Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社アルプス物流 (9055)

電子部品物流を中核に、運送・保管・フォワーディングを一貫提供する総合物流企業。成形材料、包装資材、電子デバイス販売も併営し、消費物流では生協向け個配や流通加工を展開。電子部品の多品種・小ロット対応、蓄積ノウハウ、国内外拠点網が強み。5G、自動車の電子化、AI、IoT、DX進展を追い風に、外販比率と海外売上比率を重視して事業拡大を図る。[本社]神奈川県横浜市港北区 [創業]1964年 [上場]1995年

1. 事業概要

株式会社アルプス物流グループは、当社と子会社26社で構成し、国内外の顧客に対して運送・保管・フォワーディング等を一貫提供する総合物流サービス事業と、成形材料・包装資材・電子デバイスの商品販売事業を展開する。事業セグメントは、電子部品貨物を対象にグローバル物流を担う電子部品物流事業、成形材料や包装資材等を扱う商品販売事業、生協関連の一般消費者向け個配や国内消費物流を担う消費物流事業で構成する。電子部品関連では、アルプスアルパイン株式会社を中心とした企業グループに属し、同グループの電子部品、音響製品の販売・製造に伴って生じる国内外物流も受託する。消費物流は連結子会社の株式会社流通サービスが主体となり、個配、運送、保管、流通加工等を担う。電子部品関連の当社及び国内外子会社は「電子部品を核とした総合物流サービス」を事業領域とし、消費物流関連の流通サービスは消費物流に特化した総合物流企業を志向する。

2. 競争優位性

当社グループの競争優位は、電子部品物流に特化して蓄積した取扱いノウハウと、国内外で整備した拠点・ネットワークに立脚する。リスク記載では、電子部品物流事業の特徴として、多品種・小ロットで顧客ニーズにきめ細かく対応できる点を明示する。これは標準化貨物中心の汎用物流と異なる運用能力を示し、顧客ごとの高度化・多様化する物流改革ニーズへの適応力につながる。加えて、顧客のグローバル生産体制に対応し、中国、韓国、インド、アセアン、北米、欧州で事業を展開しており、海外子会社網を通じて国際物流を支える体制を構築する。電子部品関連の中期計画でも、GTBとして市場と商品の拡大、グローバルネットワークの充実、協創・提携体制の拡充を掲げる。業界内競争への対応策として、各種自働化やシステム化を進め、高品質サービスの提供を図る点も差別化要素となる。参入障壁の面では、一般貨物自動車運送事業法、通関業法、倉庫業法などの許認可が必要にあり、加えて物流施設投資も重い。電子部品物流分野の物流施設は全体で約43%が自社施設、国内では約62%が自社施設とされ、拠点整備と運用ノウハウの蓄積が後発参入の障壁となる。

3. 市場環境

主要顧客が属する電子部品産業は、5G関連機器の普及、自動車の電子化、AI、IoT、DXの実用化進展を背景に、エレクトロニクス製品需要の拡大が見込まれる市場環境にある。一方で、生産地変更やサプライチェーンの効率化・強靭化が進み、顧客の物流改革ニーズは高度化かつ多様化する。さらに、地政学リスク、感染症リスク、経済安全保障上のリスクマネジメントへの対応も物流事業者に求められる。消費物流分野では、ライフスタイル変化や宅配サービス、通販ビジネスの成長により個人宅配や通販需要が拡大する半面、貨物量増加や即日配送普及に伴う物流インフラ負荷、人手不足、コストアップが深刻化する。競争環境では、顧客の海外生産シフトに伴う国内貨物量減少や大手物流事業者の参入により、受託価格・サービス面の競争激化が示される。法規制面では、国内外で各種事業法制の規制を受ける。

4. 成長戦略

電子部品関連事業では、2022年度から3カ年の第5次中期経営計画を始動し、中期基本方針を「地球と社会にやさしく・最適物流の追求と進化」と定める。施策は、GTBとしてビジネス領域拡大、グローバルネットワーク充実、協創・提携体制拡充、GTPとして省人化・自働化推進、戦略投資拡大と確実な刈り取り、DXへのチャレンジ、GTCとしてESG対応強化、安全・高品質の維持確保、非財務資本の維持・強化で構成する。KPIには、アルプスアルパイングループ以外の売上構成比率を示す外販比率、海外売上比率、資本効率指標としてROE向上を置く。消費物流の株式会社流通サービスも2022年度から3カ年の中期経営計画を開始し、運営体制・営業体制の強化、生協向けビジネスの更なる拡大とシェアアップ、「通販・EC物流」の拡販、新領域として医薬品市場の開拓を進める。設備面では、名古屋営業所の倉庫建設、オペレーション効率化のためのソフトウエア投資、倉庫賃借などを実施しており、成長に向けた拠点整備とシステム投資を継続する方針がうかがえる。

