Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ジャフコ グループ株式会社 (8595)

ファンド運用を通じたベンチャー投資とバイアウト投資を主力とする投資運用会社。収益源は管理報酬、成功報酬、自己出資分のキャピタルゲイン。厳選集中投資と深い経営関与を軸に、起業家に近い「CO-FOUNDER」型支援を展開。2018年導入のパートナーシップモデル、蓄積したネットワーク、ファンド募集機能が差別化要因。2025年4月以降は国内投資へ集中し、安定収益構造への進化を図る。[本社]東京都港区 [創業]1973年 [上場]1994年

1. 事業概要

ジャフコ グループは、ファンドの運用を通じたベンチャー投資とバイアウト投資を手掛ける。事業セグメントはファンド運用事業の単一セグメントで、機関投資家や事業会社などからおおむね3年半ごとに資金を募集し、運用期間10年に2年の延長期間を設定したファンドを組成する。常時有望企業を開拓し、新規投資を積み上げてファンドごとにポートフォリオを構築し、投資後は経営関与を高めて事業成長と企業価値向上を支援する。EXIT手段はIPOやM&A等を想定し、主な収益源はファンドから受け取る管理報酬と成功報酬、ならびにファンドへの直接出資に対するキャピタルゲインとなる。未上場投資先に対しては、人材採用、営業・マーケティング、大手企業との資本・業務提携、管理体制整備、上場準備、追加資金調達などの支援を行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、創業以来蓄積してきた投資経験、豊富なリソースとネットワーク、ならびに投資後の深い経営関与にある。当社は単なる投資家ではなく「CO-FOUNDER」を掲げ、事業の構想段階から起業家とともに成長にコミットする方針を明示する。厳選集中投資により1社あたりの投資金額と保有シェアを高め、影響力のあるシェアを確保したうえで企業価値向上策を実行する点が特徴となる。2018年から導入したパートナーシップモデルでは、トップキャピタリストとしてファンド運用責任を負うパートナーを中心にフラットな組織を構築し、SV6ファンド以降はパートナーと従業員が当社とともに出資して運用リスクを負う仕組みを採用する。これにより、ファンドパフォーマンスと個人の貢献を連動させるインセンティブ設計を整える。加えて、ファンド募集と出資者対応を担う専門部門を有し、定期レポートや面談を通じた透明性の高い運用を行う点も差別化要因となる。競合環境下では、「起業家のいちばん近くに」というブランドスローガンやオウンドメディアでの実例発信を通じ、深いコミットメント型の投資スタンスを訴求する。

3. 市場環境

提示テキストでは、世界的な地政学リスクの高まりや物価高騰を背景に事業環境の不透明感が続く一方、日本では有望なスタートアップや若い起業家の台頭、生成AIなどテクノロジー進化、価値観やライフスタイルの変化が新たな投資機会を生み出すと記載する。スタートアップ向け資金供給促進や税制改正などの支援策もあり、国内ベンチャー投資市場は成長が期待される分野と位置付ける。バイアウト投資でも、M&A増加や中小企業の事業承継に対する政府の継続的な取り組みを背景に拡大余地を見込む。一方で、未上場株式投資は株式市場やIPO市場の影響を強く受け、競合として専業VC、PEファンド、事業会社系CVCが存在し、有望案件の獲得競争は激化する。

4. 成長戦略

成長戦略の柱は、投資運用力の向上、ファンド募集力の強化、組織基盤の強化、資本効率の向上に置く。2025年4月には、投資パフォーマンスに優位性があり今後の拡大が見込まれる国内投資に集中する方針を決定し、アジア・米国で運用するファンドへの新規出資停止と海外子会社の譲渡を2026年3月期中をめどに進める方針を示す。国内でのベンチャー投資とバイアウト投資の強みを融合し、利益成長と安定的な収益構造への進化、資本効率向上を目指す。投資面では、成長ポテンシャルの高い企業を早期に開拓し、リード投資家として投資実行する方針を掲げる。投資後は事業開発や体制整備に深く関与し、EXITではIPOに加え発展的なM&Aも追求する。ファンド募集面では、規律と透明性の高い運用、投資家ニーズに応じた情報提供により既存投資家の継続出資と新規投資家層の獲得を狙う。資本効率面では、新設ファンドサイズを対象マーケットに合わせて段階的に拡大しつつ、当社出資比率を中長期的に20%とする目標を掲げる。主要指標では、投資パフォーマンス目標を「3倍以上」に引き上げ、株主還元はDOE6%または配当性向50%のいずれか大きい方を配当する方針を示す。直近の基幹ファンドであるジャフコSV7シリーズでは、外部出資比率80%、当社出資比率20%となり、当初目標に対し前倒しで進捗すると記載する。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に、政治・経済・社会情勢や株式市場、IPO市場の変動により、投資先業績、EXIT機会、成功報酬やキャピタルゲインが大きく変動する点となる。第2に、未上場株式、とりわけシード・アーリーステージ投資では、潜在力の見極め難度が高く、投資資金が全く回収できない可能性がある点となる。第3に、競合激化やファンド募集不振により、有望案件の獲得や十分な外部資金調達が難しくなる可能性がある点となる。対応策として、ベンチャー投資とバイアウト投資の併用、投資時期の時間分散、M&Aを含む多様なEXIT追求、投資委員会による審査、投資後支援、出資者との継続的コミュニケーションを進める。

