Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社 福島銀行 (8562)

福島県を主営業基盤とする地域銀行グループ。銀行業を中核に、連結子会社でソフトウェア開発・運用、リース、クレジットカード、信用保証を展開。SBIホールディングスと資本業務提携を結ぶ。新中期計画では次世代バンキングシステムを軸にDXを進め、Web完結取引やアプリ拡充で事務を削減し、対面での事業者支援と資産形成支援へ人的資源を集中する方針を掲げる。[本社]福島県福島市 [創業]1922年 [上場]1992年

1. 事業概要

福島銀行グループは、当行と連結子会社2社で構成し、銀行業務を中核に、リース業務、クレジットカード業務、信用保証業務などの金融サービスを展開する。銀行業では本店のほか支店48ヵ店、出張所5ヵ店を配置し、預金、貸出、為替および付随業務を担う。地域金融機関として地元に密着した営業活動を進め、業容拡大に取り組む体制を敷く。連結子会社の株式会社東北バンキングシステムズはソフトウェア開発・運用業務を担い、株式会社ふくぎんリース&クレジットはリース事業部でリース業務、クレジット事業部でクレジットカード業務と信用保証業務を担う。加えて、SBIホールディングス株式会社およびSBI地銀ホールディングス株式会社がその他の関係会社に位置付けられ、SBIホールディングス株式会社との間で資本業務提携契約を締結する。2024年7月には次世代バンキングシステムが稼働し、これに合わせて勘定系ネットワーク機器等の更改と次世代型店舗第1弾となる福島西支店の開設を実施する。

2. 競争優位性

当行の競争基盤は、福島県を主たる営業基盤とする地域密着性と、銀行を中心に周辺金融サービスをグループ内で補完する事業構造に置く。支店48ヵ店、出張所5ヵ店の拠点網は、地元企業や個人との接点を継続的に確保し、預金、貸出、為替に加え、リース、クレジットカード、信用保証まで一体的に提供する土台となる。中期経営計画では「デジタル」のチカラで「リアル」の力を最大化を基本方針に掲げ、次世代バンキングシステムの利用により窓口手続きの簡素化、Webで完結する取引の拡大、アプリの充実を進める方針を示す。これにより事務削減を進め、対面での「事業者支援」と「資産形成支援」に人的資源を集中する構想を持つ点が特徴となる。ソフトウェア開発・運用を担う連結子会社を有する点も、システム運営面での内製的な知見蓄積につながる要素となる。もっとも、特許、圧倒的市場シェア、強いブランド優位、明確なスイッチングコストに関する定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

当連結会計年度の国内経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に緩やかな景気回復が見られる一方、エネルギー価格や原材料費の高騰、海外経済の減速懸念、ウクライナや中東情勢の緊迫化などから先行き不透明な状況が続く。主たる営業基盤である福島県経済は全体として足踏み状態が続き、個人消費には一部持ち直しの動きが見られるものの、物価高の影響で回復ペースは鈍化する。企業倒産は大型倒産こそないものの、中規模倒産が件数、金額ともに増加傾向にある。地域銀行としての事業環境は、地域景況と取引先の信用状態に強く連動する構造を持つ。加えて、銀行業は銀行法、金融商品取引法などの法令適用を受け、自己資本比率については国内基準4%以上の維持が必要となるため、規制産業としての参入障壁と継続的な管理負担を伴う。

4. 成長戦略

2024年度から2029年3月期までの5年間を対象とする新中期経営計画「SHINふくぎん 中期経営計画」を推進する。基本方針は『「デジタル」のチカラで「リアル」の力を最大化』とし、行動指針としてDX推進による新たなサービスと利便性向上、深いコミュニケーションを通じた伴走支援強化、信頼される人材育成、自由な発想によるビジネスモデル進化、真のリージョナルバンク志向を掲げる。2024年度は次世代バンキングシステムの稼働とエリア営業体制の構築に注力し、2025年度は新システム活用による窓口手続きの簡素化、Web完結取引の拡大、アプリ充実、事務削減を進める計画を示す。そのうえで、地域金融機関の使命と位置付ける対面での「事業者支援」と「資産形成支援」に人的資源を集中し、エリア営業体制や人材育成を通じて対面営業の質的・量的向上とコンサルティング営業の強化を図る。最終年度の目標として、自己資本比率8%以上、本業収益20億円以上、当期利益13億円以上、事業者支援先数7,000先、資産形成支援先数40,000先を掲げる。主要施策は「事業者支援」「資産形成支援」「デジタルトランスフォーメーション」「人材開発」の4本柱となる。

