Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社エスライングループ本社 (9078)

岐阜発祥の持株会社で、主力は貨物自動車運送事業。特別積合せを基盤に、札幌から鹿児島までの幹線道路を軸とする全国輸送網を構築し、東京から福岡までの太平洋ベルト地帯を主戦場とする。倉庫、情報処理、自動車整備、保険代理、産地直送品販売も展開し、輸送と物流サービスの一体運営を強みとする。中計ではDX、省人化、関東倉庫網拡大、EC物流研究を推進する。[本社]岐阜県岐阜市 [創業]1947年 [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

株式会社エスライングループ本社は、子会社22社および関連会社1社で構成する企業グループの持株会社として、主として物流関連事業を統括する。中核は貨物自動車運送事業にあり、連結子会社20社がこれを主力とする。特にエスライングループ8社が小口商業貨物輸送である特別積合せ事業を担い、㈱エスラインギフ、㈱エスライン九州、㈱エスラインヒダなどが札幌から鹿児島までの主要都市を結ぶ幹線道路を軸に運行する。加えて、一般貨物自動車運送、倉庫業、自動車整備、情報処理サービス、損害保険代理業、産地直送品販売を展開する。倉庫は神奈川、岐阜、静岡、愛知、大阪、埼玉などで運営し、物流の一環として保管機能を提供する。その他事業として旅客自動車運送事業、売電事業、不動産関連事業としてグループ外向け不動産賃貸事業も営む。グループは札幌から鹿児島までの路線内に支店・営業所を有し、主には東京から福岡までの太平洋ベルト地帯を事業基盤とする。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長年にわたり整備してきた全国輸送路線網と、輸送周辺機能を内包した総合物流体制にある。1947年の設立以来、全国配送に向けた輸送路線網の充実、拠点整備、大量高速輸送時代に先駆けたトレーラー輸送の開始、Sライン日本グループによる全国輸送ネットワーク体制の確立を進めてきた。さらに、業界初のオンラインシステムと記載されるスリーエスシステムの稼動実績を有し、情報処理サービスを自社グループ内で展開する点も特徴となる。倉庫、自動車整備、保険代理、物品販売を子会社群で補完し、輸送と保管、物流加工、付帯輸送を組み合わせた一貫物流サービスを提供する体制を持つ。自動車整備では運輸局指定工場を活用し、千葉、岐阜、大阪で整備事業を営む。参入障壁の観点では、一般貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、一般貸切旅客自動車運送事業などで国土交通省所管の許認可を要し、法令順守体制が事業継続の前提となる。加えて、車両、土地、建物、倉庫拠点への継続投資が必要にあり、設備と運行ノウハウの蓄積が障壁として機能する。市場シェアの数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

物流業界を取り巻く環境として、当社は慢性的なドライバーを中心とする人材不足の深刻化を挙げる。加えて、地政学的な情勢変化や急激な円安に伴う燃料費高騰、車両や資材価格の上昇、新生活様式への転換による需要構造の変化が経営環境に影響する。2024年問題により従来型の長距離運行が難しくなる認識も示しており、既存支店を中継基地や積み替え基地として活用する方向を打ち出す。規制面では、一般貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、一般貸切旅客自動車運送事業などで許認可が必要となる。環境規制強化が想定を上回る場合には、環境対策車導入に伴う車両価格高騰が収益圧迫要因となる可能性も示す。競合状況の具体名やシェア比較は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

