Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

いちよし証券株式会社 (8624)

いちよし証券は金融商品取引業を中核に、有価証券の売買・募集・売出し等、投資・金融サービスを展開する。競争優位性は「いちよし基準」に基づく「売らない信念」と、お客様独自のオーダーを仕立てる「オーダーメイドのポートフォリオ提案」にある。富裕層ビジネスと中小型成長株に特化し、いちよし経済研究所のリサーチ力、いちよしアセットマネジメントの運用力と連携したグループ総合力で、預り資産の拡大とストック型ビジネスモデルへの転換を推進する。 [本社]東京都中央区 [創業]1944年 [上場]1989年

1. 事業概要と競争優位性

いちよし証券は、金融商品取引業を中核に投資・金融サービスを展開。中小型成長企業のリサーチを担う株式会社いちよし経済研究所、投資信託委託業のいちよしアセットマネジメント株式会社といった連結子会社を擁し、グループ総合力で顧客ニーズに対応する。

競争優位性は、企業理念「いちよしのクレド」に基づく「金融・証券界のブランド・ブティックハウス」構築への志向に根差す。20年来掲げる「仕組み債は取り扱わない」「個別外国株は勧誘しない」など7つの原則「いちよし基準」に基づく「売らない信念」は、顧客本位の姿勢を明確にし、信頼構築に寄与。2019年からの「改革の断行」では、「お客様独自のオーダーを仕立てる信念」を掲げ、顧客ニーズに即したオーダーメイドのポートフォリオ提案を推進し、高付加価値サービスによる顧客エンゲージメント強化を図る。「富裕層ビジネス特化」「中小型成長株特化」を強みとし、ニッチ市場での専門性を高める。アドバイス力、リサーチ力、運用力といったグループ総合力も差別化要因だ。

2. 沿革ハイライト

同社は1944年、三栄証券株式会社として大阪市に設立。1950年8月に一吉証券株式会社へ商号変更し、1989年4月には東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場第二部に上場した。2000年7月には「いちよし証券株式会社」に商号を変更し、本店を東京都中央区に移転。2006年3月に東証・大証市場第一部銘柄に指定され、2022年4月には東京証券取引所の市場区分の見直しによりプライム市場へ移行した。

複数の証券会社を吸収合併し、事業規模と顧客基盤を拡大。海外事業展開も行ったが、後に清算・除外。2023年8月には有価証券の引受け業務を取り止め、事業ポートフォリオを再編。2019年からは、お客様本位の業務運営を一層推進すべく、20年振りの「改革の断行」に取り組む。

3. 収益・成長

同社は、100年人生、インフレ経済への不安、新NISA制度開始を背景とする「貯蓄から投資へ」の流れを成長ドライバーと捉え、お客様本位のビジネス展開を強化。最重要指標は「預り資産」の拡大であり、持続的な成長実現に努める。

収益構造では、売買手数料中心の「フロー型ビジネスモデル」から、投資信託の信託報酬やラップフィーを軸とした「ストック型ビジネスモデル」への転換を最重要課題とする。これは、株式市場の変動に影響されない安定収益構造の促進とコストカバー率向上を目指す、ビジネスモデルの質を高める戦略。「改革の断行」では、人材の増強と育成を成長の源泉とし、アドバイザーの質向上や若手育成に注力。小型店舗「プラネットプラザ」の出店など、顧客利便性向上のための店舗再編を進め、顧客接点強化を図る。IT基盤への継続的な設備投資も、業務効率化とサービス向上に貢献する。

4. 財務健全性

同社は、総資産に対する純資産比率が高く、強固な財務基盤を維持。現金同等物も潤沢で有利子負債は低水準に抑えられ、財務安定性が高い。設備投資は全て自己資金で実施し、外部資金への依存度が低いことも健全性を示す。これらは、市場変動リスクや流動性リスクに対する耐性を高める要因だ。

5. 注目ポイント

今後の注目ポイントは、「改革の断行」による「ストック型ビジネスモデル」への転換進捗と、それに伴う「預り資産」の拡大状況。お客様本位の「売らない信念」と「オーダーメイドのポートフォリオ提案」が、競争激化する金融・証券業界で、いかに顧客からの信頼とエンゲージメントを深め、持続的な収益基盤を確立できるか。

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
49.1B 9.4倍 1.3倍 6.8% 1,295.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 18.3B
営業利益 6.2B 2.3B
純利益 4.4B 1.6B
EPS 137.3 47.1
BPS 962.7 861.9

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.15%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
株式会社野村総合研究所0.03%
いちよし証券従業員持株会0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
ジャフコ グループ株式会社0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385794(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.01%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG  (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-26MIRI Capital Management LLC 15.47
2026-03-02MIRI Capital Management LLC 13.65
2026-02-05MIRI Capital Management LLC 12.61
2026-01-29MIRI Capital Management LLC 11.58
2026-01-09MIRI Capital Management LLC 10.53
2025-12-19MIRI Capital Management LLC 9.48
2025-11-18MIRI Capital Management LLC 8.47
2025-05-29MIRI Capital Management LLC 7.46
2025-05-19MIRI Capital Management LLC 6.33
2025-05-08MIRI Capital Management LLC 5.21
2023-03-07ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー 4.24
2022-10-05ウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピー 5.24
2022-07-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.28
2021-10-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.17

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-08TDNet主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ
2026-03-26TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2026-03-18TDNetdividend: 2026年3月期の期末配当予定について
2026-03-18TDNet2026年3月期の期末配当予定について
2026-03-18TDNet新中期経営計画「ターゲット5 <ONE TEAM>」策定に関するお知らせ
2026-03-18TDNet役員に対する新たな業績連動型株式報酬制度の導入についてのお知らせ
2026-03-04TDNet取締役選任議案に関するお知らせ
2026-03-02TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2026-02-05TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2026-01-29TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2026-01-22TDNet2026年3月期第3四半期 連結決算速報値に関するお知らせ
2026-01-09TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2025-12-19TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2025-11-18TDNetHolding change by MIRI Capital Management LLC
2025-11-18TDNet主要株主の異動に関するお知らせ
2025-10-17TDNet2026年3月期第2四半期(中間期) 連結決算速報値に関するお知らせ
2025-09-17TDNet2026年3月期の中間普通配当予定および創立75周年記念配当予定について
2025-09-17TDNetdividend: 2026年3月期の中間普通配当予定および創立75周年記念配当予定について
2025-07-30TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
2025-07-30TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)