5. リスク

主要リスクは、福島県内の企業および個人向け貸出に起因する信用リスク、有価証券運用に伴う市場リスク、資金繰りに関する流動性リスクとなる。地域経済の悪化は、貸出先の債務者区分の下方遷移、不良債権残高や与信関係費用の増加につながる可能性を持つ。金利、株価、為替相場の大幅変動は、固定金利貸出や債券、株式等のポートフォリオ価値に影響を与える。加えて、システムダウンや情報漏洩、法令違反、風評、自然災害、気候変動も経営成績や財政状態に影響を及ぼし得る。自己資本比率が国内基準4%を下回る場合には早期是正措置の対象となる点も重要な制約となる。

6. ガバナンス

リスク管理面では、信用リスクに関する管理諸規程に基づき、貸出先の内部格付、与信限度額設定、個別案件ごとの与信審査、保証や担保の検討、問題債権対応などの体制を整備し運営する。有価証券の信用リスクは信用情報や時価の定期把握で管理し、市場リスクはVaRを用いて内部管理を行う。VaR算定では分散共分散法、観測期間1年、信頼区間99%を採用する。人的基盤では、連結従業員数474人、当行単体431人を擁し、人材育成を中期計画の主要施策に位置付ける。女性管理職比率22.5%、男性育児休業取得率66.0%を開示する。一方、株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0W6 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
12.8B 0.5倍 0.0% 366.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益
純利益 -1.3B 866M 868M
EPS -39.3 31.0 31.1
BPS 685.6 891.6 862.7

大株主

株主名持株比率
SBI地銀ホールディングス株式会社0.34%
技研ホールディングス株式会社0.05%
田中 偉嗣0.03%
福島銀行従業員持株会0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
株式会社アラジン0.02%
双葉不動産建設株式会社0.01%
石田 愼一0.01%
酒井 一0.01%
株式会社第一商事0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-11双葉不動産建設株式会社 1.00%(4.09%)
2024-09-13SBI地銀ホールディングス株式会社 35.17%+15.98%
2024-09-10技研ホールディングス株式会社 6.60%+1.08%
2024-08-09技研ホールディングス株式会社 5.52%+0.52%
2024-02-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.04%(1.07%)
2023-07-19双葉不動産建設株式会社 5.09%+2.09%
2023-05-09三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.11%(1.02%)
2023-03-14SBI地銀ホールディングス株式会社 19.19%+1.33%
2022-10-28SBI地銀ホールディングス株式会社 17.86%--
2022-04-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.13%+0.28%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-11EDINET大量保有双葉不動産建設株式会社大量保有 1.0%384-2.34%
2025-10-01TDNet不祥事・訂正福島銀債権の取立不能又は取立遅延のおそれに関するお知らせ239-2.51%
2025-08-27TDNetその他福島銀(開示事項の経過)子会社設立に関するお知らせ254+0.00%
2025-07-29TDNetその他福島銀資本準備金及び利益準備金の額の減少に関するお知らせ234-1.28%
2024-09-13EDINET大量保有SBI地銀ホールディングス株式会社大量保有 35.17%
2024-09-10EDINET大量保有技研ホールディングス株式会社大量保有 6.6%
2024-08-09EDINET大量保有技研ホールディングス株式会社大量保有 5.52%
2024-02-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 4.04%
2023-07-19EDINET大量保有双葉不動産建設株式会社大量保有 5.09%
2023-05-09EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.11%
2023-03-14EDINET大量保有SBI地銀ホールディングス株式会社大量保有 19.19%
2022-10-28EDINET大量保有SBI地銀ホールディングス株式会社大量保有 17.86%
2022-04-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 6.13%