Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社トマト銀行 (8542)

岡山県を主営業基盤とする地域金融グループ。銀行業務を中核に、預金・貸出・内外為替・有価証券投資を展開し、子会社でリース、クレジットカード、銀行事務関連業務を担う。強みはFACE TO FACEの本業支援・最適提案活動を軸とする地域密着営業で、メインバンク化を志向。中期計画では経営変革と業務変革を進め、地域課題解決を通じた持続成長を図る。[本社]岡山県岡山市北区 [創業]1931年 [上場]1971年

1. 事業概要

株式会社トマト銀行は、当社と連結子会社3社で構成する地域金融グループとして、銀行業務を中心にリース業務、クレジットカード業務などの金融サービスを展開する。中核の銀行業務は本店のほか営業店60店で営み、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、商品有価証券業務、有価証券投資業務、その他附随業務を手掛ける。子会社では、トマトビジネス株式会社が銀行事務に係る関連業務、トマトリース株式会社が産業機械等のリース業務、トマトカード株式会社がクレジットカードの取扱いに関する業務を担う。非連結子会社としてトマト創業支援投資事業有限責任組合を有する。主な営業基盤は岡山県内で、地域金融機関として地域経済・社会の発展への貢献を経営の中心に据える。

2. 競争優位性

提示テキスト内で特許、独自技術、圧倒的市場シェア、強力なブランド課金力といった典型的なMoatは確認できない。一方、当社が繰り返し強調する競争軸は、地域や顧客に身近な存在としてのFACE TO FACEのビジネススタイルにある。10年後のビジョンとして「いつも会って話せる あなたのメインバンク」を掲げ、ビジネスモデルとして本業支援・最適提案活動を明示する。法人顧客には資金繰り支援に加え、事業の再構築や再生支援などの事業者支援を行い、個人顧客にはライフイベントに沿った金融商品や住宅ローンの提案など資産形成支援を行う。こうした密着型営業は、顧客理解の深化を通じて取引シェア拡大とメインバンク化を狙う構造で、地域金融における関係性の蓄積が参入障壁として機能しうる。営業店網を有し、銀行本体に加えリース、カード、事務関連子会社を持つ点も、地域顧客への総合金融サービス提供力を補強する。

3. 市場環境

国内経済はデフレから脱却しつつあり、賃金上昇率や名目経済成長率が高まるなど新たな局面に入りつつある。金融面ではマイナス金利政策から金利のある世界への転換が進む。もっとも、当社の主営業基盤である岡山県内経済は緩やかな回復傾向が続く一方、物価上昇の下押しを受ける。特に価格転嫁が比較的容易な大手企業と難しい中小事業者との格差拡大、少子高齢化や若年層の都市部流出を背景とする慢性的な人手不足、賃上げ対応などが地域企業の課題となる。地域金融機関を取り巻く環境も、人口減少を背景とした経済規模縮小で厳しさを増す。加えて、米国の通商政策の影響による景気下振れ、金融資本市場の変動、地政学的リスクへの警戒が必要とされる。規制面では、自己資本比率について銀行法に基づく国内基準4%以上の確保が求められるほか、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策、気候変動対応などへの監督要請も重い。

