トナミホールディングスは、当社、子会社41社、関連会社5社で構成する企業集団を統括し、オールトナミグループとして総合物流事業を展開する。事業は、貨物輸送とその附帯業務を担う物流関連事業、コンピューターによる情報処理やソフトウェア開発・販売を担う情報処理事業、物品販売等を担う販売事業、その他に区分する。物流関連事業の中核は特積み事業で、貨物自動車運送、貨物利用運送、倉庫、港湾運送を手掛ける。加えて、輸送・保管・流通加工・在庫管理・配送・情報処理を一体化した総合物流サービスを提供し、3PL事業とコンサルティング機能を結合した物流ソリューション事業を推進する。グループ内にはトナミ運輸、トナミ運輸信越、トナミ運輸中国、京神倉庫、トナミ国際物流、トナミシステムソリューションズ、トナミ商事などを擁する。
競争優位の中核は、特積み事業を基盤とする広範な物流機能の内製化と、周辺機能を含む総合提供力に置く。貨物自動車運送、利用運送、倉庫、港湾運送に加え、情報処理、物品販売、損害保険代理、総合リース、自動車修理までグループ内で展開し、物流業務の前後工程を含めた対応力を持つ。設備投資方針も、拠点整備、輸送能力の増強、情報機能の充実に重点を置き、物流関連事業を中心に投資を継続する構図を示す。沿革上も、1972年のトナミトータルオンラインシステム開始、2000年のコンピューターセンター新築とモバイル端末機導入、2007年のISMS認証取得など、情報基盤の整備を進めてきた。さらに、2000年のISO9002認証取得、2003年のISO14001認証取得は、品質管理と環境対応の体制整備を示す。従業員数は連結で7,153人に達し、物流関連事業に6,706人を配置しており、事業運営の厚みを持つ。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できないが、特積み事業を中核とする全国的な事業基盤と、多数の子会社を通じた地域展開が参入障壁の一部として機能する。
国内経済は緩やかな回復基調にある一方、地政学リスク拡大による原油価格の高止まり、円安傾向、物価高が継続し、事業環境は厳しさを残す。物流業界では、2024年度の国内貨物輸送量が建設関連貨物を中心に減少し、前年比マイナスの見通しとなっており、2025年度も引き続き減少する予測が示される。加えて、原油価格の高止まりや2024年問題への対応に伴う人件費など必要コストの増大が、業界全体の収益圧迫要因となる。こうした環境下で、輸送品質向上や生産性向上、顧客への価値提供の強化が重要課題となる。規制面では、提示テキスト内で個別の許認可制度の詳細な説明はないが、環境規制や安全対策の規制強化がコスト負担増要因として明示される。
当社グループは、第23次中期経営計画「GO! NEXT! PLAN 2026」を2024年4月から2027年3月までの期間で始動する。基本方針は、「和の経営」理念により社会的存在価値を高め、すべてのステークホルダーの満足度向上の実現を図ることに置く。経営目標実現に向け、収益成長事業へ経営資源を積極投入し、特別積合せ貨物運送事業、ロジスティクス事業に次ぐ新たな事業創出への投資を進める。重点戦略は、①経営効率の向上、②事業・業容の拡大、③技術革新による生産性向上、④人材の登用と確保、⑤顧客への価値提供、⑥社会環境への貢献、⑦経営品質の向上の7項目で構成する。最終年度の2027年3月期連結業績目標として、営業収益180,000百万円、営業利益9,500百万円、経常利益9,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6,700百万円を掲げる。成長手段としてはM&Aも継続しており、沿革上、京神倉庫、中央冷蔵、テイクワン、ケーワイケー、新生倉庫運輸、御幸倉庫、サンライズトランスポート、ウインローダー、丸嶋運送、山一運輸倉庫、アペックスなどの子会社化を重ね、地域網と機能拡充を進める。海外でも中国大連、タイでの展開実績を持つ。
主たるリスクの第1は、景気変動、顧客企業の物流合理化・事業再編、業績悪化や取引停止、原油高騰、想定を超える金利上昇などにより、コスト負担増加を吸収できなくなる可能性に置く。第2は、地震などの大規模災害による施設被災、人材の確保・育成・拡充の遅れ、企業買収や資本提携を含む戦略的提携の遅延、海外事業展開に伴う社会的リスクに置く。第3は、顧客情報を扱う事業特性に伴う情報漏洩やITシステム障害、さらに車両事故など重大事故の発生による信用毀損に置く。
経営の基本方針は、お客様に「安全・確実・迅速なサービス」を提供することを通じた事業発展に置き、事業活動のあらゆる局面でコンプライアンスを徹底することを行動原則とする。労働面では、トナミグループ労働組合連合が組織され、組合員数は5,253人で、組合結成以来、労使関係は極めて円満と記載する。人的基盤では、管理職に占める女性比率や男性育児休業取得率などの開示を一部子会社で実施する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は、提示テキスト内では確認できない。なお、2025年4月に日本郵便株式会社が親会社に異動し、同年6月に東京証券取引所プライム市場で上場廃止する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| — | — | — | — | — |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 156.7B | 142.1B | 141.9B |
| 営業利益 | 6.6B | 5.8B | 7.4B |
| 純利益 | 3.5B | 4.1B | 5.4B |
| EPS | 582M | 677M | 595.0 |
| BPS | 15.5B | 16.5B | 9,634.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 明治安田生命保険相互会社 | 0.08% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 0.07% |
| トナミ運輸従業員持株会 | 0.05% |
| トナミ共栄会 | 0.05% |
| 株式会社北陸銀行 | 0.04% |
| BNY GCM CLIENT | 0.04% |
| 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 0.04% |
| 東京海上日動火災保険株式会社 | 0.04% |
| 富山日野自動車株式会社 | 0.03% |
| 株式会社日本カストディ銀行 | 0.03% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-04-21 | 明治安田生命保険相互会社 | 0.00% | (7.12%) |
| 2025-04-11 | JWT株式会社 | 81.16% | +78.16% |
| 2024-11-07 | 三井住友信託銀行株式会社 | 4.79% | (0.41%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-06-18 | TDNet | MBO・上場廃止 | トナミHD | 当社株式の上場廃止に関するお知らせ | 10,160 | — |
| 2025-04-21 | EDINET | 大量保有 | 明治安田生命保険相互会社 | 変更 | 10,150 | +0.10% |
| 2025-04-11 | EDINET | 大量保有 | JWT株式会社 | 大量保有 81.16% | 10,090 | +0.69% |
| 2024-11-07 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 4.79% | — | — |