セイノーホールディングス株式会社は、純粋持株会社として連結子会社91社、非連結子会社4社、関連会社21社を統括し、輸送事業、自動車販売事業、物品販売事業、不動産賃貸事業、その他の事業を展開する。中核は輸送事業にあり、当社グループが指向する「総合物流商社」の中心を担う。国内輸送では連結子会社47社、持分法適用関連会社3社、関連会社9社が相互輸送を行い、小口商業貨物を主力として、宅配、引越、貸切等の貨物自動車運送事業、航空・鉄道・海上等を利用する貨物利用運送事業を手掛ける。付帯業務として倉庫業、航空運送代理店業、損害保険代理業等も行う。国際輸送では連結子会社15社、持分法適用関連会社3社、関連会社3社が相互輸送と通関業に従事し、ワールドワイドなネットワークを構築する。自動車販売事業ではトラック、乗用車、自動車部品の販売と修理を行い、物品販売事業では燃料販売、紙類販売を行う。不動産賃貸事業では代替されたトラックターミナル跡地等の有効活用を進める。その他では情報関連業、事務代行業、広告代理店業、タクシー業、建築工事請負業、保険代理店業、旅行代理店業、労働者派遣業、住宅販売業、印刷業等を展開する。
競争優位の中核は、路線トラック輸送のパイオニアとして築いた事業基盤と広域ネットワークにある。会社は自ら「日本の物流業界での位置づけを堅固なもの」と記載しており、国内商業物流のトップ企業を目指す方針を掲げる。国内では多数の連結子会社・関連会社による相互輸送網、国際では通関を含むワールドワイドなネットワークを有し、単一機能ではなく輸送、倉庫、通関、ラストワンマイル、貸切、物流改善提案を組み合わせる総合性が特徴となる。ブランド面では1990年にVIとして商標・カンガルーマークの統合を導入しており、沿革上も継続的にブランド整備を進める。品質面では配達サービス部門でISO9001認証、総本社でISO14001認証を取得する。事業運営面では、貨物自動車運送収入の計上や顧客別の複雑な運賃計算がITシステムに強く依存しており、裏を返せば長年蓄積した運用ノウハウとシステム基盤が事業遂行の重要資産となる。加えて、営業拠点整備や車両更新に継続投資を行っており、ネットワーク維持には相応の設備投資が必要となる点も参入障壁として機能する。
主要市場である輸送業界では、円安傾向、不安定な原油供給量、ドライバー不足、労働人口の減少が継続する。加えて「2024年問題」への対応が業界全体の重要課題となる。法規制面では、貨物自動車運送事業法、貨物利用運送事業法の規制を受けるほか、倉庫業、通関業、航空運送代理店業、保税手荷物保管業、損害保険代理店業等も関連法令の対象となる。自動車販売事業でも道路運送車両法、フロン回収破壊法、自動車リサイクル法等の影響を受ける。こうした規制環境は事業継続に必要な許認可、運営体制、法令対応力を求める。競合状況の詳細なシェア数値は提示テキスト内では確認できないが、同社は路線トラック輸送のパイオニアと位置付けられ、業界の効率化や共創を主導する立場を志向する。
会社は「中長期の経営の方向性 ~ありたい姿とロードマップ2028~」を策定し、売上高の成長、営業利益率の改善、適切な資本政策により、PBR1倍超の早期実現に向けて3年から5年以内にROE8.0%以上を目指す。輸送事業の主力である特積み事業では、「2024年問題」への対応としてO.P.P.を推進し、持続可能な社会の実現と物流業界全体の効率化を図る。様々なパートナーと連携し、業界の垣根を越えた「共創」を通じて「Team Green Logistics」の実現を目指す。加えて、持続可能な輸送力確保のため、顧客への付加価値提供と適正運賃収受を継続する。成長分野のロジスティクス事業では、「物流診断サービス」を活用したコンサルティング営業を行い、顧客の人手不足に対して物流改善や効率化を提供する。産業別ではエレクトロニクス、ヘルスケア、オートモーティブ・バッテリーのロジスティクスを展開し、提案力強化による拡大を図る。貸切事業では「貸切集中配車センター」による受付窓口集約で迅速対応を進め、「ハコベル」の機能活用により貸切手配を100%保証するエリアの拡充を進める。設備面でも営業拠点の整備充実やネットワーク強化を継続し、市川支店、横浜支店の新築や低公害車への代替を含む車両投資を実施する。
主要リスクの第一は法規制変更にあり、運賃、営業エリア、業務内容の変更が業績に影響する可能性を持つ。第二は輸送事業固有の事故、災害、感染症、環境規制、燃料価格上昇にあり、損害賠償、輸送経路遮断、システム停止、コスト増加を招く可能性がある。第三は人材確保とITシステム依存にあり、ドライバーや整備士の確保遅延、複雑な運賃計算や収入計上を支えるシステム障害、情報漏洩が業務運営と財務報告に影響する可能性を持つ。自動車販売事業ではトヨタ自動車、日野自動車への仕入依存も個別リスクとなる。
経営方針として、最高の物流品質を提供できるセイノーグループの形成、堅実経営、国内商業物流のトップ企業志向、「業界一のグループ効率経営」を掲げる。持株会社体制へは2005年10月に移行しており、グループ統括機能を明確化する。経営指標としてROEを重要指標に位置付け、PBR1倍超の早期実現を目標化する点は資本効率を意識した運営方針といえる。従業員面ではグループ合計31,432名を擁し、西濃運輸労働組合連合会の組合員数は20,838名となる。株主還元の具体的方針は提示テキスト内では確認できないが、株主価値の向上に取り組む方針は明示する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 460.9B | 21.3倍 | 0.9倍 | 0.0% | 2,456.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 737.4B | 642.8B | 631.5B |
| 営業利益 | 29.9B | 23.4B | 28.5B |
| 純利益 | 19.3B | 14.6B | 19.0B |
| EPS | 115.4 | 83.7 | 104.9 |
| BPS | 2,663.2 | 2,560.2 | 2,450.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 公益財団法人 田口福寿会 | 0.17% |
