Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社大光銀行 (8537)

新潟県を主要営業基盤とする地域銀行。預金・貸出、有価証券投資、為替、投資信託・保険販売に加え、子会社でM&A仲介、経営コンサルティング、ファンド運営、クレジットカード、信用保証を展開する。強みは相互銀行時代から培った「親しみやすさ」と地域密着営業にあり、法人向け対面コンサルティング強化とSBIグループとの連携を成長軸とする。[本社]新潟県長岡市 [創業]1942年 [上場]1989年

1. 事業概要

株式会社大光銀行は、銀行業務を中核とする金融グループを構成する。連結子会社2社、持分法適用関連会社1社を擁し、当行本店ほか支店等で預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、公共債・投資信託・保険の販売業務、各種コンサルティング業務を展開する。営業基盤は新潟県を中心とし、新潟県62カ店、群馬県1カ店、埼玉県5カ店、東京都1カ店、神奈川県1カ店、インターネット支店1カ店、加えて新潟県内にローンスクエア6カ所を配置する。グループ会社では、大光キャピタル&コンサルティング株式会社がM&Aの仲介・支援、経営コンサルティング、ファンドの運営・管理を担い、たいこうカード株式会社がクレジットカード業務と信用保証業務を担う。持分法適用関連会社の大光リース株式会社は総合リース業務を行う。銀行本体の金融仲介機能に、周辺金融サービスとコンサルティング機能を重ねた構造を採る。

2. 競争優位性

提示テキスト上で最も明確な競争優位は、地域密着営業を通じて蓄積した顧客接点と関係性にある。当行は自らの強みを「親しみやすさ」と認識し、相互銀行時代から顧客のもとへ足繁く通い、懐に深く入り込み、同じ目線で真摯に向き合い、ニーズを的確にくみ取り応えていく営業スタイルを継続してきたと記載する。この継続的な対話は、地域金融機関における実質的なスイッチングコストと関係性の蓄積につながる。加えて、新潟県を主要基盤とする店舗網は、地域内での接触頻度と情報収集力を支える。法人向けでは、子会社を通じたM&A仲介・支援、経営改善計画策定支援、共同ファンド運営など、単なる貸出にとどまらないソリューション提供力を拡充する。個人向けでも、専門性の高いマネーアドバイザー、相続・信託専担者、ローンスクエアでの資産運用相談など、対面提案力を強化する。銀行法に基づく免許業種である点も制度的参入障壁として機能する。

3. 市場環境

地域金融機関を取り巻く環境として、当行は「金利のある世界」への移行、国内外の経済・金融市場を巡る不確実性の高まり、経済社会の構造的変化を挙げる。市場はグローバルに相互連関しながら変化しており、地域金融機関には地域企業の価値向上を通じて地域経済の回復・成長を支える社会インフラとしての役割が期待される。営業基盤が新潟県に集中しているため、地域経済の動向の影響を受けやすい構造も併存する。実際に貸出金に占める地元融資先向け比率は約7割と記載し、中小企業向け事業性貸出や個人向けローンの動向が業績に影響しうる。規制面では、銀行法第4条第1項に基づく銀行業免許の下で事業を営み、自己資本比率は国内基準4%以上の維持が必要となる。

4. 成長戦略

2024年4月から第13次中期経営計画「Value Up~ワクワクする未来へ~」を推進する。計画は2024年度から2026年度までの3カ年で、財務指標、地域活性化指標、人的資本指標、サステナブル指標の4カテゴリで目標を設定する。基本戦略は5本柱で構成する。第1は提供価値向上で、法人向け対面営業に活動量を振り向け、適正な金利やソリューション手数料の収受を図る。具体策として、子会社が2024年8月に認定支援機関を取得し、同年10月から405事業を活用した経営改善計画策定支援サービスを開始したほか、両手型人材マッチング、「誰でもDCプラン」、「“にいがた”の結び目」、「デジタルサイネージサービス」、「OFFICE DE YASAI」などのソリューションを拡充する。SBIグループとの共同ファンド「大光SBI地域活性化ファンド」では第1号案件を含む3先に投資を実行する。個人向けでは、マネーアドバイザーの拠点集約、データ分析システム活用、相続・信託専担者増員、コールセンター増員、ローンスクエアでの資産運用相談開始を進める。第2は業務改革で、AI活用、デジタル化、BPR、店舗政策、経費コントロールを通じて効率化と組織のスリム化を進める。第3は人的資本で、キャリアデザインシート新設、社外経験機会の公募制、リスキリング、営業コース新設などを実施する。第4はサステナビリティ経営、第5は株主価値向上で、情報開示充実と株主還元方針に基づく還元を進める。

5. リスク

主要リスクは第1に信用リスクで、不良債権や貸倒引当金の積増し、地元経済悪化による与信費用増加が挙がる。新潟県を主たる営業基盤とし、地元融資先比率が約7割であるため、地域景気や中小企業の経営状況の影響を受けやすい。第2に市場リスクで、債券、投資信託、保有株式の価格変動が業績や自己資本比率に影響しうる。第3にシステム・事務・コンプライアンス関連リスクがあり、サイバー攻撃、自然災害、事務事故、情報漏洩、マネー・ローンダリング対策不備などが信用力や業務継続に影響しうる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、経営理念に基づき健全経営、強固な経営体質、経営の透明性向上を重視する。リスク管理では、市場管理部門がVaRによるリスク量を計測し、毎月ALM委員会へ報告し、市況急変時には臨時ALM委員会で対応を協議する体制を敷く。マネー・ローンダリング対策室の設置、内部監査部門による独立検証、BCP整備、システム二重化なども記載する。取締役会の実効性向上に向けた役員アンケートと改善対応も実施する。株主還元では、株主還元方針に基づく配当実施と、統合報告書の記載内容充実を通じた株主資本コスト引下げに取り組む。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VZXH | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
23.9B 9.4倍 0.3倍 0.0% 2,472.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益
純利益 2.5B 1.7B 1.3B
EPS 261.9 180.6 135.4
BPS 7,849.6 8,140.6 7,706.0

大株主

株主名持株比率
大光従業員持株会0.03%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.03%
SBI地銀ホールディングス株式会社0.03%
株式会社第四北越銀行0.02%
鈴木 高幸0.02%
株式会社東和銀行0.02%
株式会社大東銀行0.01%
セコム上信越株式会社0.01%
株式会社トマト銀行0.01%
株式会社長野銀行0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-01-10預金保険機構 4.02%(1.56%)
2025-01-09三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.52%(1.19%)
2024-08-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.71%(1.12%)
2024-02-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.83%(1.02%)
2023-08-07野村證券株式会社 4.45%(1.15%)
2023-06-07野村證券株式会社 5.60%(0.96%)
2023-01-12預金保険機構 5.58%+0.39%
2021-04-07野村證券株式会社 6.56%+1.04%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-30TDNet決算大光銀2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,369-2.95%
2025-10-31TDNet業績修正大光銀業績予想の修正に関するお知らせ1,745+0.34%
2025-07-29TDNet決算大光銀2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,671-2.93%
2025-01-10EDINET大量保有預金保険機構大量保有 4.02%
2025-01-09EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.52%
2024-08-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.71%
2024-02-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 6.83%
2023-08-07EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.45%
2023-06-07EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.6%
2023-01-12EDINET大量保有預金保険機構大量保有 5.58%
2021-04-07EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 6.56%