Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社アサックス (8772)

首都圏中心に不動産担保ローンを展開し、信用保証、不動産賃貸、不動産販売を周辺事業として併営する。中核事業は不動産価値判断と顧客リスク判断のノウハウを要し、参入に一定の難度を伴う点が特徴。厳格な与信判断、担保不動産の再評価、小口分散、ローコスト経営を通じて債権健全性を重視し、収益基盤の多様化とブランド力向上を進める。[本社]東京都渋谷区 [創業]1969年 [上場]2007年

1. 事業概要

株式会社アサックスは、不動産担保ローン事業を中核とする金融会社として事業を展開する。事業区分としては、不動産を担保とする事業資金等の融資を行う不動産担保ローン事業、金融機関が行う不動産担保融資に対する信用保証事業、収益不動産を取得して事業用・居住用不動産の賃貸及び管理を行う不動産賃貸事業、債権回収を目的とした不動産の取得・販売を行う不動産販売事業を有する。ただし開示上は不動産担保ローン事業の単一セグメントとして管理する。中長期的には中核の不動産担保ローン事業を中心に、隣接事業である信用保証事業及び不動産賃貸事業を組み合わせ、収益基盤の強化と多様化を図る方針を示す。営業拠点は本店と6支店を有し、営業店舗は東京都を中心とする首都圏に集中する。

2. 競争優位性

当社の競争優位性として、まず不動産担保ローン事業に必要な不動産の価値判断と顧客リスク判断のノウハウ蓄積が挙げられる。リスク開示では、こうした判断能力を要するため、他業種からの参入や同業種からの当市場への参入には少なからず困難が伴うと記載する。加えて、厳格な与信判断と途上与信管理における債権メンテナンス、すなわち担保不動産の再評価に注力し、健全な債権内容の維持を図る点も運営上の強みとなる。担保政策では、商業不動産、大型不動産、特殊用途不動産など需要が限定的な不動産を原則として担保対象外とし、一顧客当たりの平均貸付額を20,000千円台とする小口分散を進める。経営方針としても、好況時・不況時を問わず貸倒れを抑えたローコスト経営を堅持する姿勢を明示する。さらに、インターネット広告及び交通広告を中心としたプロモーション活動を継続し、知名度向上と企業ブランド力の強化を課題として掲げる。市場シェアや特許、独自技術に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は不動産市況の影響を強く受ける。地価上昇局面ではビジネスチャンスが広がる一方、反落時には担保価値下落による貸倒リスクが高まる構造を持つ。足元の国内景気については、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復を維持する一方、物価上昇の継続やアメリカの通商政策の影響などから先行き不透明な状況が続くと認識する。規制面では、貸金業法、利息制限法、出資法の適用を受けるほか、金融庁の監督指針や日本貸金業協会の自主規制基本規則にも従う。貸金業登録は1983年12月20日付で受け、3年ごとに更新登録を行う。競争環境については参入に一定の難度がある一方、他業種や金融機関を含む同業種の参入により顧客獲得競争が激化する可能性を認識する。

4. 成長戦略

成長戦略の中核は、財務の健全性を維持しつつ積極的な営業展開を進める点に置く。具体的には、不動産担保ローン事業で培ったノウハウを活用し、信用保証事業及び不動産賃貸事業を含めた収益基盤の強化と多様化を目指す。営業面では、従来の地道な広告活動に加え、新たな広告媒体の導入などにより企業認知度と商品の有用性の積極的なプロモーションを行い、ブランド力向上を図る。顧客基盤拡大に向けては、調達コストと貸出利率のバランスを取りつつ、優良顧客の開拓を積極化し、信用コストを抑えた良質な営業貸付金残高の積み上げを進める方針を示す。資金調達面では、金融機関との取引拡大に加え、市場から直接調達するなど調達方法の多様化を通じて財務内容の安定性向上を図る。人材面では「企業行動憲章」の制定、キャリアに応じた階層別研修、外部講師による定期講習を通じて専門性と倫理観を備えた人材育成を進める。設備面では新基幹システムの構築に伴うソフトウエア仮勘定の取得を実施しており、業務基盤整備を進める。中期経営計画の数値目標やM&A方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクの第一は不動産市況悪化に伴う担保価値下落と新規貸付減少にあり、貸付債権の与信悪化や支払遅延増加につながる可能性を持つ。第二は法的規制リスクにあり、貸金業法等への抵触や法改正による業務制限、上限金利引き下げが事業活動に影響し得る。第三は資金調達リスクにあり、金融機関の貸出方針変更、金融市場不安定化、金利上昇、財務制限条項抵触が資金繰りや収益性を圧迫する可能性を持つ。加えて、個人情報管理、システム障害、首都圏集中に伴う自然災害・イベントリスク、人材確保難も重要な論点となる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つと位置付け、社内規程の整備や役職員への啓蒙活動を通じて法令遵守の強化に取り組む。個人情報保護については取扱規程と運用細則を制定し、アクセス権制限などシステム面の安全管理も進める。人材統治の面では、企業行動憲章を定め、階層別研修を通じて行動原理の浸透を図る。従業員数は57人、平均勤続年数は11.75年と記載する。労働組合は結成されていないが、労使関係は円満に推移すると開示する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3LE | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
29.2B 8.6倍 0.6倍 0.0% 886.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益 5.2B 4.7B 4.3B
純利益 3.4B 3.3B 2.8B
EPS 102.7 99.7 84.9
BPS 1,487.6 1,404.9 1,323.1

大株主

株主名持株比率
株式会社フレキシブル0.35%
草間 庸文0.28%
光通信株式会社0.08%
株式会社UH Partners 20.06%
諸藤 周平0.03%
株式会社山和0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
草間 康子0.01%
草間 裕子0.01%
草間 雄介0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-15株式会社フレキシブル 36.01%--
2024-10-15光通信株式会社 13.30%+1.01%
2024-04-05光通信株式会社 12.29%+1.01%
2023-09-22光通信株式会社 11.28%+1.00%
2022-12-27光通信株式会社 10.28%+1.03%
2022-10-31光通信株式会社 9.25%+1.19%
2022-10-03光通信株式会社 8.06%+1.02%
2022-08-22FMR LLC 4.01%(1.06%)
2022-08-05光通信株式会社 7.04%+1.01%
2022-05-20光通信株式会社 6.03%+1.02%
2022-05-16草間 庸文 31.97%(1.21%)
2022-05-16株式会社フレキシブル 36.01%+1.21%
2021-06-14草間 庸文 33.18%(1.01%)
2021-06-07光通信株式会社 5.01%+5.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-05TDNet決算アサックス2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)922-0.33%
2026-01-15EDINET大量保有株式会社フレキシブル大量保有 36.01%865+0.12%
2025-11-10TDNet決算アサックス2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)844+4.86%
2025-08-07TDNet業績修正アサックス連結決算への移行に伴う連結業績予想の公表に関するお知らせ736+1.22%
2025-08-07TDNet決算アサックス2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)736+1.22%
2025-06-30TDNetその他アサックス支配株主等に関する事項について693+0.00%
2024-10-15EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 13.3%
2024-04-05EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.29%
2023-09-22EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.28%
2022-12-27EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 10.28%
2022-10-31EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.25%
2022-10-03EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 8.06%
2022-08-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 4.01%
2022-08-05EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 7.04%
2022-05-20EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 6.03%
2022-05-16EDINET大量保有草間 庸文大量保有 31.97%
2022-05-16EDINET大量保有株式会社フレキシブル大量保有 36.01%
2021-06-14EDINET大量保有草間 庸文大量保有 33.18%
2021-06-07EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.01%