Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社 名古屋銀行 (8522)

愛知県を主要営業基盤とする地域金融グループ。銀行業務を中核に、リース、クレジットカード、信用保証、投資事業有限責任組合の組成・管理、医療システム、ICT支援まで展開する。29,000社余りの事業性取引先数と本支店網を活用し、伴走型支援で県内シェア拡大を図る。第22次経営計画ではサステナビリティ、人的資本、DXを重点化する。[本社]愛知県名古屋市中区 [創業]1949年 [上場]1961年

1. 事業概要

名古屋銀行グループは、当行と連結子会社6社で構成し、銀行業務を中核に金融サービスを展開する。銀行本体は本店のほか支店等112店、出張所1店、海外支店1店を有し、預金、貸出、内国為替、外国為替、有価証券投資、商品有価証券売買、社債受託及び登録業務等を手掛ける。周辺事業として、株式会社名古屋リースが総合ファイナンスリース業、株式会社名古屋カードがクレジットカード業と信用保証業務、株式会社名古屋エム・シーカードがクレジットカード業を担う。さらに、名古屋ビジネスサービス株式会社が現金の整理・精査業務等、株式会社名古屋キャピタルパートナーズが投資事業有限責任組合の組成・管理業務、株式会社ナイスが医療システム事業とICT支援事業を行う。銀行単体従業員数は1,687人、連結では1,924人を擁し、銀行業務中心の事業構成となる。

2. 競争優位性

当行の競争優位性として、まず愛知県を主要営業基盤とする店舗網と顧客基盤の厚みが挙がる。提示テキストでは、29,000社余りの事業性取引先数を有すると記載し、これまで維持してきた店舗網を活用して顧客の経営課題把握と適切なソリューション提案、事業性評価を活用した真の伴走型支援を行う方針を示す。地域金融機関において、長年蓄積した取引関係、対面接点、信用情報、地域企業への理解は参入障壁として機能する。加えて、銀行単体に加え、リース、カード、信用保証、ファンド組成・管理、医療システム、ICT支援までグループ機能を持つ点は、単一商品提供にとどまらない提案力につながる。愛知県内における当行シェアを高める方針は明示される一方、具体的なシェア数値や全国順位は提示テキスト内では確認できない。特許、独自技術、ブランド優位の定量情報も提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

地域金融機関を取り巻く環境は、人口減少、少子高齢化、地政学的リスクの高まり、米国の通商政策の影響などにより先行き不確実性が高い状況にある。加えて、日本銀行による政策金利引き上げにより、超低金利時代の終息と「金利のある世界」への対応が求められる局面に入る。銀行業は銀行法等の規制業種にあり、自己資本比率について国際統一基準の水準維持が必要と記載するため、規制対応自体が参入障壁となる。他方、地域経済悪化は貸出需要や信用コストに影響しうる。競争環境について具体的な競合名やシェア比較は提示テキスト内では確認できないが、当行は愛知県内でのシェア向上を経営課題として掲げる。

4. 成長戦略

2023年4月から8年間の第22次経営計画「未来創造業の真価の発揮」を策定し、2030年ビジョンとして「お客さまとともに成長する地域№1金融グループ」を掲げる。重点項目はサステナビリティ、人的資本戦略、DX戦略の3本柱となる。財務面では2027年度目標として、見直し後の当期純利益150億円、ROE5%超、コアOHR50%台、預貸和10兆円、上場政策株式縮減額124億円を設定する。非財務面では2030年度目標として、女性配置率100%、ワークエンゲージメント3.60、クロスキャリア比率80%、ESG投融資額累計5,000億円、CO2排出量2013年度対比70%削減を掲げる。DX戦略は2025年度から2027年度を対象期間とし、非対面チャネルの基盤整備から活用拡大へ移行し、データ活用による営業力強化、デジタルチャネルを通じた顧客接点拡大、顧客のDX化支援強化、デジタル人材育成に重点を置く。事業面では、コンサルティング機能やファイナンスによる支援、ICTを活用した生産性向上支援、事業承継やベンチャービジネス等のステージ別支援、スタートアップ企業への支援体制拡充、カーボンニュートラルや健康経営に関する取組支援を進める。

