ウッドフレンズグループは、当社と連結子会社6社で構成し、住宅事業、余暇事業、都市事業、その他の事業を展開する。住宅事業では戸建分譲住宅の企画・設計・施工・販売、注文住宅の設計・施工、住宅リフォーム工事、建設資材の製造・販売を手掛ける。余暇事業では指定管理業務による施設運営受託とホテル運営を行い、森林公園ゴルフ場運営株式会社が関与する。都市事業では収益不動産の開発・賃貸運営、ビルメンテナンスを行い、株式会社プロパティウッドを擁する。その他の事業は広告サービス等を含む。2024年6月1日付で住宅事業を株式会社ウッドコンストラクションへ吸収分割で承継し、持株会社体制へ移行する。事業基盤は名古屋市および周辺地域に集中し、連結売上高の約8割を分譲住宅が占める構造を持つ。
当社グループの特徴は、住宅の企画・設計・施工・販売に加え、建設資材の製造・販売までをグループ内に持つ点にある。株式会社フォレストノートによる住宅部材事業、2024年9月稼働予定の製材工場、2024年5月設立の株式会社ランバーランドを通じ、林業と工業の接続機能たる製材事業を自社グループで構築する方針を示す。地域の林業を循環させ、木質資源を余すことなく使い切る「木質資源カスケード事業」を掲げ、国産製材品等の安定供給体制の構築を目指す点は、単純な住宅販売会社との差別化要素となる。余暇事業では、愛知県森林公園ゴルフ場施設整備等事業の事業者選定、愛知県森林公園の公園施設運営、名古屋港ゴルフ倶楽部の指定管理など、行政関連の指定管理実績を持つ。これは許認可や運営ノウハウの蓄積を伴う参入障壁として機能しうる。もっとも、戸建分譲住宅の国内シェアや建材市場での具体的シェア数値は提示テキスト内では確認できない。
愛知県の戸建住宅市場は、物価上昇に伴う実質賃金低下による消費者の購買意欲低迷を背景に、需給バランスが崩れ、完成在庫が高水準で推移する厳しい環境にある。当社グループも積極的な用地取得の結果、一部で商品化に時間とコストを要する用地を取得し、市場需要を的確に捉えた商品供給ができなかったことから、過剰在庫を抱える局面に直面する。一方、余暇事業ではゴルフ場運営収益が安定的に推移し、ホテル運営ではインバウンド需要回復が追い風となる。法規制面では、宅地建物取引業法、建設業法、建築基準法、住宅品質確保促進法など多数の法令の適用を受ける。加えて、構造材市場・その他建材市場は輸入材が中心とされ、同社は国産材のメリット訴求によるシェア拡大を狙う。
成長戦略の中核は、持株会社体制への移行と木質資源カスケード事業の具体化にある。持株会社として各事業へ適切に経営資源を配分し、投下資本効率の向上を図り、それぞれの市場で独自に発展できるグループ体制の構築を進める。製材事業では2024年9月に工場稼働を控え、国産製材品等の安定供給体制を整備する。建材事業では国産集成材を市場に広く供給し、輸入材中心の構造材市場・その他建材市場で国産材の採用拡大を狙う。住宅事業では基本方針を「総量」から「高付加価値」へ転換し、エリア・立地を厳選して展開する。非住宅分野の木造建築では積極営業の結果、2棟の売上が実現しており、中規模木造建築の受注拡大を目指す。都市事業では不動産特定共同事業である「信長ファンド」を中核として投下資本比率を高める方針を示す。余暇事業ではソフト・ハード両面の改善を継続し、安定収益の維持と新規事業機会の探索を進める。
主要リスクの第1は、分譲住宅への高い依存。分譲住宅は連結売上高の約8割を占め、用地取得状況、景気変動、地価動向、金融機関の融資姿勢により業績が変動しうる。第2は、借入依存と不動産市況の影響。用地購入資金と建築資金の大部分を借入金で賄うため、金利変動が収益に影響しうるほか、不動産市況悪化時には販売用不動産の評価減リスクを負う。第3は、固定資産の減損と小規模組織運営。収益状況次第で減損損失計上の可能性があり、従業員289名の小規模組織ゆえ、事業拡大時に内部管理体制の増強が必要となる。
2024年6月1日付の持株会社体制移行は、ガバナンス面での重要施策となる。経営資源の多くを占めていた住宅事業を分社化したことで、従来とは異なるグループ運営が必要と認識し、ガバナンスの維持・強化を課題として掲げる。全社共通部門の従業員を配置し、グループ全体の管理機能を担う体制を敷く。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。一方、投資配分については、安定収益を確保する余暇事業、比較的投資効率が高い都市事業、将来投資である製材工場建設を中長期視点で計画し、確実に実行する方針を示す。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| — | — | — | — | — |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 33.2B | 43.8B | 42.3B |
| 営業利益 | -1.7B | 547M | — |
| 純利益 | -2.4B | -231M | 938M |
| EPS | -1,623.8 | -158.2 | 643.1 |
| BPS | 3,061.7 | 4,685.1 | 5,003.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ベストフレンズ有限会社 | 0.42% |
| 株式会社東邦レオホールディングス | 0.09% |
| 前 田 和 彦 | 0.03% |
| 前 田 扶美子 | 0.03% |
| 橘 俊 夫 | 0.03% |
| 松 岡 明 | 0.03% |
| 柴 田 労 | 0.03% |
| 林 知 秀 | 0.03% |
| 株式会社エステックス | 0.02% |
| 橘 かおり | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-06-11 | 株式会社 長谷工コーポレーション | 98.52% | +9.48% |
| 2025-06-02 | 前田 和彦 | 0.00% | (47.61%) |
| 2025-05-28 | 株式会社 長谷工コーポレーション | 89.04% | +84.04% |
| 2025-04-17 | 前田 和彦 | 47.61% | -- |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-07-10 | TDNet | MBO・上場廃止 | ウッドフレンス | 当社株式の上場廃止に関するお知らせ | 1,715 | — |
| 2025-06-11 | EDINET | 大量保有 | 株式会社 長谷工コーポレーション | 大量保有 98.52% | 1,714 | +0.00% |
| 2025-06-10 | TDNet | MBO・上場廃止 | ウッドフレンス | 株式会社長谷工コーポレーションによる当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係 | 1,712 | +0.12% |
| 2025-06-02 | EDINET | 大量保有 | 前田 和彦 | 変更 | 1,712 | +0.00% |
| 2025-05-28 | EDINET | 大量保有 | 株式会社 長谷工コーポレーション | 大量保有 89.04% | 1,709 | +0.06% |
| 2025-04-17 | EDINET | 大量保有 | 前田 和彦 | 大量保有 47.61% | 1,716 | +0.00% |