アコムは、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社として、ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業、債権管理回収事業を主力に展開する。ローン・クレジットカード事業は当社とGeNiE株式会社が担い、当社はローン事業及びクレジットカード事業、GeNiEは無担保ローン事業を手掛ける。信用保証事業は当社とエム・ユー信用保証株式会社が担う。海外金融事業は、タイ王国のEASY BUY Public Company Limited、フィリピン共和国のACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION、マレーシアのACOM (M) SDN. BHD.が無担保ローンやインストールメントローン事業を展開する。債権管理回収事業はアイ・アール債権回収株式会社が担い、サービサー事業を行う。加えて、エム・ユー・コミュニケーションズ株式会社がコンタクトセンター請負や人材派遣業務等を担う。
提示テキストから確認できる競争優位の中核は、長年蓄積した国内外のコンシューマーファイナンスビジネスのノウハウ、業務の集中化などローコストオペレーション等のノウハウ、及び提携先との連携基盤にある。信用保証事業では、ローン・クレジットカード事業で培ったノウハウを活用し、提携先金融機関ごとの高度化するニーズに対応するサービス機能の強化、向上を進める方針を示す。これは審査運営や商品設計、提携先支援の知見が横展開可能な点を示す。沿革上では、1979年に業界初の年中無休・24時間稼動ATMを設置し、1993年に業界初の自動契約機「むじんくん」を設置するなど、先行的なオペレーション構築の実績を持つ。さらに、1998年にMasterCard Internationalのプリンシパルメンバー承認を受け、1999年にMasterCardの発行を開始しており、カード事業の基盤も有する。海外ではEASY BUYの市場シェア拡大を重点課題に掲げているが、具体的シェア数値は提示テキスト内では確認できない。
当社グループを取り巻く経営環境として、少子高齢化をはじめとする社会構造の変化と競争環境の激化が続く見通しを示す。ローン・クレジットカード事業では、急速に変化するデジタル環境への対応が重要課題となる。リスク面では、消費者金融業界や銀行等金融機関に係る司法判断や法的枠組みの変更、新規参入を含む競争環境の激化、大規模災害や感染症拡大に伴う個人消費の減退が収益変動要因となる。海外金融事業では、進出国における司法判断や法的枠組みの変更、国家間対立や経済制裁、為替レート変動も影響要因となる。加えて、ITリスク、サイバー攻撃、資金調達環境の悪化、コンダクトリスクなど、金融事業者としての運営リスクが広範に存在する。
2026年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画では、「ビジョン達成に向け、成長サイクルのスピードを上げる」を中期方針に据える。成長、投資、利益、顧客満足が循環する「成長サイクル」を軸に、各事業の領域拡大を進める。国内の事業残高目標は、ローン・クレジットカード事業1兆3,149億円、信用保証事業1兆6,960億円、合計3兆109億円とする。海外では、EASY BUYのローン事業残高531億タイバーツ、ACOM CONSUMER FINANCE CORPORATIONの21億フィリピンペソ、ACOM (M) SDN. BHD.の1億リンギを目標とする。ローン・クレジットカード事業では、既存顧客との取引拡大、新規集客強化、債権内容の健全性維持を推進する。GeNiEでは、エンベデッド・ファイナンスの利用サービス拡大に向け、エンドユーザーを有する事業者とのパートナーシップを通じて新しい体験となる金融サービスを提供する。信用保証事業では、事業会社との保証提携実現や金融機関との新規保証提携を進め、既存提携先との連携強化を図る。海外金融事業では、EASY BUYの市場シェア拡大と債権内容の健全性維持に取り組みつつ、フィリピンとマレーシアの事業を第二、第三の収益の柱へ育成し、その他アジア諸国への新規進出も調査・分析する。
主要リスクは第1に事業収益の低下で、ローン・クレジットカード、信用保証、海外金融の中核3事業の収益変動が全体業績に直結する。第2に与信費用の増加で、経済情勢や法制度改正により顧客の信用力が低下し、貸倒関連費用が増加する可能性を抱える。第3にIT・サイバーリスクで、システム障害、不正アクセス、情報漏洩、顧客サービス停止が信頼毀損と業績悪化につながる。加えて、利息返還金の動向、人材不足、自然災害や感染症など外的要因も重要リスクとして認識する。
リスク管理面では、「リスク管理規程」に基づき担当部室がリスクの特定・評価・制御を行い、コンプライアンス・リスク統括部が統合管理を担う。リスク管理報告会、リスク委員会、取締役会へと報告・提言する体制を整備し、トップリスクは毎期、経営会議で事前審議のうえ取締役会で決議する。サステナビリティ面では、サステナビリティ基本方針を策定し、5つのマテリアリティを選定する。人的資本面では、ダイバーシティ推進、健康経営、自己啓発支援、デジタル人材育成に取り組む。株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 746.5B | 23.2倍 | 1.1倍 | 0.0% | 476.5円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | — | — | — |
| 営業利益 | 58.6B | 86.3B | 87.3B |
| 純利益 | 32.1B | 53.1B | 54.9B |
| EPS | 20.5 | 33.9 | 35.1 |
| BPS | 417.2 | 400.9 | 370.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 0.38% |
| 丸糸殖産株式会社 | 0.17% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.08% |
| マルイト株式会社 | 0.08% |
| 公益財団法人木下記念事業団 | 0.06% |
| 株式会社丸糸商店 | 0.02% |
| 三菱UFJ信託銀行株式会社 | 0.02% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.01% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 0.01% |
| MASA&COMPANY株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-07-23 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 40.62% | +0.50% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-20 | TDNet | 人事 | アコム | 組織変更および人事異動に関するお知らせ | 508 | -0.33% |
| 2025-07-29 | TDNet | 決算 | アコム | 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 430 | +0.79% |
| 2025-06-20 | TDNet | その他 | アコム | 支配株主等に関する事項について | 421 | -0.05% |
| 2024-07-23 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 40.62% | — | — |