5. リスク

主要リスクの第一は信用リスクとなる。景気や地域経済の悪化、取引先の信用力低下、不動産価格下落により不良債権や与信関係費用が増加する可能性がある。第二は市場リスクとなる。金利変動、有価証券価格下落、為替変動が資金運用や保有資産に影響しうる。第三は地域特性に起因するリスクとなる。愛知県を主要営業基盤とするため、地域経済悪化時には業容拡大の停滞や不良債権増加につながる可能性がある。加えて、システム障害、サイバー攻撃、情報漏えい、規制変更、自己資本比率低下も重要なリスクとして列挙する。

6. ガバナンス

経営方針として、パーパスを「銀行業から『未来創造業』へ」と定義し、社是「地域社会の繁栄に奉仕する」に基づく経営を進める。株主を含むすべてのステークホルダーの支持と信頼の確立に努める方針を示す。人的資本面では、2030年度に女性配置率100%を目標とし、2025年3月末時点の管理職に占める女性労働者割合は10.5%、男性育児休業取得率は103.4%となる。従業員組合は名古屋銀行従業員組合で、労使間に特記すべき事項はない。株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。沿革上は1949年に共和殖産株式会社として設立し、1961年に名古屋証券取引所市場第二部へ上場、1988年に東京証券取引所市場第一部へ上場、1989年に普通銀行へ転換し株式会社名古屋銀行へ商号変更する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5NA | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
88.7B 6.0倍 0.3倍 0.1% 5,390.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益
純利益 14.7B 10.0B 8.4B
EPS 896.7 594.1 484.0
BPS 16,869.4 18,180.2 14,200.9

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
日本生命保険相互会社0.04%
明治安田生命保険相互会社0.04%
名銀みのり会0.03%
住友生命保険相互会社0.03%
株式会社みずほ銀行0.03%
三井住友海上火災保険株式会社0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
MORGAN STANLEY & CO. LLC0.02%
大樹生命保険株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-18ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー 7.32%(1.55%)
2025-12-22日本生命保険相互会社 6.65%+1.11%
2025-11-05ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー 8.87%+1.13%
2025-10-07ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー 7.74%+1.44%
2025-06-18ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー 6.30%+3.30%
2024-08-07株式会社みずほ銀行 0.03%+0.03%
2023-03-23株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2022-11-21株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 2.59%(2.54%)
2022-07-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.22%(0.81%)
2022-02-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.03%(0.06%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-18EDINET大量保有ウエリントン・マネージメント・カンパニー大量保有 7.32%5,470+2.19%
2026-01-27TDNetその他名古屋銀2026年3月期第3四半期末の有価証券含み損に関するお知らせ4,885-1.33%
2025-12-22EDINET大量保有日本生命保険相互会社大量保有 6.65%4,530-3.09%
2025-11-05EDINET大量保有ウエリントン・マネージメント・カンパニー大量保有 8.87%3,955+3.54%
2025-10-28TDNetその他名古屋銀2026年3月期第2四半期末の有価証券含み損に関するお知らせ3,785+0.26%
2025-10-07EDINET大量保有ウエリントン・マネージメント・カンパニー大量保有 7.74%3,455+1.88%
2025-07-29TDNetその他名古屋銀2026年3月期第1四半期末の有価証券含み損に関するお知らせ8,830-0.45%
2025-07-24TDNetその他名古屋銀譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ9,200-0.65%
2025-06-18EDINET大量保有ウエリントン・マネージメント・カンパニー大量保有 6.3%7,730-0.78%
2024-08-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%
2023-03-23EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2022-11-21EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 2.59%
2022-07-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.22%
2022-02-21EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.03%