4. 成長戦略

当社は2024年4月にパーパス「夢をかなえ、地域の未来を創造する」を制定し、10年後の目指す姿として「いつも会って話せる あなたのメインバンク」を掲げる。これを実現する中期経営計画が「第4次 みらい創生プラン」で、期間は2024年4月から2027年3月までとする。戦略の中核は、本業支援・最適提案活動の実践により顧客の課題解決に真摯に取り組み、地域経済・産業の成長と発展に貢献しつつ、当社の持続的成長につなげる点にある。法人向けには資金繰り支援、事業再構築、再生支援を通じた深耕を進め、個人向けにはライフイベントに沿った提案で接点を拡大する。さらに、資金の集中化と情報の集約等を図ることで、当社をメインバンクとして利用する顧客の増加を目指す。経営目標として、コア業務純益は32億円、当期純利益は19億円、自己資本比率は8%以上、OHRは75%程度を掲げ、ROEは中長期に5%を目指す。加えて、抜本的な経営変革と業務変革により、人財力及び企業価値向上を図る方針を示す。M&A戦略に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクの第一は信用リスクで、地域経済の落ち込み、融資先の経営悪化、自然災害などにより貸倒が想定を上回れば、不良債権や与信関連費用が増加する可能性がある。第二は営業戦略リスクで、最重点施策とする本業支援・最適提案活動が競争優位性を得られない場合、想定した成果をもたらさない可能性がある。第三は市場関連リスクで、金利変動、株価下落、信用スプレッド変動、為替変動、市場流動性低下が有価証券運用や資金利益に影響しうる。このほか、マネロン対策上の不備、システム障害、情報漏えい、規制変更、風評など銀行業に固有のリスクが幅広く列挙される。

6. ガバナンス

リスク管理面では、各種委員会において定期的に協議し、業務の健全性及び適切性の確保を図る体制を敷く。計量化可能なリスクはVaR等の共通尺度で計量化し、リスク資本を各リスク別に配賦したうえで、アラームポイント到達時には現状分析、対応策協議、経営報告を実施する。気候変動対応はサステナビリティ委員会、マネロン対策はマネー・ローンダリング対策委員会を設置し、部門横断的なガバナンス強化を進める。人的資本面では、2025年3月末時点で当社単体717人、連結756人の従業員を擁し、労働組合との関係に特記すべき事項はない。女性活躍や男性育休取得率に関する開示も行う。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5EN | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
18.7B 11.2倍 0.4倍 0.0% 1,601.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益
純利益 1.8B 1.5B 1.9B
EPS 143.5 118.7 149.2
BPS 3,974.8 4,058.1 3,839.1

大株主

株主名持株比率
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.04%
トマト銀行職員持株会0.04%
株式会社もみじ銀行0.03%
株式会社中国銀行0.03%
朝日生命保険相互会社0.03%
株式会社みずほ銀行0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
三井住友信託銀行株式会社0.02%
岡山県0.02%
損害保険ジャパン株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-08-22株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2025-07-23株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2025-06-06株式会社みずほ銀行 0.03%+0.03%
2025-06-05三井住友信託銀行株式会社 1.58%(4.60%)
2025-04-04預金保険機構 4.19%(1.27%)
2024-11-07三井住友信託銀行株式会社 6.18%(1.04%)
2024-09-05三井住友信託銀行株式会社 7.22%(1.07%)
2023-08-04三井住友信託銀行株式会社 8.29%(1.06%)
2023-01-12預金保険機構 5.46%(0.91%)
2021-12-22朝日生命保険相互会社 2.89%(3.89%)
2021-12-21三井住友信託銀行株式会社 9.35%+3.40%
2021-12-14株式会社もみじ銀行 3.47%(3.71%)
2021-12-14株式会社中国銀行 3.46%(3.71%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-03TDNet決算トマト銀2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,739-0.23%
2026-02-03TDNetその他トマト銀株主優待制度の導入について1,739-0.23%
2025-08-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%1,437+0.63%
2025-08-04TDNet決算トマト銀2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,304+1.15%
2025-07-23EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%1,305+1.61%
2025-06-06EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%1,200+0.58%
2025-06-05EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 1.58%1,197+0.25%
2025-04-04EDINET大量保有預金保険機構大量保有 4.19%1,119-5.81%
2024-11-07EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 6.18%
2024-09-05EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 7.22%
2023-08-04EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 8.29%
2023-01-12EDINET大量保有預金保険機構大量保有 5.46%
2021-12-22EDINET大量保有朝日生命保険相互会社大量保有 2.89%
2021-12-21EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 9.35%
2021-12-14EDINET大量保有株式会社もみじ銀行大量保有 3.47%
2021-12-14EDINET大量保有株式会社中国銀行大量保有 3.46%