5. リスク

主要リスクは、第一に景気変動と顧客業界依存。電子部品物流は自動車、スマートフォンなどの生産・販売動向の影響を受け、アルプスアルパイングループ向け売上への依存も残る。第二に、為替変動とカントリーリスク。中国、北米を中心に海外展開が進んでおり、円高や各国の政治・経済変動が業績に影響し得る。第三に、人件費・燃料費上昇、人材確保難、競争激化。ドライバーや倉庫作業員の不足、価格転嫁難、物流大手参入は収益性を圧迫し得る。加えて、法的規制、災害、感染症、気候変動、情報漏洩、固定資産投資負担も重要なリスクとなる。

6. ガバナンス

提示テキスト内で取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な経営体制は確認できない。一方、投資案件については、減損影響が大きい一定金額以上の案件を取締役会で精査し、損益計画の妥当性や投資回収の実現性を審議する運用を行う。経営管理面では、中期・短期計画に事業別の売上高や営業利益などの損益目標を定め、PDCAサイクルで達成を図る。サステナビリティ面では、ESG対応強化を中期施策に掲げ、TCFDの枠組みに沿った情報開示に努める。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2024-03) doc_id=S100TO4H | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 118.8B 121.2B 113.8B
営業利益 5.6B 8.0B
純利益 3.6B 5.0B 3.6B
EPS 100.7 142.1 101.7
BPS 1,710.4 1,618.1 1,500.2

大株主

株主名持株比率
アルプスアルパイン株式会社0.47%
TDK株式会社0.08%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.06%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.05%
アルパイン株式会社0.02%
GOLDMAN,SACHS & CO.REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.02%
AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
BBH FOR FIDELITY GROUP TRUSTBENEFIT(PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-10LDEC株式会社 94.62%+2.22%
2024-12-10アルプスアルパイン株式会社 94.62%--
2024-10-30アルプスアルパイン株式会社 94.62%+45.84%
2024-10-28アルプスアルパイン株式会社 94.62%--
2024-10-25LDEC株式会社 92.40%+45.85%
2024-10-25LDEC株式会社 92.40%--
2024-10-08アルプスアルパイン株式会社 45.92%(2.86%)
2024-10-07LDEC株式会社 92.40%+45.85%
2024-10-07LDEC株式会社 92.40%--
2024-10-07アルプスアルパイン株式会社 94.62%+45.84%
2024-08-22アルプスアルパイン株式会社 48.78%(0.02%)
2024-08-05野村證券株式会社 4.89%(0.25%)
2024-07-18野村證券株式会社 5.14%+0.10%
2024-06-21野村證券株式会社 5.04%+0.01%
2024-06-07野村證券株式会社 5.03%+5.03%
2024-05-22FMR LLC 0.66%(6.93%)
2024-05-17アルプスアルパイン株式会社 48.82%(4.19%)
2024-05-17アルプスアルパイン株式会社 48.82%--
2024-05-17アルプスアルパイン株式会社 48.80%(0.02%)
2024-05-09FMR LLC 7.59%(1.33%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-12-10EDINET大量保有LDEC株式会社大量保有 94.62%
2024-12-10EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 94.62%
2024-10-30EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 94.62%
2024-10-28EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 94.62%
2024-10-25EDINET大量保有LDEC株式会社大量保有 92.4%
2024-10-25EDINET大量保有LDEC株式会社大量保有 92.4%
2024-10-08EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 45.92%
2024-10-07EDINET大量保有LDEC株式会社大量保有 92.4%
2024-10-07EDINET大量保有LDEC株式会社大量保有 92.4%
2024-10-07EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 94.62%
2024-08-22EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 48.78%
2024-08-05EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.89%
2024-07-18EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.14%
2024-06-21EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.04%
2024-06-07EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.03%
2024-05-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 0.66%
2024-05-17EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 48.82%
2024-05-17EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 48.82%
2024-05-17EDINET大量保有アルプスアルパイン株式会社大量保有 48.8%
2024-05-09EDINET大量保有FMR LLC大量保有 7.59%