AZ-COM丸和ホールディングスは、純粋持株会社として連結子会社20社、非連結子会社4社を統括し、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)及び輸配送サービスを中核とする物流事業を展開する。主力の3PLは、顧客の物流ニーズ・ウォンツを把握したうえで、物流戦略の企画立案、物流システムの構築、運営の包括受託までを担う。具体的には、販売拠点や輸配送ルートを踏まえた物流センター候補地の選定、センター設計、商品の調達・入荷、保管、流通加工、ピッキング、梱包、仕分け、出荷検品、輸配送ダイヤグラム設定、リバースロジスティクス提案までを一貫して提供する。重点領域はEC物流、低温食品物流、医薬・医療物流にあり、加えてBCP物流にも特化して事業展開を図る。輸配送では一般貨物運送、軽貨物運送、特別積合せ貨物運送、鉄道利用運送、産業廃棄物の収集運搬を提供する。その他事業として、文書保管、不動産賃貸、情報システムも手掛ける。
競争優位の中核は、物流コンサルティングからセンター構築、運営、幹線輸送、ラストワンマイルまでをつなぐ一貫提案力にある。単なる運送受託ではなく、顧客ごとに異なる物流ニーズにきめ細かく対応し、物流改革提案を継続する点が差別化要因となる。特にEC物流、低温食品物流、医薬・医療物流を3PLの主軸カテゴリとして明示し、業種別ノウハウを蓄積している点に特徴がある。低温食品物流では、スーパーマーケット向け物流ノウハウを集約した「AZ-COM7PL」を展開し、7つの経営支援機能を付加した3PLとしてサービスメニュー化する。加えて、パートナー企業間の相互扶助に基づく「AZ-COMネットワーク」、発災時の物流提供を志向する「AZ-COM BCPネットワーク」を推進し、安定した輸配送体制の構築を図る。DX面では、データドリブン事業情報基盤、集中オペレーション、自動化、AI配車、物量予測の研究・導入を進め、省人化・省力化と物流品質向上を狙う。市場シェアの具体的数値や特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。
同社を取り巻く市場環境は、成長市場の物流需要拡大と、労働力不足・稼働車両不足・輸送費上昇が併存する構図にある。会社はEC物流、低温食品物流、医薬・医療物流を成長ドメインと位置付ける一方、社会課題として人材不足や車両不足の深刻化を認識する。規制面では、一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、産業廃棄物収集運搬業、貨物軽自動車運送事業などで法令・許認可の枠組み下に置かれる。許認可取消や事業停止の可能性があるため、法令順守は参入障壁であると同時に事業継続上の重要要件となる。外部環境としては、地政学リスク、物価上昇、個人消費の伸び悩み、各種コスト高止まりが挙げられる。競争環境については、競合他社との厳しい競争に勝ち抜くためDXを推進すると記載するが、主要競合名やシェア比較は提示テキスト内では確認できない。
中長期戦略は、コア事業拡大、人材確保・育成、DX推進、事業ポートフォリオ最適化、ESG・ガバナンス強化で構成する。EC物流では、高品質・高効率なサプライチェーンとしてセンター運営・幹線輸送・ラストワンマイルを一貫化し、既存・新規顧客向けに拡大を図る。低温食品物流では、「AZ-COM7PL」を発展させた調達ネットワーク、多様な輸送モードに対応した産直プラットフォーム、HACCPに適合した物流品質向上に取り組む。医薬・医療物流では、全国物流ネットワークの最適化と最先端技術を駆使した物流センター再構築を進める。加えて、採用チャネル多角化、タレントマネジメント、全社オールリクルート体制で人材基盤を強化する。M&Aは経営戦略として推進し、投資効果、シナジー、企業文化との融合を総合勘案し、PMIも重視する。資本効率面では、自己資本比率45%以上、売上高経常利益率8%以上、ROE15%以上を目標指標とする。さらに、ROICとCAGRを軸に事業評価を行い、ハードルレートを8%に設定し、低収益事業の再生・再編や不採算事業の撤退・縮小・売却を検討する運営体制を整える。
主要リスクは複数に及ぶ。第1に、貨物自動車運送事業法や倉庫業法など各種法令・許認可に関するコンプライアンスリスクがある。違反時には車両運行停止、事業停止、許可取消、罰金などの可能性がある。第2に、3PL主体の事業構造上、大口取引先への依存度が高くなる傾向があり、契約変更や解消が業績に影響し得る。第3に、原油価格高騰、重大事故、災害、情報システム障害、人材確保難、設備投資遅延、M&A後のPMI遅れなどが挙げられる。とりわけ物流センター新設・拡張は先行投資負担が大きく、許認可取得や用地買収交渉の遅延もリスクとなる。
ガバナンス面では、純粋持株会社体制の下でグループ経営戦略推進機能の強化、責任と権限の明確化、意思決定の迅速化、グループガバナンス強化を進める。リスク管理委員会を設置し、リスク管理方針や施策を決定し、定期的に取締役会へ報告する体制を採る。より実効性の高いガバナンス体制構築に向け、取締役会の諮問機関として指名・報酬委員会を設置し、委員の過半数を独立社外取締役とすることで独立性・客観性を担保する。加えて、取締役会実効性評価を実施し、透明性・客観性の向上を図る。事業評価や資源配分では、サステナビリティ委員会、投資委員会、見積・契約審査委員会が審議し、取締役会に答申する。株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 123.4B | 16.5倍 | 2.1倍 | 0.0% | 894.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 208.4B | 198.6B | 177.8B |
| 営業利益 | 11.0B | 13.8B | 11.4B |
| 純利益 | 7.3B | 9.1B | 7.8B |
| EPS | 54.1 | 70.9 | 61.9 |
| BPS | 429.0 | 408.6 | 285.4 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 和佐見 勝 | 0.19% |
| 株式会社TARO’S | 0.19% |
| 株式会社WASAMI | 0.15% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.06% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.03% |
| BBH FOR FIDELITY LOWーPRICED STOCK FUND(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) | 0.03% |
| AZ-COM丸和ホールディングスグループ社員持株会 | 0.02% |
