、信頼の蓄積が事業基盤となる。

3. 市場環境

同社を取り巻く市場環境は、投資家の投資ニーズが拡大傾向にある点が示される一方、業績は日本の経済情勢や株式市場、新規上場市場の動向に強く影響を受ける。主な投資対象は株式上場を目指す成長性の高い未上場企業にあり、IPOの成否や上場後の株価動向が投資回収に直結する。法規制面では、会社法、金融商品取引法、独占禁止法、犯罪収益移転防止法など種々の法的規制を受ける。これらは参入後の運営に一定の制約とコストを伴う要素となる。また、投資業務では知名度や社会的信用が重要とされ、法令順守や顧客保護、市場の健全性確保が事業継続の前提となる。競争環境や具体的シェアに関する記載は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

同社は目標指標として資産運用総額(AUM)の拡大を掲げ、2023年11月に新中期経営計画「フューチャービジョン2027」を策定する。成長戦略の柱は大きく二つある。第一に、投資ファンドの規模と投資領域の両拡大を進める方針を示す。投資家から預かった資金を原資に成果を上げ、その信頼を次のファンド組成につなげる循環を成長モデルと位置付ける。新規設立する1本あたりの投資ファンド規模については、地方でのリスクマネー提供機能を維持しつつ、10億円~30億円以上を目指す。第二に、地域企業等のM&Aを実行し、収益の多角化を図る。ファンド管理報酬と成功報酬に加え、自己資金や自社株式を用いた直接投資によりキャピタルゲイン獲得を狙う。加えて、優先課題として新規ファンド設立、新たな収益源の獲得、営業及び投資体制の強化を掲げる。新規投資家の発掘、プロダクト開発、事業会社との提携模索、M&Aを中心とした自己投資施策、人材確保と教育体制の充実を推進する。

5. リスク

第一に、ファンド残高の減少リスクを抱える。運用成績の不振や出資者対応の不備、顧客ニーズを捉えた商品設計の失敗は、新規ファンド設立や募集を困難にし、管理報酬や将来収益の減少につながる。第二に、投資回収と市場変動のリスクを抱える。未上場投資先が上場に至らない場合、上場時期が延期される場合、上場後の売却価格が想定を下回る場合、売却損失や回収長期化が生じる。第三に、M&Aリスクを抱える。簿外債務や偶発債務、想定シナジー未達、のれん減損などが業績と事業展開に影響を及ぼす可能性を持つ。

6. ガバナンス

同社は、上場会社として適切なコーポレート・ガバナンス体制の確立を基本方針に掲げる。投資業務では知名度と社会的信用が重要であるため、重大な知名度及び信用度リスクを特定・評価し、コントロール策による低減・制御を図る。企業風土を重んじる人事評価制度を通じ、上場する投資会社に求められる行動規範と健全なリスクカルチャーの浸透・醸成に努める。コンプライアンス体制構築にも注力する一方、少人数運営による牽制機能低下のリスクも認識する。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2024-03) doc_id=S100TPBU | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 509M 565M 546M
営業利益 -49M 51M
純利益 1.1B 1.0B 143M
EPS 122.9 116.9 16.1
BPS 531.2 413.1 308.6

大株主

株主名持株比率
株式会社DSG10.23%
株式会社SBI証券0.03%
清水 優0.02%
柿沼 佑一0.01%
小林 励0.01%
福田 久也0.01%
土師 裕二0.01%
新川 雅春0.01%
諸藤 周平0.01%
渡辺 雅之0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-24株式会社DSG1 30.06%+8.04%
2023-06-26金 武偉 5.03%--
2023-06-26金 武偉 4.76%(1.13%)
2023-06-22金 武偉 5.89%(1.28%)
2023-06-13株式会社DSG1 22.02%--
2023-06-02株式会社DSG1 22.02%+1.14%
2023-04-03株式会社DSG1 20.88%+1.54%
2023-03-30株式会社DSG1 19.34%+1.63%
2023-03-29株式会社DSG1 17.71%+1.69%
2023-03-28株式会社DSG1 14.91%+1.43%
2023-03-28株式会社DSG1 16.02%+1.11%
2023-03-23株式会社DSG1 14.91%+1.43%
2023-03-20株式会社DSG1 13.48%+1.11%
2023-03-15株式会社DSG1 12.37%+1.18%
2023-03-08株式会社DSG1 11.19%+1.12%
2023-02-28株式会社DSG1 10.07%+2.62%
2022-10-05金 武偉 7.17%+4.64%
2022-10-04金 武偉 7.17%+4.64%
2022-07-08株式会社DSG1 7.45%--
2022-06-30金 武偉 2.53%(7.44%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-24EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 30.06%
2023-06-26EDINET大量保有金 武偉大量保有 5.03%
2023-06-26EDINET大量保有金 武偉大量保有 4.76%
2023-06-22EDINET大量保有金 武偉大量保有 5.89%
2023-06-13EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 22.02%
2023-06-02EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 22.02%
2023-04-03EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 20.88%
2023-03-30EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 19.34%
2023-03-29EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 17.71%
2023-03-28EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 14.91%
2023-03-28EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 16.02%
2023-03-23EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 14.91%
2023-03-20EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 13.48%
2023-03-15EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 12.37%
2023-03-08EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 11.19%
2023-02-28EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 10.07%
2022-10-05EDINET大量保有金 武偉大量保有 7.17%
2022-10-04EDINET大量保有金 武偉大量保有 7.17%
2022-07-08EDINET大量保有株式会社DSG1大量保有 7.45%
2022-06-30EDINET大量保有金 武偉大量保有 2.53%