Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ジャックス (8584)

ジャックスは消費者信用業を中核に、国内でクレジット、ペイメント、ファイナンスを展開し、カード、家賃保証、集金代行、住宅ローン保証、銀行個人ローン保証を手掛ける。海外はASEANで二輪・オートローンや無担保ローンを展開。MUFGグループ連携、M&A、AI審査、BaaS活用を成長軸とし、事業構造改革で収益性重視へ転換する。[本社]提示テキスト内では確認できない [創業]1954年 [上場]1978年

1. 事業概要

株式会社ジャックスグループは、当社と連結子会社7社で構成し、消費者信用業を主軸に国内・海外の2セグメントで事業を展開する。国内ではクレジット、ペイメント、ファイナンスの3部門を主力とし、クレジットでは加盟店での商品購入やサービス利用に伴う分割払いの立替払い、ならびに保証業務を行う。ペイメントではプロパーカード、提携カード、ローンカードの発行に加え、家賃保証、口座振替ネットワークを活用した集金代行を展開する。ファイナンスでは投資用マンション向け住宅ローン保証や銀行個人ローン保証を手掛ける。その他、国内子会社を通じて保険代理店、リース、債権管理回収、デジタルギフト販売を行う。海外ではベトナム、インドネシア、カンボジア、フィリピンの連結子会社で二輪・オートローンを中心とするクレジット事業を展開し、一部で個人向け無担保ローンも取り扱う。

2. 競争優位性

当社グループの競争力の源泉として、国内でクレジット、カード、家賃保証、集金代行、各種ローン保証を横断的に展開する事業ポートフォリオが挙がる。加盟店網、提携不動産管理会社、提携金融機関との接点を通じて複数商品を提供できる点は、送客やクロスセルの余地を持つ。集金代行では口座振替ネットワークを活用し、継続課金型の回収機能を担う。債権回収ではサービサー法に基づくジャックス債権回収サービス株式会社が延滞債権の回収受託・買取を行い、回収機能をグループ内に持つ。加えて、信用調査機能や電算事務処理機能を活用して事業活動を行う点は、審査・回収・事務処理の運営ノウハウ蓄積を示す。中期計画ではMUFGグループとの連携拡充を掲げ、三菱UFJ銀行の顧客網活用、新たな相互送客、BaaS分野での協業を進める方針を示す。これらは顧客接点拡大や商品供給力向上につながる可能性を持つ。なお、市場シェア、特許、ブランド力の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

当社グループを取り巻く市場は、国内外の消費者向け金融サービス市場にあり、個人消費動向の影響を強く受ける。世界経済の低迷、物価・金利上昇による個人消費減退は業績に影響し得る。競争面では同業他社に加え、異業種やフィンテック企業の参入で競争環境が目まぐるしく変化する。規制面では割賦販売法、貸金業法などの適用を受け、法令改正は商品・サービスや業務運営、対応コストに影響する。海外ではベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジアに加え、新たにマレーシアへ進出しており、政治、経済、文化、宗教、慣習、地政学を含むカントリーリスクが存在する。事業構造改革の一環として、ベトナムでは新規クレジットカード発行と既存会員利用を停止し、インドネシアでは重機等リースの新規受付を中止しており、収益性重視の選択と集中を進める局面にある。

4. 成長戦略

2025年度開始の第15次中期3カ年経営計画「Do next!」では、「MUFGグループとの連携拡充により変革と再成長に挑む3年間」をテーマに据える。重点戦略は3点で、第一にMUFGグループとの連携とM&Aによる成長戦略の加速、第二に量から質への転換による抜本的な事業構造改革、第三にALM高度化による財務健全性確保と資本効率向上を掲げる。数値目標として、2027年度に営業収益2,045億円、経常利益310億円、親会社株主に帰属する当期純利益230億円を設定する。国内では太陽光発電システム、蓄電池、電気自動車など脱炭素関連商材のクレジット、賃貸住宅向け家賃保証、銀行個人ローン保証の拡大を狙う。海外では人口増加と経済発展が見込まれるASEANを含む新地域進出を検討する。運営面では営業支援ツール導入、事務センター効率化、新スコアリングシステム構築、MUFGグループベースでのAI活用審査モデル検討、セキュリティ対策強化を進める。資本面では三菱UFJ銀行との資本業務提携契約締結と第三者割当増資により、国内外の成長投資、M&A、事業構造改革、システム・DX投資に資金を充当する方針を示す。

5. リスク

主要リスクとして、第一に信用リスクが挙がる。個人の信用状況悪化、与信精度低下、不正申込増加、加盟店経営状況や不動産市場悪化は貸倒関連費用増加につながる。第二に調達金利上昇リスクがある。金融市場変化や信用力低下により借入や社債の金利が上昇し、金融費用が増加し得る。第三にサイバーセキュリティ・システムリスクがある。個人情報流出、システム停止、サービス提供停止、評判悪化は経営に重大な影響を及ぼし得る。加えて、法令・規制、カントリーリスク、災害・疫病、評判リスクも重要項目として認識する。

6. ガバナンス

当社グループはERMを経営上の最重要課題と位置づけ、代表取締役社長が委員長を務めるリスク管理委員会と投資検討委員会を設置する。リスク管理委員会は信用リスク、ALM、オペレーショナルリスクの各委員会から報告を受け、重要リスクの抽出、評価、対策決定、モニタリングを行う。投資検討委員会は新事業、海外事業、M&Aの成長性、収益性、リスクを評価する。管理体制は「3つの防衛線」に基づき、第1線が運用責任、第2線が監督・一元管理、第3線が内部監査を担う。株主還元方針は安定的かつ継続的な配当を重視し、新中期計画ではDOE3.0%または連結配当性向40%を目安に、いずれか高い方で利益還元を行う方針を示す。沿革上の本社所在地情報は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2LQ | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
144.4B 7.7倍 0.6倍 0.0% 4,115.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 191.0B 184.8B 173.5B
営業利益 25.7B 33.1B 31.7B
純利益 18.6B 23.8B 21.7B
EPS 536.1 685.1 624.6
BPS 7,142.2 6,637.2 5,883.6

大株主

株主名持株比率
株式会社三菱UFJ銀行0.20%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.09%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)0.08%
ジャックス共栄会0.05%
第一生命保険株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
ジャックス職員持株会0.03%
日本生命保険相互会社      (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
三菱UFJ信託銀行株式会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-24株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 40.38%--
2025-09-22株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 40.38%+17.21%
2024-07-23株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 23.17%(0.33%)
2022-01-11三井住友DSアセットマネジメント株式会社 3.99%(1.01%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-05TDNet決算ジャックス2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)4,340-1.61%
2026-02-05TDNetその他ジャックスシンガポールにおける金融事業参入に関するお知らせ4,340-1.61%
2025-09-24EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 40.38%4,350+0.34%
2025-09-22EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 40.38%4,325+0.58%
2025-09-01TDNet資本政策ジャックス第三者割当による新株式の発行に係る関係当局の許認可の取得及び払込日の確定に関するお知らせ4,290+1.28%
2024-07-23EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 23.17%
2022-01-11EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 3.99%