トーセイグループは、当社および連結子会社15社で構成し、不動産再生事業、不動産開発事業、不動産賃貸事業、不動産ファンド・コンサルティング事業、不動産管理事業、ホテル事業の6事業を主力とする。再生事業では、資産価値の劣化したオフィスビル、商業施設、賃貸マンションなどを取得し、デザイン性向上、セキュリティ機能等の強化、エコフレンドリー、収益力改善を柱とするバリューアップを施して販売する。Restyling事業では一棟収益マンションを取得し、共用部・専有部を改修して分譲販売する。開発事業では東京都区部を中心に、オフィス、商業施設、複合ビル、ホテル、マンション、戸建住宅、アパート、物流施設まで多様な開発メニューを持ち、一棟販売または分譲販売を行う。賃貸事業ではオフィスビル、マンション、店舗、駐車場を保有し賃貸する。ファンド・コンサルティング事業では、トーセイ・リート投資法人のアセットマネジメント受託、不動産ファンドAM、信託受益権売買、企業不動産コンサルティング、不動産仲介を展開する。管理事業ではビルメンテナンス、プロパティマネジメント、分譲マンション管理を担い、ホテル事業ではTOSEI HOTEL COCONEの企画・運営、ホテル開発、オフィスビルのホテルコンバージョンを行う。
競争優位の中核は、会社自らが明示する「不動産ソリューション力」「ポートフォリオ・マネジメント力」「グローバル・リーチ力」にある。6事業を併営することで、再生、開発、賃貸、AM、管理、ホテル運営までを横断し、不動産の取得から価値向上、運用、売却まで一気通貫で対応する体制を構築する。再生事業では、現物売買に加え、不動産保有会社や不動産関連事業会社の買収を通じて保有不動産を取得する不動産M&A、不動産担保付債権や代物弁済不動産の権利調整など、幅広い仕入れ手法を持つ点が差別化要素となる。賃貸事業で自ら貸主となることで、テナントニーズを迅速かつ正確に収集し、その知見をバリューアッププランの充実へ還流する構造も強みとなる。開発メニューの広さも特徴で、T’S BRIGHTIA、TOSEI HOTEL COCONE、THEパームス、THEパームスコート、コモドカーサ、T's Cuore、T's Logiなど複数ブランドを展開し、用途別需要に対応する。アセットマネジメント分野では、世界の不動産投資家に信頼される世界品質でのサービス提供を掲げており、投資家対応力の蓄積も参入障壁として機能する。市場シェアの具体数値は提示テキスト内では確認できない。
主力市場は首都圏不動産投資市場となる。会社は、物価上昇局面での日銀の政策金利引上げや政府の積極財政政策による財政悪化懸念を背景に長期金利が高水準で推移し、日本のイールドスプレッドは縮小傾向にあると認識する一方、諸外国の主要都市との比較では依然として十分な厚みがあり、さらに賃料上昇による不動産収益性向上も期待できることから、日本不動産市場には引き続き資金流入が期待できるとみる。他方で、人手不足などの構造要因を背景とする建築費の高止まり、中国との外交上の緊張長期化がインバウンド需要へ与える影響は、不動産開発事業とホテル事業で注視すべき課題と位置付ける。また、事業全般は宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、金融商品取引法、不動産特定共同事業法、旅館業法、食品衛生法など多岐にわたる法規制と許認可の下で運営し、規制遵守が事業継続の前提となる。
長期ビジョン2032では、「多様なソリューション力を持つユニークな不動産ポートフォリオマネージャーとして サステナブルな社会の実現に貢献する」を掲げる。これを実現する第1フェーズとして、新中期経営計画「Further Evolution 2026」を推進する。大方針は、サステナブルな社会の実現に貢献できる独自性のある総合不動産会社として更なる進化を目指すことに置く。基本方針は、サステナビリティ、事業、人材・組織、DX、財務戦略・資本政策の5領域で構成する。事業面では、6事業のシナジー追求による不動産ソリューション力強化、既存6事業ポートフォリオの進化と成長を狙う。再生・開発では、環境配慮商品の提供、既存不動産ストック活用促進、取扱商品領域拡大で差別化を図り、物件査定効率化の研究やM&A活用促進で仕入競争力を高める。安定事業では、賃貸の設備仕様研究、ファンド・コンサルティングと管理のサービス機能強化とバックオフィス効率化、ホテルでのトーセイホテルココネの差別化訴求と規模拡大を進める。DXでは、不動産クラウドファンディング、セキュリティ・トークン発行、区分マンション販売のデジタルマッチングに取り組み、出口戦略の多様化と新規顧客層への投資機会提供を図る。定量計画では2026年11月期に連結売上高1,229億円、連結税引前利益220億円、ROE14.0%、安定事業比率45%以上、自己資本比率35%程度、ネットD/Eレシオ1.4倍程度、配当性向35.0%を掲げる。
主なリスクは3点挙げられる。第1に景気や不動産市況の悪化による投資意欲低下、不動産取引減少、空室率上昇、賃料下落のリスクがある。第2に首都圏大地震、暴風雨、洪水、戦争、テロ、火災などにより、投資・運用・開発・管理不動産の価値毀損やホテル稼働率低下が生じるリスクがある。第3に借入依存と金利動向のリスクがあり、急激な金利上昇や金融機関の融資姿勢変化、財務制限条項抵触、売却時期遅延や売却価格下振れが資金繰りへ影響する可能性がある。
ガバナンス面では、法令改廃情報や監督官庁からの発信文書をリスク・コンプライアンス委員会等で共有、協議し、課題の早期把握と対応に努める体制を敷く。継続的な啓蒙活動や研修により法令遵守の徹底を図る。災害対応ではグループ主要各社でBCPを策定し、重要事業の継続または早期復旧に備える。株主還元方針としては、配当性向を30%から35%へ3年間で段階的に引き上げる方針を示し、自己株式取得は経営環境、株価動向、株主価値向上等を総合判断して実施を検討する。経営体制の詳細な機関設計や社外取締役構成は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 74.6B | 10.1倍 | 1.6倍 | 0.1% | 1,532.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 94.7B | 82.2B | 79.4B |
| 営業利益 | 22.3B | 18.5B | 16.3B |
| 純利益 | 14.8B | 12.0B | 10.5B |
| EPS | 152.2 | 123.7 | 109.9 |
| BPS | 952.0 | 845.5 | 762.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 名古屋鉄道株式会社 | 0.15% |
| 有限会社ゼウスキャピタル | 0.12% |
| 山口 誠一郎 | 0.11% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.08% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.04% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| きらぼしキャピタル東京Sparkle投資事業有限責任組合 | 0.02% |
