Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社リログループ (8876)

企業の本業外業務を支援する生活総合支援サービスを展開する。借上社宅管理、賃貸管理、海外赴任支援、福利厚生代行、顧客特典代行、24時間駆け付け、ホテル運営、タイムシェア、旅館再生を手掛ける。借上社宅管理は管理戸数27万戸で市場シェア、利益規模ともにNo.1。福利厚生会員基盤や全国サービス網、M&Aで拡大した賃貸管理網を活用し、クロスセルとストック基盤強化を進める。[本社]東京都新宿区 [創業]1967年 [上場]1994年

1. 事業概要

リログループは、企業や個人が本来業務や生活に集中できるよう、本業以外の業務を支援する生活総合支援サービスを展開する。報告セグメントは当連結会計年度時点でリロケーション事業、福利厚生事業、観光事業、その他事業で構成する。リロケーション事業では、借上社宅管理を中心に、物件検索による転居支援、留守宅管理、賃貸不動産の管理・仲介、海外赴任前から帰任までの総合支援を提供する。福利厚生事業では、福利厚生代行サービス「福利厚生倶楽部」、顧客特典代行サービス「クラブオフアライアンス」、住まいの駆け付けサービスを展開する。観光事業では、福利厚生会員基盤や保養所・中小型ホテル運営ノウハウを活用し、ホテル運営、別荘のタイムシェア、後継者問題を抱えるホテル・旅館の再生に取り組む。翌期からは経営資源配分の効率化を目的に、アウトソーシング事業、賃貸管理事業、観光事業へセグメントを再編する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、企業福利厚生と住宅関連支援を横断するサービス群、全国サービス基盤、会員基盤、M&Aを通じた事業網の拡大にある。借上社宅管理事業は、2011年4月開始の中期計画以降約14年間で社宅管理戸数が4倍超の27万戸まで拡大し、市場シェアおよび利益規模ともにNo.1を達成する。これは明確な規模優位と実績優位を示す。福利厚生事業では、全国に及ぶサービス基盤を活かし、福利厚生代行に加えてCRM事業や24時間駆け付けサービスへ展開する点に横展開力がある。賃貸管理事業では、2013年開始の「賃貸管理全国7ブロック展開」により50社以上の賃貸管理会社がグループ入りし、賃貸管理戸数は約12万戸超まで拡大する。「リロの賃貸」の共通ブランド、ノウハウ共有、サービス連携により顧客満足度向上と事業シナジー創出を実現する。海外赴任支援事業では、同業他社の買収等を通じて各種手続きを一括提供可能な体制を整備し、日本企業のグローバル展開をワンストップで支援する独自ポジションを確立する。加えて、社宅管理戸数や留守宅管理戸数、家具付き賃貸管理戸数の積み上げを通じたストック基盤強化を明示しており、継続収益性の高い構造を持つ。

3. 市場環境

国内では人口減少、少子高齢化、労働力不足、人材確保難、生産性向上ニーズ、働き方改革の進展を背景に、企業のアウトソーシング需要拡大を見込む。福利厚生分野では、大手企業と中堅・中小企業、首都圏企業と地方企業の福利厚生格差が存在し、是正需要が事業機会となる。賃貸管理業界や地方の中堅・中小規模ホテル業界では後継者不足、事業承継問題が進行し、受け皿機能を持つ事業者に追い風が吹く。観光分野ではインバウンド需要拡大への対応を成長機会と位置付ける。一方、法規制面では宅地建物取引業法、建設業法、旅行業法、消防法などの許認可や法令順守が必要となり、制度変更への対応力が求められる。加えて、福利厚生制度が日本型から欧米型へ変遷する可能性、人の移動停滞、感染症、自然災害、気候変動などが需要変動要因となる。