| 野村信託銀行株式会社(信託口) | 0.02% |
| 株式会社マツキヨココカラ&カンパニー | 0.02% |
| 株式会社上組 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-05 | 野村證券株式会社 | 6.17% | (0.59%) |
| 2025-12-22 | みずほ証券株式会社 | 0.06% | N/A |
| 2025-11-21 | みずほ証券株式会社 | 0.06% | N/A |
| 2025-10-22 | AZ-COM丸和ホールディングス株式会社 | 0.00% | (5.29%) |
| 2025-10-06 | 野村證券株式会社 | 6.76% | +6.76% |
| 2025-10-02 | みずほ証券株式会社 | 0.06% | N/A |
| 2025-09-30 | みずほ証券株式会社 | 0.09% | N/A |
| 2025-09-22 | みずほ証券株式会社 | 0.06% | +0.06% |
| 2025-09-11 | AZ-COM丸和ホールディングス株式会社 | 5.29% | +5.29% |
| 2025-09-05 | 和佐見 勝 | 53.47% | -- |
| 2025-03-24 | FMR LLC | 7.39% | +1.14% |
| 2025-02-21 | FMR LLC | 6.25% | +1.15% |
| 2024-12-06 | FMR LLC | 5.10% | +5.10% |
| 2024-11-08 | 和佐見 勝 | 53.47% | +0.73% |
| 2024-09-06 | みずほ証券株式会社 | 0.03% | N/A |
| 2024-08-09 | 和佐見 勝 | 52.74% | (0.57%) |
| 2024-01-11 | みずほ証券株式会社 | 0.04% | N/A |
| 2023-12-22 | みずほ証券株式会社 | 0.05% | N/A |
| 2023-12-08 | 和佐見 勝 | 53.31% | (5.27%) |
| 2023-12-01 | 和佐見 勝 | 58.58% | -- |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-20 | TDNet | その他 | AZ-COM丸和HD | 新物流センター「AZ-COM Matsubushi WEST」建設に関するお知らせ | 942 | +0.53% |
| 2026-02-05 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.17% | 967 | -0.72% |
| 2026-02-05 | TDNet | 決算 | AZ-COM丸和HD | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 967 | -0.72% |
| 2026-02-05 | TDNet | その他 | AZ-COM丸和HD | 2026年3月期第3四半期 決算補足資料 | 967 | -0.72% |
| 2026-02-05 | TDNet | その他 | AZ-COM丸和HD | 「AZ-COM Matsubushi EAST」の稼働について | 967 | -0.72% |
| 2025-12-22 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.06% | 991 | -0.30% |
| 2025-11-21 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.06% | 1,034 | -1.16% |
| 2025-11-05 | TDNet | 決算 | AZ-COM丸和HD | 2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,024 | -2.83% |
| 2025-11-05 | TDNet | 業績修正 | AZ-COM丸和HD | 2026年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績の差異に関するお知らせ | 1,024 | -2.83% |
| 2025-11-05 | TDNet | その他 | AZ-COM丸和HD | 2026年3月期第2四半期決算補足資料 | 1,024 | -2.83% |
| 2025-11-05 | TDNet | 資本政策 | AZ-COM丸和HD | 2030年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ | 1,024 | -2.83% |
| 2025-10-22 | EDINET | 大量保有 | AZ-COM丸和ホールディングス株式会社 | 変更 | 1,083 | -0.28% |
| 2025-10-21 | TDNet | 資本政策 | AZ-COM丸和HD | 2025年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の消却に関するお知らせ | 1,072 | +1.03% |
| 2025-10-06 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 6.76% | 1,074 | +1.40% |
| 2025-10-02 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.06% | 1,075 | -0.19% |
| 2025-09-30 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.09% | 1,069 | +0.65% |
| 2025-09-22 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 大量保有 0.06% | 1,143 | -0.96% |
| 2025-09-11 | EDINET | 大量保有 | AZ-COM丸和ホールディングス株式会社 | 大量保有 5.29% | 1,112 | +0.36% |
| 2025-09-05 | EDINET | 大量保有 | 和佐見 勝 | 大量保有 53.47% | 1,079 | +2.04% |
| 2025-09-05 | TDNet | 資本政策 | AZ-COM丸和HD | 2030年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行条件等の決定に関するお知らせ | 1,079 | +2.04% |