| SMBC日興証券株式会社 | 0.02% |
| HOST-PLUS PTY LIMITED-HOSTPLUS POOLED SUPERANNUATION TRUST HOSKING PARTNERS LLP(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH / AIF CLIENTS ASSETS(常任代理人:香港上海銀行東京支店) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-06-05 | ダルトン インベストメンツ インク | 5.00% | -- |
| 2025-02-12 | 山口誠一郎 | 24.48% | +1.09% |
| 2024-11-19 | ダルトン インベストメンツ インク | 3.72% | (1.30%) |
| 2024-06-06 | 山口誠一郎 | 23.39% | (15.40%) |
| 2024-06-03 | ダルトン インベストメンツ インク | 5.02% | +0.02% |
| 2024-05-30 | 山口誠一郎 | 38.79% | (0.34%) |
| 2024-05-29 | 名古屋鉄道株式会社 | 15.41% | +10.41% |
| 2024-04-02 | グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー | 4.02% | (1.02%) |
| 2023-04-21 | グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー | 5.04% | +0.04% |
| 2023-02-17 | スパークス・アセット・マネジメント株式会社 | 5.02% | +1.02% |
| 2022-08-24 | グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー | 4.29% | (1.02%) |
| 2021-08-24 | グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー | 5.31% | (1.05%) |
| 2021-05-26 | SAMARANG UCITS | 4.17% | (1.19%) |
| 2021-04-01 | 山口誠一郎 | 38.82% | (0.31%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-26 | TDNet | その他 | トーセイ | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 1,644 | +0.36% |
| 2026-01-23 | TDNet | 人事 | トーセイ | 取締役候補者の選任に関するお知らせ | 1,632 | -0.55% |
| 2025-12-03 | TDNet | 配当・還元 | トーセイ | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | 1,646 | -0.55% |
| 2025-11-05 | TDNet | 業績修正 | トーセイ | 2025年11月期 通期業績予想および配当予想の修正(増配)に関するお知らせ | 3,195 | +1.41% |
| 2025-11-05 | TDNet | 配当・還元 | トーセイ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 3,195 | +1.41% |
| 2025-10-06 | TDNet | 決算 | トーセイ | 2025年11月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 3,335 | -0.75% |
| 2025-10-06 | TDNet | 配当・還元 | トーセイ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 3,335 | -0.75% |
| 2025-09-04 | TDNet | 配当・還元 | トーセイ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 3,200 | +1.41% |
| 2025-07-07 | TDNet | 決算 | トーセイ | 2025年11月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) | 2,605 | +2.80% |
| 2025-07-07 | TDNet | 業績修正 | トーセイ | 2025年11月期 通期業績予想および配当予想の修正(増配)に関するお知らせ | 2,605 | +2.80% |
| 2025-07-07 | TDNet | 資本政策 | トーセイ | 株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更ならびに株主優待制度の変更に関するお知らせ | 2,605 | +2.80% |
| 2025-07-07 | TDNet | 配当・還元 | トーセイ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 2,605 | +2.80% |
| 2025-06-05 | EDINET | 大量保有 | ダルトン インベストメンツ インク | 大量保有 5.0% | 2,467 | +9.85% |
| 2025-02-12 | EDINET | 大量保有 | 山口誠一郎 | 大量保有 24.48% | — | — |
| 2024-11-19 | EDINET | 大量保有 | ダルトン インベストメンツ インク | 大量保有 3.72% | — | — |
| 2024-06-06 | EDINET | 大量保有 | 山口誠一郎 | 大量保有 23.39% | — | — |
| 2024-06-03 | EDINET | 大量保有 | ダルトン インベストメンツ インク | 大量保有 5.02% | — | — |
| 2024-05-30 | EDINET | 大量保有 | 山口誠一郎 | 大量保有 38.79% | — | — |
| 2024-05-29 | EDINET | 大量保有 | 名古屋鉄道株式会社 | 大量保有 15.41% | — | — |
| 2024-04-02 | EDINET | 大量保有 | グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー | 大量保有 4.02% | — | — |