6. ガバナンス

経営体制面では、2018年導入のパートナーシップモデルを基盤に、パートナーを中心としたフラットな組織作りを進める。投資判断は日本・アジア・米国の拠点ごとに設けた所定の委員会で行い、市場成長性、製品・サービスの革新性や競争力、マネジメント評価、投資採算、企業価値向上策、EXIT戦略、リスク、サステナビリティの観点から審議する。人材面では、継続的な新卒採用と知見伝承、専門領域のスペシャリスト採用を併用し、個人に過度に依存しない投資運用力の持続的向上を図る。株主還元方針は強化しており、DOE6%または配当性向50%のいずれか大きい方を配当する方針を示す。提示テキスト内では社外取締役構成などの詳細な統治機関設計までは確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VYZC | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
122.3B 18.2倍 0.9倍 5.9% 2,254.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 21.6B 29.7B
営業利益 5.6B 12.5B
純利益 6.6B 9.6B
EPS 123.7 175.6
BPS 2,548.7 2,586.3

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.14%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
穐田 誉輝0.04%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB) (常任代理人 野村證券株式会社)0.03%
JPモルガン証券株式会社0.03%
BNYMSANV RE GCLB RE JP RD LMGC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.02%
HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.02%
光通信株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-07ゴールドマン・サックス証券株式会社 3.83
2026-04-07ユービーエス・エイ・ジー 3.59
2026-04-03JPモルガン証券株式会社 5.34
2026-03-23ゴールドマン・サックス証券株式会社 5.77
2026-03-18JPモルガン証券株式会社 5.6
2026-03-05ジャフコ グループ株式会社 1.0
2026-02-20ユービーエス・エイ・ジー 5.08
2026-02-06みずほ証券株式会社 0.01
2026-01-09みずほ証券株式会社 0.02
2025-11-21ゴールドマン・サックス証券株式会社 3.88
2025-10-03ブラックロック・ジャパン株式会社 5.04
2025-08-22ゴールドマン・サックス証券株式会社 5.07
2025-07-25ジャフコ グループ株式会社 22.75
2025-07-01ジャフコ グループ株式会社 1.47
2025-06-27ジャフコ グループ株式会社 25.0
2025-06-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.55
2025-05-09みずほ証券株式会社 0.01
2025-05-02ジャフコ グループ株式会社 45.32
2025-04-18JPモルガン証券株式会社 2.77
2025-04-07野村證券株式会社 3.9

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-07TDNetHolding change by ユービーエス・エイ・ジー
2026-04-07TDNetHolding change by ゴールドマン・サックス証券株式会社
2026-04-03TDNetHolding change by JPモルガン証券株式会社
2026-03-23TDNetHolding change by ゴールドマン・サックス証券株式会社
2026-03-18TDNetHolding change by JPモルガン証券株式会社
2026-03-05TDNetHolding change by ジャフコ グループ株式会社
2026-02-20TDNetHolding change by ユービーエス・エイ・ジー
2026-02-06TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2026-01-28TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-01-28TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-01-09TDNetHolding change by みずほ証券株式会社
2026-01-07TDNet非連結決算への移行に関するお知らせ
2025-11-21TDNetHolding change by ゴールドマン・サックス証券株式会社
2025-10-24TDNet自己株式の消却に関するお知らせ
2025-10-24TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-10-24TDNet2028年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ
2025-10-24TDNet剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ
2025-10-24TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-24TDNetdividend: 剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ
2025-10-24TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