メディア総研株式会社グループは、高専生と大学生を中心とする未就業者向けのキャリア支援事業、ならびにWEBコンテンツサービス事業を展開する。中核は高専生向け就職活動支援で、当社主催の「高専生のための仕事研究セミナー」を北海道、東北、関東、東海・北陸、京阪神、中国・四国、九州の7地区で開催するほか、土木建築業界向け特化イベント、オンラインの「高専インターンシップ研究セミナー」「KOSEN meetup company」、半導体・防衛産業をテーマとした仕事研究セミナーも実施する。加えて、高専が主催する学内合同企業説明会やPBLの企画・運営受託、大学生向けの理工系インターンシップセミナー、理工系女子学生向け交流会も手掛ける。周辺サービスとして、情報サイト「高専プラス」、WEBメディア「月刊高専」、大学別就活手帳、公式ガイドブックを運営・制作し、企業からの出展料、広告料、学校からの受託料を収入源とする。さらにWEBサイト制作、保守、動画制作、DTP制作も受託し、2024年5月取得の株式会社アドウィルを通じて採用ブランディングやコーポレートサイト制作まで領域を広げる。
競争優位の中核は、高等専門学校の教員との密接なネットワークと、全国58校を対象にした高専領域での蓄積にある。会社は自らを高専生の就職活動分野のリーディングカンパニーと位置付けており、学校行事や授業の一環としてイベントを組み込む運営、教員との協力による出席確認、移動手段の手配まで含めた実務支援により、高専生の参加率が高いイベントを実現する。高専生は大学生に比べ就職情報が少なく、5年制という制度上の特殊性もあるため、同社は「高専生のための仕事研究セミナー公式ガイドブック」「WEB合説サイト」「高専プラス」を組み合わせ、事前情報収集から当日の接点形成、継続的な情報交換までを一体化する仕組みを構築する。2026年3月卒業予定の高専生のうち、全国の就職希望者の約8割が「高専プラス」に登録した点は、同社プラットフォームの浸透度を示す。企業側にとっても、参加率の高い高専生へ効率的に接触できる利点があり、学校側にとっては教員の就職支援業務の削減につながる。こうした三者便益型の構造は、単発イベントよりも継続性の高い関係性を生み、参入障壁として機能する。
人材・就職支援業界は、労働人口減少を背景に持続的需要が見込まれる分野と位置付けられる。提示テキストでは、有効求人倍率が1倍を上回る水準で推移し、企業の採用意欲は底堅いとする。特に大企業の給与水準上昇やデジタル化進展に伴い、高度専門職やIT人材への需要が高まる。採用活動の形態も、オンライン面接やデジタル説明会の定着により、地理的制約を超えたマッチングへ移行する。加えて、人的資本経営や生産性向上への要請を背景に、データ活用やDX、HRテクノロジーの重要性が増す。こうした環境は、理工系学生や高専生のような専門人材に強みを持つ同社に追い風となる。一方で、企業の採用ニーズや景気動向、採用選考ルールの変化は需要に影響し得るため、外部環境の変化への適応力が重要となる。
成長戦略の第一は、高専生キャリア支援の深耕にある。全国58校の高専を対象に主催型・受託型イベントを展開しつつ、「月刊高専」を軸に教員との連携を強化し、高専の魅力発信とイベント運営協力体制の強化を進める。「高専プラス」の効果により高専生の動員数と参加企業数が増加している点を踏まえ、同サイトを基盤に集客とマッチング精度の向上を図る。加えて、年間を通じた伴走型サービス「高専人材採用プロジェクト」を立ち上げ、単発イベント依存から継続支援へとサービスを拡張する。成長産業である半導体分野や国家的に注目される防衛産業をテーマとしたセミナー開催も、参加企業の裾野拡大と学生の関心分野の深化につながる施策と位置付けられる。第二はWEBコンテンツサービスの拡大で、採用サイト制作を重点施策とし、採用支援ノウハウを活かして需要を取り込む方針を示す。「高専人材採用プロジェクト」とのクロスセルも想定し、採用ブランディングからコーポレートサイト制作、企業ブランディングまで一体提案を進める。2024年5月のアドウィル取得は、このWEB領域拡張を後押しする施策と読み取れる。
主なリスクは3点ある。第一に、企業の採用ニーズ変動リスクがある。新卒向けサービスは中途採用より景気変動の影響を受けにくいとされる一方、想定を上回る景気悪化が起きた場合は出展需要に影響し得る。第二に、システム開発・安定運用リスクがある。「WEB合説サイト」や「高専プラス」の機能拡充、セキュリティ、利便性向上が継続課題にあり、計画通りに開発が進まない場合はサービス提供に支障が生じる可能性がある。第三に、個人情報保護リスクがある。学生の住所、氏名、連絡先などを扱う事業特性上、厳格な管理が不可欠となる。加えて、感染症拡大時には対面イベントの開催形式変更を余儀なくされる可能性もある。
ガバナンス面では、将来の事業拡大と持続的成長に向け、経営管理体制の強化とコーポレート・ガバナンス強化を重要課題に位置付ける。全役員と従業員に対して定期的な教育を実施し、コンプライアンス遵守と経営管理体制の重要性の浸透を図る方針を示す。また、システム安定性確保のため、サーバー増強、通信回線確保、負荷分散、監視・管理体制強化、IT人材の採用・増強を進めるとしており、事業運営基盤の整備を重視する姿勢がうかがえる。株主還元方針や取締役会構成、指名・報酬の詳細は、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2.3B | 10.5倍 | 1.5倍 | 0.0% | 1,862.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.5B | 1.2B | 955M |
| 営業利益 | 294M | 190M | 203M |
| 純利益 | 218M | 105M | 122M |
| EPS | 177.0 | 86.3 | 102.0 |
| BPS | 1,236.9 | 1,061.0 | 986.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 田中 浩二 | 0.62% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| 新潟 真也 | 0.02% |
| 今野 治 | 0.02% |
| 株式会社DYM | 0.02% |
| 野本 正生 | 0.02% |
| 株式会社RR・DD | 0.01% |
| 谷口 陽子 | 0.01% |
| 田中 俊隆 | 0.01% |
| 吉行 亮二 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-05-15 | 田中 浩二 | 62.59% | (6.73%) |
| 2021-09-08 | 田中 浩二 | 69.32% | +64.32% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-12-23 | TDNet | 人事 | G-メディア総研 | 連結子会社の代表取締役の異動に関するお知らせ | — | — |
| 2025-12-19 | TDNet | 人事 | G-メディア総研 | 組織変更及び執行役員制度の導入並びに人事異動に関するお知らせ | 1,942 | +0.57% |
| 2025-12-12 | TDNet | 決算 | G-メディア総研 | 2026年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,012 | -1.39% |
| 2025-12-12 | TDNet | その他 | G-メディア総研 | 2026年7月期 第1四半期決算補足資料 | 2,012 | -1.39% |
| 2025-11-21 | TDNet | その他 | G-メディア総研 | 株主優待制度の導入に関するお知らせ | 1,767 | +22.64% |
| 2025-10-24 | TDNet | その他 | G-メディア総研 | 支配株主等に関する事項について | 1,655 | -1.15% |
| 2025-10-02 | TDNet | 事業計画 | G-メディア総研 | 事業計画及び成長可能性に関する事項 | 1,644 | +3.41% |
| 2024-05-15 | EDINET | 大量保有 | 田中 浩二 | 大量保有 62.59% | — | — |
| 2021-09-08 | EDINET | 大量保有 | 田中 浩二 | 大量保有 69.32% | — | — |