| 株式会社日本カストディ銀行 | 0.10% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 0.09% |
| THE CHASE MANHATTAN BANK, N. A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1 | 0.06% |
| 株式会社 十六銀行 | 0.04% |
| 株式会社大垣共立銀行 | 0.03% |
| アドニス株式会社 | 0.02% |
| 岐建株式会社 | 0.02% |
| 田口 邦子 | 0.01% |
| セイノーホールディングス従業員持株会 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-05 | 野村證券株式会社 | 1.00% | (4.44%) |
| 2025-05-22 | 野村證券株式会社 | 5.44% | (1.00%) |
| 2025-04-07 | 野村證券株式会社 | 6.44% | +0.89% |
| 2025-03-24 | 野村證券株式会社 | 5.55% | +0.41% |
| 2025-03-07 | みずほ証券株式会社 | 0.01% | N/A |
| 2024-12-06 | みずほ証券株式会社 | 0.02% | N/A |
| 2024-07-05 | 野村證券株式会社 | 5.14% | +5.14% |
| 2024-06-21 | 野村證券株式会社 | 4.98% | (1.01%) |
| 2024-01-22 | 野村證券株式会社 | 5.99% | (0.30%) |
| 2023-07-07 | 野村證券株式会社 | 6.29% | +1.12% |
| 2023-04-07 | みずほ証券株式会社 | 0.01% | +0.01% |
| 2022-06-22 | 野村證券株式会社 | 5.17% | (1.02%) |
| 2021-09-07 | みずほ証券株式会社 | 0.01% | N/A |
| 2021-08-20 | みずほ証券株式会社 | 0.01% | +0.01% |
| 2021-05-11 | 野村證券株式会社 | 6.19% | +0.14% |
| 2021-04-22 | 野村證券株式会社 | 6.05% | (0.12%) |
| 2021-04-07 | 野村證券株式会社 | 6.17% | +6.17% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-05 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 1.0% | 2,616 | -0.32% |
| 2025-07-04 | TDNet | 資本政策 | セイノーHD | 株式給付信託(BBT)への追加拠出に伴う第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ | 2,202 | +0.27% |
| 2025-06-26 | TDNet | 資本政策 | セイノーHD | 2026年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ | 2,232 | -1.19% |
| 2025-05-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.44% | 2,186 | +0.50% |
| 2025-04-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.44% | 2,225 | +0.76% |
| 2025-03-24 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.55% | 2,357 | +0.78% |
| 2025-03-07 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.01% | 2,263 | -0.40% |
| 2024-12-06 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.02% | — | — |
| 2024-07-05 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.14% | — | — |
| 2024-06-21 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 4.98% | — | — |
| 2024-01-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.99% | — | — |
| 2023-07-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.29% | — | — |
| 2023-04-07 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.01% | — | — |
| 2022-06-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.17% | — | — |
| 2021-09-07 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.01% | — | — |
| 2021-08-20 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.01% | — | — |
| 2021-05-11 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.19% | — | — |
| 2021-04-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.05% | — | — |
| 2021-04-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.17% | — | — |