Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

タカセ株式会社 (9087)

タカセは、国内外で総合物流サービスと倉庫賃貸事業を展開。京浜港周辺の自社施設を強みに、特定保税承認者・認定通関業者(AEO)や医療機器製造業免許等を取得し、専門性と信頼性を確立。人の手によるきめ細やかな作業とシステム連携で差別化を図る。COLサービスと医療機器物流を掛け合わせた新サービスを育成し、M&Aや倉庫物件取得、既存施設の冷凍冷蔵倉庫への用途転換により、「国内・国際・賃貸」を三本柱とする骨太な収益構造確立を目指す。 [本社]東京都港区 [創業]1922年 [上場]1989年

1. 事業概要と競争優位性

タカセは、国内外で運送、保管、倉庫内オペレーション等の総合物流サービスと倉庫賃貸事業を展開しています。

競争優位性は、京浜港周辺に集中する自社保有倉庫による立地競争力、特定保税承認者・認定通関業者(AEO)としての信頼性、医療機器製造業免許等による専門性の高い医療機器物流事業展開にあります。これらの許認可は高い参入障壁となっています。

「人の手によるきめ細やかなアセンブリ作業」とシステム連携を組み合わせることで差別化を図り、既存のCOLサービス(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクス)と医療機器物流を掛け合わせた新サービスを国内物流の新たな柱として育成しています。長年のノウハウと許認可が事業の参入障壁となっています。

2. 沿革ハイライト

1922年2月、海陸運送取扱業、倉庫業を目的として株式会社髙瀬組を設立。1947年港湾運送事業を再開。1963年髙瀬運輸株式会社へ社名変更。

1981年子会社合併を経てタカセ株式会社に社名変更。1989年株式を公開し、1990年代には香港、米国、中国に海外拠点を設立し国際物流体制を構築。2004年ジャスダック証券取引所に上場しました。

2011年特定保税承認者(AEO倉庫業者)として承認され、2019年には認定通関業者(AEO通関業者)として認定。同年、医療機器製造業免許等を取得し事業領域を拡大しました。2022年東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

3. 収益・成長

当社は「ADD SYSTEM」を社是とし、2025年度から「既存事業の収益力強化と新たな収益構造の確立」を中長期経営戦略のテーマに掲げています。

成長戦略として、既存顧客との連携強化による国内・国際物流業務の拡大、医療機器製造業免許等を活用した医療機器物流業務の規模拡大を推進。COLサービスと医療機器物流を掛け合わせた新サービスを国内物流の新たな柱として育成します。

また、M&Aによるサービス拡大、倉庫物件取得による収益拡大、既存施設の冷凍冷蔵倉庫への用途転換による新事業領域への進出も図ります。これらの施策により、「国内事業」「国際事業」「賃貸事業」を三本柱とする骨太な収益構造の確立を目指します。

2025年3月期連結決算では、営業収益8,345百万円(前年同期比1.9%増)と微増しましたが、地政学リスクによる物価高、為替変動、競争激化、コスト上昇が影響し、営業利益79百万円(同53.8%減)、経常利益117百万円(同47.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益155百万円(同49.3%減)と減益となりました。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は9,516百万円、純資産は7,349百万円で、自己資本比率は約77.2%と高い水準を維持し、堅固な財務基盤を築いています。自己資本比率は前年同期72.9%、前々年同期68.9%と着実に向上。有利子負債は965百万円に減少しました。キャッシュ・アンド・キャッシュ・イクイバレンツは1,798百万円を保有しています。

経営者は現時点での財務課題を認識しておらず、成長に向けた設備投資には機動的に対応する方針です。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当金は1株あたり35.0円(前年同期70.0円から減配)を実施しました。配当性向は2025年3月期が約45.4%と、安定的な配当政策を継続しています。2025年3期末には90,800株の自己株式を保有しています。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3OZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.8B 23.1倍 0.5倍 0.0% 1,785.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.3B 8.2B 8.9B
営業利益 79M 172M 296M
純利益 155M 306M 279M
EPS 77.1 152.9 140.0
BPS 3,641.5 3,608.4 3,452.0

大株主

株主名持株比率
大東港運株式会社0.08%
公益財団法人タカセ国際奨学財団0.07%
東京中小企業投資育成株式会社0.06%
株式会社三協0.06%
クロダ株式会社0.05%
天塩倉庫株式会社0.05%
株式会社みずほ銀行0.05%
城南信用金庫0.04%
株式会社商船三井0.04%
日本生命保険相互会社0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-03-29クロダ株式会社 5.05%+5.05%
2024-03-28天塩倉庫株式会社 5.01%+5.01%
2021-05-19東京中小企業投資育成株式会社 6.16%(0.85%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-11TDNet決算タカセ2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,280+2.34%
2025-11-11TDNet配当・還元タカセ自己株式の取得および自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による 自己株式の買付に関するお知ら1,280+2.34%
2025-07-24TDNetその他タカセ譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ1,164+0.17%
2025-06-25TDNetその他タカセ譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分に関するお知らせ
2024-03-29EDINET大量保有クロダ株式会社大量保有 5.05%
2024-03-28EDINET大量保有天塩倉庫株式会社大量保有 5.01%
2021-05-19EDINET大量保有東京中小企業投資育成株式会社大量保有 6.16%