Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

山九株式会社 (9065)

山九は物流と機工を中核とする総合サービス企業。港湾荷役、倉庫、通関、国際複合輸送、工場構内物流に加え、製鉄・石油化学・電力向け設備の建設、据付、配管、保全、大型重量物輸送まで一貫展開する。主要顧客の工場構内での作業請負と技術・技能、人材動員力を強みとし、DXや自動化、海外拠点整備で収益力強化と成長領域拡大を進める。[本社]提示テキスト内では確認できない [創業]提示テキスト内では確認できない [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

山九グループは、当社、子会社72社、関連会社13社で構成し、物流事業と機工事業を中核に、情報システム、人材派遣、保険代理店、福利厚生等のサービス事業を国内外で展開する。物流事業は、港湾での貨物取卸し・積込み・本船内荷繰り、コンテナターミナルオペレーション、梱包、コンテナドレイ、海上運送、船舶貸渡、倉庫保管と入出庫・積替、長距離トラック輸送、引越・美術品輸送、廃棄物輸送、通関、船主・傭船者代理、国際複合輸送、顧客工場構内での原材料・資材・製品輸送や倉庫管理までを担う。機工事業は、製鉄機械、石油化学・電力関連装置、一般産業機械、環境整備設備の建設、機器据付、配管工事、メンテナンス、大型重量物輸送、工作工場での設計・製作・組立、工場構内の土木建築工事を手掛ける。その他事業では情報システムや人材派遣等の周辺サービスも提供する。

2. 競争優位性

提示テキストから読み取れる競争優位性は、第一に物流と機工をまたぐ事業範囲の広さにある。港湾、倉庫、陸運、通関、国際複合輸送、工場構内物流に加え、プラント建設、据付、保全、大型重量物輸送までを一体で提供できるため、顧客のサプライチェーンと設備運営の両面に関与しやすい構造を持つ。第二に、経営方針とリスク記載で繰り返し示される技術・技能と人材動員力が差別化要因となる。会社は必要な技術・技能を有する人材を適切なタイミングで取引先へ提供できる動員力を強みと明記し、既存事業でも安全・品質・技術・技能・生産性を高めて差別化を図る方針を掲げる。第三に、主要顧客の工場構内での作業請負や保全業務を担う点が継続取引の基盤となる。物流では工場構内物流、機工では設備メンテナンスを担い、顧客オペレーションに深く組み込まれる。第四に、国内外の拠点網と人材育成拠点整備が参入障壁の一部を形成する。東南アジア、東アジア、米欧州、中東に拠点を持ち、日本・東南アジア・中東の3つの人材育成拠点、エンジニアリング拠点の整備を進める。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

会社は事業環境として、世界の人口構造変化、地政学的リスクの高まり、気候変動対応、デジタル技術の進展に伴う競争激化を挙げる。加えて、労働力不足、サプライチェーンの変化、カーボンニュートラル、DXへの対応を重要課題と位置付ける。物流事業では、鉄鋼・化学・電気電子業界をターゲット業界に絞り込み、顧客ロジスティクスの最適化・高度化を担うソリューション企業を目指す。機工事業では、石油・化学・鉄鋼分野で国内外とも需要が旺盛と見込み、再生可能エネルギー、老朽化する社会インフラのメンテナンスも成長領域と捉える。一方で、競争激化、新規参入、価格変動、市場ニーズ変化、環境規制強化、各種許認可取消しリスクなど、事業継続に影響しうる外部要因も多い。

4. 成長戦略

2023年度を初年度とするVision2030と中期経営計画2026を推進する。長期経営戦略2030では、事業ポートフォリオのマネジメントと再構築、既存顧客の領域拡大、成長市場への挑戦を3方針に据える。中期経営計画2026では、既存事業の収益力強化、海外事業拡大、グリーン機会の獲得・準備、新規事業領域進出を4つの基本戦略とする。物流事業では、鉄鋼・化学・電気電子向けに絞り、オペレーション部門の多重構造見直しや中国事業運営体制のスリム化でコスト構造改革を進める。基幹システム再構築によるビッグデータ蓄積、自動化・省力化設備導入、顧客とのデータ連携強化を通じ、最適サプライチェーン構築、CO2削減、生産性向上に資するソリューション物流企業を目指す。機工事業では、石油・化学・鉄鋼での既存需要を取り込みつつ、DXによる人材リソースや技術・技能のデータベース化、プロジェクト管理のシステム化、最新技術を用いた予防保全サービス提供を進める。成長領域として国内外の中規模EPC、再生可能エネルギー、社会インフラメンテナンスを掲げ、電気・計装分野は外部パートナーや資本提携も含めて補強する。投資計画は2026年度までの成長投資額900億円規模、人材投資額150億円規模、2030年度までの累計で成長投資額1,600億円規模、人材投資額300億円規模を計画する。2026年度目標は売上高6,600億円、営業利益率7.1%、海外売上高成長率25%UP、ROIC9.0%、2030年度目標は売上高7,000億円以上、営業利益率8.0%以上、海外売上高成長率65%UP、ROIC10.0%水準とする。