中期経営計画“ありがとう創造計画”は、2022年4月1日から2025年3月31日までの3か年計画として策定する。長期ビジョンとして『商品を送る安心と、受け取る嬉しさをつなぐ、ありがとう創造企業』を掲げ、規模の拡大、質の向上、推進体制・基盤の強化を基本方針とする。輸送サービス分野では、特積事業でコロナ禍からの物量回復を取り込みつつ、採算性への意識改革とDX取組を通じた収益性改善を図る。貸切事業や輸出入貨物取引では専任部署や阪神港湾地区で蓄積したノウハウを活用し、京浜港湾地区へ水平展開する。物流サービス分野では、海老名物流センターを関東の主力拠点として本格稼働させ、保管、物流加工、付帯輸送の一貫物流サービスを拡大する。中部では新設・大幅改修した倉庫拠点の稼働率向上を進め、倉庫の省人化・効率化投資を積極化する。ホームサービス分野では大型商品配送事業と引越事業の拡大を図る。新規事業として流通分野を位置付け、受発注、代金決済、需要予想、販売・購買・在庫管理システムの提供を組み合わせた流通ソリューション企業への足掛かりを築く方針を示す。M&Aも流通分野と関連する新規事業の経営に向けて検討する。EC物流への取り組み、地域配送サービスの研究、研修会社や保育所など採用・人材育成に資する新規事業の立ち上げも掲げる。最終年度の経営目標として、営業収益540億円、経常利益21億6千万円、ROE5.0%を設定する。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に法的規制リスクにあり、一般貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、一般貸切旅客自動車運送事業などの許認可維持が前提となる。法令違反時には事業停止や許可取消などの処分可能性がある。第2にコストと人材のリスクにあり、軽油価格の高騰、車両や資材価格の上昇、ドライバーを中心とする人材確保難が収益に影響する。第3にオペレーションリスクにあり、情報システム停止、情報漏洩、重大事故、自然災害、道路網切断や燃料確保難などの輸送障害が事業運営に支障を及ぼす可能性がある。

6. ガバナンス

当社は2006年10月に会社分割によって純粋持株会社体制へ移行し、グループ体制の発展、結束力強化、収益力向上、各事業会社の迅速な意思決定と機動的対応を図る体制を整備する。中期計画でも、当社が中心となってグループ各社を統括・牽引する姿を目指し、持株会社機能の見直しとグループ推進体制の再構築を掲げる。業績管理の中核である事業セグメント別業績管理についても、基準、システム、運用ルールの面から再構築を進める方針を示す。ESG面では、環境・社会に配慮した事業運営、地域清掃や安全指導などの地域貢献活動、ガバナンス強化を推進する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2024-03) doc_id=S100TYEA | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 49.7B
営業利益 758M 831M
純利益 835M 1.4B 966M
EPS 77.0 133.4 89.1
BPS 2,563.1 2,465.7 2,366.0

大株主

株主名持株比率
有限会社美美興産0.12%
株式会社大垣共立銀行0.05%
みずほ信託銀行株式会社0.05%
株式会社十六銀行0.04%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
明治安田生命保険相互会社0.03%
東京福山通運株式会社0.03%
エスライングループ本社従業員持株会0.03%
株式会社市川工務店0.03%
村瀨 博三0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-09-24NOMURA INTERNATIONAL PLC 5.24%+5.24%
2024-09-06みずほ証券株式会社 0.05%+0.05%
2024-07-05みずほ信託銀行株式会社 0.00%N/A
2024-06-27トモエ株式会社 74.49%+74.49%
2024-06-27トモエ株式会社 74.49%--
2024-05-22みずほ信託銀行株式会社 0.06%N/A
2024-02-07みずほ信託銀行株式会社 0.06%N/A
2024-01-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.05%(1.00%)
2021-12-07みずほ信託銀行株式会社 0.06%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-09-24EDINET大量保有NOMURA INTERNATIONAL大量保有 5.24%
2024-09-06EDINET大量保有みずほ証券株式会社大量保有 0.05%
2024-07-05EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社変更
2024-06-27EDINET大量保有トモエ株式会社大量保有 74.49%
2024-06-27EDINET大量保有トモエ株式会社大量保有 74.49%
2024-05-22EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社大量保有 0.06%
2024-02-07EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社大量保有 0.06%
2024-01-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.05%
2021-12-07EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社大量保有 0.06%