Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

極東証券株式会社 (8706)

有価証券の売買・受託、引受け、募集・売出し取扱いを中核とする独立系証券。富裕層向け金融サービスを事業の柱とし、Face to Faceの直接対話型営業を堅持。既存顧客からの紹介比率の高さや対面証券平均を上回るロイヤルティが顧客基盤の強みとなる。子会社で投資ファンド運営、自己資金投資、不動産賃貸、調査研究も展開し、収益源多様化を志向。[本社]東京都中央区 [創業]1947年 [上場]記載確認不可

1. 事業概要

極東証券グループは、有価証券の売買等及び売買等の受託、有価証券の引受け及び売出し、有価証券の募集及び売出しの取扱い等を主たる業務とする。事業区分としては、金融商品取引業、投資業、不動産業、調査・研究業を営むが、連結財務諸表への影響が僅少な事業を含めて「投資・金融サービス業」という単一セグメントとして把握する。中核の極東証券株式会社は国内で第一種金融商品取引業及び第二種金融商品取引業を営む。子会社の株式会社FEインベストは第二種金融商品取引業として同社が組成する投資ファンドの運営・管理を担い、加えて自己資金を利用した長期投資による安定的収益の確保を目的とする投資業を行う。極東プロパティ株式会社は不動産業として主に本支店店舗等を賃貸し、株式会社極東証券経済研究所は国内外の経済・金融市場の調査研究を受託する。

2. 競争優位性

当社グループの差別化要因として、提示テキスト内で最も明確なのは「信は萬事の基と為す」を基本理念とする信頼重視の経営と、Face to Faceのお客さまとの対面での直接対話型ビジネスモデルにある。富裕層向け金融サービスを事業の柱としてきた点も独自性として明示する。他の中堅証券会社との差別化策として、対面営業スタイルを堅持しつつ、他社では提供できない多様な商品を取りそろえ、マーケットの変化を捉えた機動的な運用提案を行う方針を掲げる。顧客満足度の面では、新規口座開設者のうち既存顧客の紹介を契機とする比率が高水準にあること、ロイヤルティ調査で対面証券会社平均より高い指標を示したことが、顧客基盤の粘着性と紹介連鎖の強さを示す。さらに、当社自身が企業価値を他社と差別化している要因として「お客さまからの信頼」というブランドと「特色ある旬の商品の提供」というノウハウを挙げており、無形資産の蓄積が競争力の源泉となる。もっとも、技術優位、特許、国内外シェアの数値、ネットワーク効果に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

経営環境として、諸外国の経済・金利動向や地政学リスクなどを背景に、日本経済や金融市場は不確実な動きを示す可能性が高いと認識する。一方で、国内では政府の資産運用立国実現プランの下、NISAの抜本的拡充・恒久化、金融経済教育の充実などの施策が進み、国民の安定的な資産形成ニーズが高まる追い風がある。証券業界は競争環境が厳しいとされるが、当社グループは富裕層向けサービスと対面営業の独自性をさらに追求することで持続可能な成長が可能とみる。規制面では、金融商品取引法第29条に基づく登録、取引所参加者としての規則遵守、日本証券業協会及び第二種金融商品取引業協会の会員としての規則遵守が必要となる。第一種金融商品取引業者として自己資本規制比率の維持も求められ、参入後の継続運営には高い法令順守能力が必要となる。

4. 成長戦略

中期事業計画(2024年度~2026年度)では、「収益基盤の拡大」「人的資本の充実」「コンプライアンスの徹底」を重点課題に設定し、ROE8%の達成を目標に掲げる。収益基盤の拡大では、顧客基盤と預り資産を収益基盤の大きな柱と位置付け、対面営業を維持しながら多様な商品提供と機動的な運用提案を進める。全国ベースでの営業活動の展開により新たな顧客層を開拓し、預り資産の拡大を目指す。営業活動を支援するツール導入やアフターフォロー強化も進め、顧客満足度向上を通じた信頼獲得を狙う。加えて、株主資本の効率的運用の観点から、適切なリスク管理の下で有望な投資対象への投資を推進し、お客さま向けビジネス以外の収益拡大にも取り組む。人的資本面では、人材育成プランを策定し、高度な能力を備えた中核人材の育成、モチベーション向上につながる社内体制整備、中長期的に必要な人材の確保・育成を進める。コンプライアンス面では、「お客さま本位の業務運営に関する方針」に基づき、誠実・公正な業務運営と法令諸規則の遵守徹底を図る。

5. リスク

第一に、単一領域である金融商品取引業への依存が大きく、金融資本市場の変貌や縮小が収益に直接影響するリスクを抱える。第二に、Face to Faceモデルを重視する一方、オンライン取引等のためのシステムを構築していないため、将来のフィンテック需要への対応遅延や業務効率化の遅れが市場競争力低下につながる可能性がある。第三に、法令違反時の金融商品取引業登録取消し、業務停止処分、自己資本規制比率低下に伴う行政処分など、規制産業特有のリスクが大きい。加えて、自己勘定トレーディング、市場縮小、流動性、外貨調達、デリバティブ、保有有価証券や不動産の減損など財務・投資リスクも内包する。

6. ガバナンス

当社グループは、全社的なリスク管理体制を整備し、事業リスクの網羅的把握、評価・分析、対策協議、今後の方向性決定のためにリスク管理委員会を設置する。委員会の審議内容は代表取締役社長及び取締役会に報告する体制とする。中長期方針では、東京証券取引所プライム市場上場企業として、資本コストや株価を意識した経営、株主との対話推進、より高い水準のコーポレート・ガバナンス体制の構築に努める方針を示す。株主還元の具体的方針や配当性向などの数値は、提示テキスト内では確認できない。沿革上の本社は東京都中央区に所在し、1947年3月に冨士証券株式会社を設立、1949年9月に当社新発足、同年12月に極東証券株式会社へ商号変更する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0MB | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
57.3B 12.5倍 1.1倍 0.1% 1,748.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益 2.7B 3.0B -312M
純利益 4.4B 4.3B 1.2B
EPS 139.4 136.1 36.6
BPS 1,617.8 1,682.2 1,482.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
有限会社みつる0.08%
株式会社七十七銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.05%
株式会社三井住友銀行0.05%
三井住友信託銀行株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.05%
菊池廣之0.03%
菊池一広0.03%
菊池基之0.03%
高野満美恵0.02%
菊池久基0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-19三井住友信託銀行株式会社 7.25%(0.12%)
2025-09-19三井住友信託銀行株式会社 7.37%(0.93%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-12TDNet配当・還元極東証券2026年3月期の期末配当予定に関するお知らせ1,781-1.63%
2026-02-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 7.25%1,820-1.26%
2026-02-12TDNet配当・還元極東証券自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ1,786-0.95%
2026-01-28TDNet決算極東証券2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,692+0.95%
2026-01-21TDNetその他極東証券2026年3月期 第3四半期連結業績速報値に関するお知らせ1,725+2.67%
2025-12-11TDNet人事極東証券人事異動に関するお知らせ1,619+0.25%
2025-09-25TDNet配当・還元極東証券2026年3月期の中間配当予定に関するお知らせ1,592-0.06%
2025-09-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 7.37%1,570+0.89%