4. 成長戦略

2026年3月期を初年度とする4カ年の中期経営計画「第四次オリンピック作戦」を始動し、2029年3月期に売上収益2,000億円、営業利益500億円を目標に掲げる。資本効率・財務健全性の指標として、調整後ROIC15%、ROE20%以上、調整後ネットD/Eレシオ1倍以内、自己資本比率30%以上を設定する。重点領域は「人材投資」「労働力不足」「シニア・相続」の3領域とし、既存事業の深化、新規事業創出、戦略的投資を一体推進する。福利厚生事業では福利厚生プラットフォーム拡大、コミュニケーション・健康促進コンテンツ開発、中堅・中小企業および地方営業強化により会員数と契約社数の増加を狙う。借上社宅管理事業では社宅管理戸数、留守宅管理戸数、家具付き賃貸管理戸数を積み上げ、デジタルプラットフォーム構築とリロネット利用促進で競争力を高める。海外赴任支援事業では「海外人事丸ごとお任せ」のソリューションを掲げ、Core&Flexリロケーション普及と海外現地サービス拡充を進める。賃貸管理事業ではM&A推進とBPOサービス、オーナー向けコンサルティング強化を進める。観光事業では地方の中堅・中小規模ホテルの運営支援を軸に事業承継の受け皿機能を強化する。事業別の2029年3月期営業利益計画は、福利厚生220億円、借上社宅管理110億円、海外赴任支援50億円、賃貸管理120億円、観光70億円とする。

5. リスク

主なリスクは3点ある。第1に、福利厚生制度の変遷リスクがある。顧客企業の制度が欧米型へ移行し、同社が適切に対応できない場合、主力の福利厚生アウトソーシング事業に影響が及ぶ可能性がある。第2に、人の移動停滞リスクがある。転居支援、賃貸仲介、海外赴任支援は移動時に収益が発生するため、天災、紛争、感染症、ビザ発行停止などで移動が制約されると需要が低下する可能性がある。第3に、M&A・システム・個人情報関連リスクがある。買収対象との合意不成立やPMI遅延、システム投資費用の増加や障害、個人情報漏洩は、業績、財政状態、信用に影響を及ぼす可能性がある。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、持株会社体制のもとで経営者人材の育成を進める。創業来「パートナーシップ経営」を掲げ、従業員の当事者意識を高める運営を行う。表彰制度の拡充やストックオプションの提供、将来の幹部候補をジュニアボードとして指名し成長を監督・支援する仕組み、キャリアサポート制度などを通じて人材育成体制を整備する。情報管理面では、情報セキュリティ保護方針と個人情報基本方針に基づく運用、プライバシーマーク認証取得、定期研修、モニタリング部署設置を進める。株主還元の具体方針は提示テキスト内では確認できない。 [本社]東京都新宿区 [創業]1967年 [上場]1994年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W51Z | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
281.8B 12.4倍 3.3倍 4.1% 1,841.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 165.0B 151.1B 150.0B
営業利益 34.0B 30.8B 31.4B
純利益 22.5B 20.7B 21.0B
EPS 148.6 137.1 140.3
BPS 558.4

大株主

株主名持株比率
有限会社ササダ・ファンド0.23%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)0.13%
光通信株式会社0.08%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.07%
株式会社UH Partners 20.02%
リログループ従業員持株会0.02%
JPモルガン証券株式会社0.01%
TAIKI SASADA (常任代理人 みずほ証券株式会社)0.01%
佐々田有樹0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-05光通信株式会社 13.71
2025-09-29光通信株式会社 12.71
2025-09-04光通信株式会社 12.28
2025-07-22光通信株式会社 11.24
2025-06-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.91
2025-05-29光通信株式会社 10.19
2024-09-30光通信株式会社 9.19
2024-07-02光通信株式会社 8.18
2024-06-21野村證券株式会社 3.82
2024-05-20光通信株式会社 7.17
2024-04-25光通信株式会社 6.16
2024-04-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.2
2024-04-17光通信株式会社 5.13
2024-04-05野村證券株式会社 5.17
2024-03-25FMR LLC 4.99
2024-03-07FMR LLC 7.32
2024-01-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.11
2023-10-06野村證券株式会社 3.93
2023-04-07野村證券株式会社 5.02
2023-04-07FMR LLC 9.16

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-01TDNet役員の異動に関するお知らせ
2026-01-05TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-29TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-09-04TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-07-23TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ
2025-07-23TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ
2025-07-22TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-06-19TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2025-05-29TDNetHolding change by 光通信株式会社
2025-05-22TDNet新任取締役候補者の選任に関するお知らせ
2025-05-08TDNet2027年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ
2025-04-01TDNet役員の異動に関するお知らせ
2024-09-30TDNetHolding change by 光通信株式会社
2024-07-02TDNetHolding change by 光通信株式会社
2024-06-21TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-05-20TDNetHolding change by 光通信株式会社
2024-04-25TDNetHolding change by 光通信株式会社
2024-04-19TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-04-17TDNetHolding change by 光通信株式会社
2024-04-05TDNetHolding change by 野村證券株式会社