Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社九州リースサービス (8596)

九州地盤の総合金融サービス企業。機械設備のリース・割賦を核に、貸付、債権買取、信用保証、不動産賃貸・販売、保険募集、売電、LEDレンタルまで展開する。創業以来50年の営業で培った顧客基盤と地域密着力、多様なサービスメニュー、戦略的パートナー連携を強みとし、課題解決型のソリューション営業で差別化を図る。[本社]福岡県福岡市博多区 [創業]1974年 [上場]1988年

1. 事業概要

株式会社九州リースサービスグループは、当社と連結子会社8社で構成する総合金融サービス企業。事業は、機械設備等のリース及び割賦販売を担う「リース・割賦」、金銭の貸付、債権の買取、信用保証等を担う「ファイナンス」、不動産の賃貸及び販売、匿名組合等に対する出資を行う「不動産」、生命保険の募集、自動車リースの紹介、損害保険代理業等を行う「フィービジネス」、売電事業及びLEDレンタル事業を行う「環境ソリューション」、物品販売等の「その他」から成る。グループ内では、㈱ケイ・エル・アイが複数領域を担い、西日本不動産開発㈱が不動産、㈱ケイエルエス信用保証が信用保証、㈱KL合人社が不動産、合同会社相生メガソーラーパークが環境ソリューションを担う。提出会社単体の従業員は126名、連結では186名を擁する。

2. 競争優位性

提示テキストから読み取れる最大の強みは、九州に根ざした営業基盤と、創業以来50年の営業で培った顧客基盤にある。当社グループはこれを「最大の強み」と明示し、総合リース会社を核とする特性を活かして、課題を抱える企業のパートナーとして柔軟かつ専門性の高いソリューション営業を展開する。単一商品に依存せず、リース、ファイナンス、不動産、保険、環境ソリューションまで幅広いサービスメニューを持つ点は、顧客接点の多層化とクロスセル余地につながる。中期経営計画でも、従来からの強みとして「お取引先・地域との密着力」と「多様で幅広なサービスメニュー」を掲げ、さらに「専門、固有なノウハウ・知見を有する戦略的パートナーとの連携」を相乗させる方針を示す。法的規制の面では、貸金業者登録や宅地建物取引業者免許などの許認可が必要にあり、一定の参入障壁として機能する。加えて、与信審査、中古価値を踏まえた物件選別、担保不動産評価、ALM運営など、金融・不動産一体のノウハウ蓄積も事業遂行上の重要な基盤となる。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

主要地盤の九州では、大手半導体メーカーの新工場の竣工・稼働に伴い、関連サプライチェーンの拡大・強化が進み、交通インフラ整備や流通・商業設備開発にも波及している。会社はこれが地元企業の広い分野での設備投資や地域経済の拡大・活性化につながると認識する。一方で、原材料・資源価格の高騰、金利上昇、米国の関税政策、中国経済の下振れリスクなどから、経営環境は不透明と位置付ける。業法面では、会社法、金融商品取引法、貸金業法、宅地建物取引業法、独占禁止法、個人情報保護法等の適用と規制当局の監督を受ける。リース需要は民間設備投資額とほぼ相関関係にあるとされ、景気変動の影響を受けやすい構造を持つ。

4. 成長戦略

2024年4月から2027年3月までの中期経営計画「共創2027 ~つながるチカラで未来を創造する~」を始動する。2030年までのビジョンの一つとして、お取引先企業、地域に寄り添い、経営課題や社会情勢の変化に対応する独創性のある総合金融サービス・ソリューションを提供する伴走型企業集団を目指す。計画の基本方針は「確かな収益基盤の確立」「新たな領域の創造」「経営基盤の強化」の3点。更なる利益成長にとどまらず、収益性や資本効率性の向上にも注力する方針を示す。また、持続的成長には人的資本投資の拡大による魅力ある組織づくりが不可欠とし、エンゲージメント向上など非財務指標も新たに目標化する。事業面では、地域密着力、多様なサービスメニュー、戦略的パートナー連携を組み合わせ、独自ビジネスの展開による持続的成長と提供価値拡大を図る。沿革上も、2022年に㈱西日本フィナンシャルホールディングスと資本・業務提携契約を締結し、同年には不動産事業、保険代理店事業、売電事業を㈱ケイ・エル・アイへ承継、2023年には西日本不動産開発㈱を子会社化しており、グループ再編を通じた機能強化を進める。

5. リスク

主要リスクは、第一に景気変動リスク。国内外の景気低迷が長期化し、リース設備投資額が大幅に減少した場合、契約実行に影響する可能性を持つ。第二に信用リスク。リース・割賦販売や営業貸付は中長期与信にあり、取引先の経営破綻、担保物件の時価下落、貸倒引当金の積み増しが業績に影響し得る。第三に市場金利及び不動産価格変動リスク。調達の中心が金融機関借入であるため金利上昇の影響を受け、不動産相場や稼働率の変化は売却損や減損損失につながる可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、2004年に執行役員制度を導入する。法令遵守体制として、毎年コンプライアンスプログラムを策定し、その進捗をコンプライアンス委員会で把握する運営を行う。貸金業者登録や宅地建物取引業者免許など必要許認可の有効期限を厳正に管理し、定期的な勉強会を通じて全役職員のコンプライアンス意識向上に取り組む。人的資本面では、管理職に占める女性労働者比率、男性育児休業取得率、男女賃金差異を開示し、育児休業取得率向上も確認できる。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4UI | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
36.5B 8.9倍 0.7倍 0.0% 1,407.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 39.3B 33.5B 36.8B
営業利益 5.7B 4.6B 5.5B
純利益 3.6B 3.0B 5.9B
EPS 158.2 134.1 257.9
BPS 1,881.2 1,763.6 1,651.7

大株主

株主名持株比率
株式会社西日本フィナンシャルホールディングス0.30%
福岡地所株式会社0.15%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)0.05%
株式会社平興産0.03%
株式会社シノケングループ0.03%
住友三井オートサービス株式会社0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.02%
株式会社ゼンリン0.02%
株式会社二十一世紀グループ0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-10-06福岡地所株式会社 13.73%(1.23%)
2022-10-06株式会社シティアスコム 0.00%(5.84%)
2022-10-05株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 27.42%+14.00%
2022-07-12株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 13.42%+2.80%
2021-12-15株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 10.62%+1.93%
2021-08-06みずほ信託銀行株式会社 0.04%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-07-24TDNetその他九州リースサービス資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について1,255+0.00%
2025-06-09TDNetその他九州リースサービス支配株主等に関する事項について1,201-0.75%
2022-10-06EDINET大量保有福岡地所株式会社大量保有 13.73%
2022-10-06EDINET大量保有株式会社シティアスコム変更
2022-10-05EDINET大量保有株式会社西日本フィナンシャルホールディン大量保有 27.42%
2022-07-12EDINET大量保有株式会社西日本フィナンシャルホールディン大量保有 13.42%
2021-12-15EDINET大量保有株式会社西日本フィナンシャルホールディン大量保有 10.62%
2021-08-06EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社大量保有 0.04%