5. リスク

主要リスクは3点に集約できる。第一に人材リスクで、必要な技術・技能を持つ人材の確保・育成が計画どおり進まない場合、作業体制維持が困難となる可能性を示す。第二に安全・品質リスクで、工場構内作業やプラント建設工事における事故、施工ミス、誤出荷、設備破損、成果物不良は、賠償負担や新規受注難、レピュテーション低下につながる。第三に海外展開に伴う地政学・為替・規制変更リスクで、東南アジア、東アジア、米欧州、中東での事業活動が経済状況、政治混乱、テロ・戦争、為替変動の影響を受ける可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、安全・品質・コンプライアンス・ガバナンス強化の継続と、リスクマネジメント強化を中期計画の基盤に据える。契約面では法務部門確認や契約リスク審査会を設け、情報管理や知的財産権に関する社内規程、定期的な法務教育を実施する。株主還元方針は明確で、中期経営計画2026見直し後は配当性向40%水準に加え、下限配当として前年度1株当たり年間配当額を設定し、4年間で700億円の自己株式取得を実施する方針を示す。4年間の総還元性向は100%水準を目標とし、資本効率性を重視しながら企業価値最大化を図る。なお、本社所在地、創業年、上場年は、指定の沿革セクションが提示されていないため確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1SE | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
498.5B 15.7倍 1.6倍 0.0% 8,986.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 606.8B 563.5B 579.2B
営業利益 43.9B 35.2B 38.2B
純利益 30.7B 24.4B 25.0B
EPS 571.0 428.6 426.7
BPS 5,580.6 5,083.4 4,603.6

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社信託口0.15%
株式会社日本カストディ銀行信託口0.09%
日本製鉄株式会社0.04%
公益財団法人ニビキ育英会0.04%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.04%
山九従業員持株会0.03%
BNYMSANV AS AGENT/CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.03%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-21野村アセットマネジメント株式会社 5.20%(0.82%)
2025-09-19三井住友信託銀行株式会社 5.08%(0.01%)
2025-03-07株式会社みずほ銀行 0.02%+0.02%
2023-09-25野村アセットマネジメント株式会社 6.02%+0.90%
2023-07-06シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 3.68%(1.65%)
2023-06-22野村證券株式会社 5.12%+5.12%
2023-06-06シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 5.33%(1.99%)
2023-04-20シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 7.32%(0.87%)
2023-04-03株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.22%(1.06%)
2023-01-06シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 8.19%+1.01%
2022-04-06シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 7.18%+1.13%
2022-03-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2021-11-19三井住友信託銀行株式会社 5.09%+5.09%
2021-10-06シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 6.05%(1.09%)
2021-09-22三井住友信託銀行株式会社 4.80%(1.13%)
2021-06-21三井住友信託銀行株式会社 5.93%(1.04%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16TDNetその他山九自己株式の消却完了に関するお知らせ8,975+1.98%
2026-03-03TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況および取得終了ならびに自己株式の消却株式数に関するお知らせ9,676-1.46%
2026-02-26TDNet人事山九代表取締役の異動及び取締役の異動に関するお知らせ9,783+2.68%
2026-02-03TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ9,260+0.24%
2026-01-06TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ8,792-1.59%
2025-12-02TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ8,386-0.80%
2025-11-05TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ8,258+0.24%
2025-10-21EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 5.2%7,799+1.94%
2025-10-02TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ7,852+0.83%
2025-09-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 5.08%8,155-0.40%
2025-09-02TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ8,263-0.67%
2025-08-04TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ8,580+0.17%
2025-07-25TDNetその他山九譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ8,705-0.51%
2025-07-02TDNet配当・還元山九自己株式の取得状況に関するお知らせ7,871-0.71%
2025-06-26TDNetその他山九譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分に関するお知らせ7,734-0.31%
2025-06-19TDNetその他山九投資単位の引下げに関する考え方および方針等について7,644+1.07%
2025-03-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%5,916-0.12%
2023-09-25EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 6.02%
2023-07-06EDINET大量保有シュローダー・インベストメント・マネジメ大量保有 3.68%
2023-06-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.12%