玉井商船グループは、当社と連結子会社T.S. Central Shipping Co.,Ltd.、大四マリン(株)、本山パインクレスト(株)の計4社で構成し、外航海運業、内航海運業、不動産賃貸業を展開する。海運業では、内外航船舶を用いた海上貨物運送により運賃、貸船料等を得る。外航海運業は、T.S. Central社からの長期定期用船船舶3隻を中心に、必要に応じて市場から短期用船を行い、日本軽金属向けの水酸化アルミ輸送、全農向けの穀物輸送、国外向けのスラグ輸送を担う。内航海運業は、長期定期用船した内航貨物船1隻で水酸化アルミ輸送を行うほか、所有する内航タンカー1隻と液化ガスばら積船1隻を大四マリンに裸貸船し、同社が船員を配乗したうえで同業他社へ定期貸船する。大四マリンは船員派遣業も手掛け、さらに同業他社から内航タンカー1隻を裸用船して定期貸船する。不動産賃貸業は、当社保有の賃貸用集合住宅数室と、本山パインクレスト保有の賃貸用不動産から成る。
競争優位の中核は、長年培った海運技術およびノウハウの蓄積、主要荷主との継続的な信頼関係、ならびに内航での船員確保力にある。経営方針でも「永年培った海運技術およびノウハウの蓄積と展開」を掲げ、顧客ニーズへの柔軟対応を志向する。外航では、日本軽金属、全国農業協同組合連合会、伊藤忠商事などとの連携を通じ、中長期のコア輸送事業契約を効率的かつ安定的に実行する方針を示す。これはスポット依存を抑え、海運市況変動の影響を緩和する収益基盤として機能する。内航では、船員の高齢化と不足が業界課題となる中、平均年齢34歳の有望な船員を保有する大四マリンの優位性を明示する。国土交通省認定の「日本船舶・船員確保計画」に基づく若年船員の計画採用・教育訓練・派遣は、供給制約が強い人材面での参入障壁として作用する。加えて、安全運航を第一課題に据え、ISM CODEに基づく船舶安全管理システム、教育・研修、緊急対応訓練を整備する点も、継続受注に資する運航品質の裏付けとなる。
海運市況は長期低迷後、船舶供給量の減少と貿易量増加で回復し、その後コロナ禍後半のリバウンドや石炭・穀物輸送増加で大幅上昇した経緯を持つ。今後は船舶と世界トレードの需給バランス、環境規制強化に伴う運航船舶の減速から堅調推移を見込む一方、ロシアのウクライナ侵攻、中国経済低迷、米国新政権の追加関税措置の可能性など不透明要因も大きい。内航業界では船員の高齢化と急激な船員不足が進行し、若手船員の確保・育成が最重要課題となる。規制面では、IMOのSox規制、NOx規制、EEDI、EEXI、CII格付け制度、GHG削減目標など環境規制が強化され、規制適合油の使用、機関出力制限、各種省エネ設備導入が求められる。海運業は各国・地域や国際機関の法令・規則の影響を強く受け、規制対応コストが事業条件を左右する。
2024年7月に2025年3月期から2027年3月期の中期経営計画を策定し、中期的な成長と企業価値向上を目指す。外航海運業では、新規取引先の開拓、長期契約獲得による収益安定化、既存主要顧客との関係性強化、契約の中長期化による業績ボラティリティ抑制、バラスト航海短縮による効率的配船を推進する。主要4隻の外航船舶による南米から日本向けの水酸化アルミニウム輸送、北米から日本向けの穀物輸送について、復航貨物契約の確保と往航貨物の獲得で採算向上を図る。CO2排出量削減の観点からも、COA数量積輸送契約の長期安定確保とスポット貨物獲得に注力する。投資面では、2025年度竣工予定の新造船建造代金の一部に投資し、2025年竣工船にはEEDI Phase3を先取り適用する。内航海運業では、新規取引先開拓、顧客需要把握、船舶別損益管理徹底、コスト削減、適正価格交渉を進める。保有船は第二興玉丸、第二十一いづみ丸、子会社裸用船の第七鈴鹿丸を含み、安定収益確保を狙う。さらに、若年船員の雇用・教育訓練、働き方改革対応による定着率向上を通じ、持続的な船員確保体制を構築する。資本政策では、営業利益の確保、EBITDA、ROE、流動比率を目標とし、配当性向20%以上を目標に安定配当を実施する方針を示す。
主なリスクは3点挙げられる。第1に海運市況変動リスクで、中長期契約主体で安定収益確保に努めるものの、更改時やスポット輸送時の市況次第で運賃収入・貸船料収入が大きく変動する可能性を持つ。第2に環境規制・公的規制リスクで、Sox、NOx、EEXI、CIIなどへの対応に伴うコスト増加や事業制約が生じ得る。第3に海難事故リスクで、人命・貨物・船舶の損失や海洋汚染につながる可能性を持つ。このほか、為替、燃料油価格、金利、資金調達、減損、世界各地の政治・経済情勢、感染症も重要リスクとして列挙する。
経営理念は「国内及び国際海上輸送を通して社会に貢献します」とし、株主・取引先・従業員・地域社会との調和、公正かつ透明な事業活動、企業情報の公正開示を経営方針に掲げる。安全運航を第一課題に位置付け、船舶管理の徹底と効率的運行管理を日々推進する。人的基盤では、将来を見据えた人材採用・育成、OJT充実、国際的人材育成を進める。株主還元は、資本コスト・株価を意識した経営計画の一環として、配当性向20%以上を目標に安定配当を実施する方針を明示する。取締役会構成や社外役員比率などの詳細は、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 5.7B | 13.6倍 | 0.6倍 | 2.7% | 2,930.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5.6B | 5.1B | 5.1B |
| 営業利益 | 560M | 657M | 570M |
| 純利益 | 330M | 774M | 660M |
| EPS | 215.7 | 404.8 | 341.9 |
| BPS | — | 5,291.8 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本軽金属株式会社 | 0.10% |
| あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | 0.05% |
| 大佐古幸典 | 0.05% |
| 西 將弘 | 0.03% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.02% |
| 乾汽船株式会社 | 0.02% |
| 有限会社福田商事 | 0.02% |
| 楽天証券株式会社 | 0.02% |
| 株式会社エンタープライズマリタイム | 0.02% |
| 株式会社辰巳商会 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-04-06 | 三井住友海上火災保険株式会社 | ||
| 2026-04-01 | 日本ガスライン株式会社 | 6.14 | |
| 2026-03-31 | 日本ガスライン株式会社 | 6.14 | |
| 2026-03-31 | ひびき・パース・アドバイザーズ・エスピーシー | 1.5 | |
| 2026-03-31 | 株式会社フエル | ||
| 2026-03-30 | ソン ユウ ニン | 1.81 | |
| 2026-03-27 | ソン ユウ ニン | 1.81 | |
| 2026-03-25 | 株式会社フエル | 5.01 | |
| 2026-02-10 | 株式会社フエル | 5.01 | |
| 2026-01-22 | ひびき・パース・アドバイザーズ・エスピーシー | 8.95 | |
| 2026-01-22 | ひびき・パース・アドバイザーズ | ||
| 2025-12-24 | ソン ユウ ニン | 11.01 | |
| 2025-12-18 | ひびき・パース・アドバイザーズ | 8.53 | |
| 2025-11-04 | ひびき・パース・アドバイザーズ | 7.49 | |
| 2025-10-29 | ひびき・パース・アドバイザーズ | 7.49 | |
| 2025-10-03 | ひびき・パース・アドバイザーズ | 6.35 | |
| 2025-09-19 | ひびき・パース・アドバイザーズ | 5.09 | |
| 2025-09-04 | 株式会社 アイエスシー | 3.44 | |
| 2025-09-03 | 株式会社 アイエスシー | 5.43 | |
| 2025-09-02 | Benedict Beh Wei Hao | 4.25 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-06 | TDNet | Holding change by 三井住友海上火災保険株式会社 | — | — | ||
| 2026-04-01 | TDNet | Holding change by 日本ガスライン株式会社 | — | — | ||
| 2026-03-31 | TDNet | Holding change by 株式会社フエル | — | — | ||
| 2026-03-31 | TDNet | Holding change by ひびき・パース・アドバイザーズ・エスピーシー | — | — | ||
| 2026-03-31 | TDNet | Holding change by 日本ガスライン株式会社 | — | — | ||
| 2026-03-30 | TDNet | Holding change by ソン ユウ ニン | — | — | ||
| 2026-03-27 | TDNet | Holding change by ソン ユウ ニン | — | — | ||
| 2026-03-27 | TDNet | 主要株主および主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-25 | TDNet | Holding change by 株式会社フエル | — | — | ||
| 2026-03-24 | TDNet | 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-24 | TDNet | buyback: 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知ら | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | 組織変更、役員の委嘱変更及び部長役職変更のお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | 特別利益(投資有価証券売却益)の計上見込み及び通期業績予想の修正に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | buyback: 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付 | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | forecast_revision: 特別利益(投資有価証券売却益)の計上見込み及び通期業績予想の修 | — | — | ||
| 2026-02-10 | TDNet | Holding change by 株式会社フエル | — | — | ||
| 2026-02-05 | TDNet | 通期業績予想の修正、株主還元方針の変更及び配当予想の公表に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-05 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-05 | TDNet | dividend: 通期業績予想の修正、株主還元方針の変更及び配当予想の公表に関するお知らせ | — | — |