Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社デジタリフト (9244)

デジタル広告運用とコンサルティング、ブランド・メディアサービスを組み合わせる統合デジタルマーケティングを展開。自社一貫提供体制、深耕可能な顧客基盤、社内知見の蓄積と共有を強みとし、クロスセルで提供価値向上を図る。M&Aやグループシナジー、事業開発、投資育成も成長戦略に位置付ける。[本社]東京都渋谷区 [創業]2012年 [上場]2021年

1. 事業概要

デジタリフトは「カスタマーの意思決定を円滑に―デジタルの力でクライアントとエンドユーザー双方の利益をLIFTします―」を掲げ、統合デジタルマーケティング事業を単一セグメントで展開する。事業領域は①広告・コンサルティングサービス領域、②ブランド・メディアサービス領域の二本柱で構成し、顧客ニーズに応じて柔軟に組み合わせて提供する。経営ミッションは「User Experienceをデジタル技術で最適化する」に置き、クライアントの情報発信を最適なデジタルソリューションで支援しつつ、エンドユーザーに必要な情報を必要なタイミング・場所で届けることを志向する。2023年にmeyco株式会社、2025年にウェブココル株式会社を連結子会社化し、グループ体制を拡充する。沿革上ではFacebook Agency Directory認定広告代理店への登録、Google「2022 Premier Partner」認定、「Meta Agency First Awards Japan 2024」での「Best SMB Partner」受賞も確認できる。

2. 競争優位性

競争優位の源泉として、有報では三点を明示する。第一に、広告・コンサルティングとブランド・メディアの二領域にまたがる多様なサービスを自社一貫で提供できる体制を確立している点が挙がる。第二に、顧客との関係性を深耕できる顧客基盤を有する点が挙がる。第三に、両者の相乗効果により、長期の顧客関係のなかで提供価値を高める提案力を持つ点が挙がる。各サービスの提供過程で得た知見を社内に蓄積し、サービス間で共有する体制を構築していることも特徴で、急速な技術革新の取り込み、成功事例の再現性向上、各サービスの付加価値向上を通じて競争力向上につなげる構図を持つ。競合優位の確立は経営課題としても認識しており、蓄積してきたノウハウや優秀な人材を活かした高付加価値サービスの提供に取り組む。市場シェアの具体的数値、特許、独占的ネットワーク効果、明確なスイッチングコストに関する記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

日本の広告費に占めるインターネット広告の割合は、社会のデジタル化を背景に堅調に伸長する。需要面ではスマートフォン普及に伴うアプリ内モバイル広告や動画広告の拡大が進む。加えて、AI活用による消費者データ分析の高度化、広告効果の最適化、広告運用の自動化、SNSや動画配信プラットフォームの多様化が進行する。一方で、消費者のプライバシー保護を目的とした規制強化がターゲティング手法に影響を及ぼし、市場環境は複雑化する。法規制面では、直接的な法的規制は現時点で限定的としつつも、JIAAの自主規制、個人情報保護法、GDPR、不当景品類及び不当表示防止法、医療や食品等の広告規制が事業運営に影響し得る。競争環境では新たなサービスや競合他社が多く、差別化と競争優位の確立が継続課題となる。

4. 成長戦略

成長戦略は四領域で整理される。広告・コンサルティングサービス領域では、ブランド・メディア領域との連携によるクロスセルで収益規模の拡大を図り、同時に業務改善で生産性を高め、売上高と採算性の確保を進める。ブランド・メディア領域では、グループ会社とのシナジー拡大、事業開発、サービスラインナップ拡充により顧客ニーズへの対応力を高め、採算性の維持向上と顧客基盤拡大への貢献を狙う。M&A領域では、既存事業とのシナジー創出、または自社アセットへの組み込みによる新たなシナジー創出が見込める投資を積極検討し、必要に応じて両サービス領域以外にも投資対象を広げる方針を示す。投資・育成領域では、スタートアップ出資を通じて中長期の事業機会実現と既存二領域への成長寄与を目指す。課題面では、顧客基盤強化、事業開発推進、人材採用・育成による営業体制強化、PMIを含むM&A後の統合推進を重視する。2025年6月には株式会社GROWTH VERSEとの資本業務提携契約を締結し、外部連携も進める。中期経営計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは三点に整理できる。第一に市場・技術変化リスクがある。景気悪化や広告予算減額、市場拡大の鈍化、新技術や新サービスへの対応遅延は、事業の陳腐化や競争力低下につながる可能性を持つ。第二に規制・プライバシーリスクがある。個人情報保護法、GDPR、Cookie利用を含む規制や解釈変更、広告表示規制への対応遅延は、信用失墜や取引減少を招き得る。第三に事業運営リスクがある。クライアントの信用リスク、契約書面化が少ない広告業界の取引慣行、システム障害、知的財産権侵害、訴訟、人材の確保・定着難が業績に影響し得る。

6. ガバナンス

継続成長に向け、事業拡大と並行してコーポレート・ガバナンス体制とコンプライアンス体制の強化を重要課題に位置付ける。経営の公平性、透明性、健全性の確保を目的に、社外取締役、監査役監査体制、内部監査、内部統制システムの整備による強化を進める方針を示す。内部管理面では、成長段階にあることを踏まえ、グループ全体の業務運営効率化とリスク管理のためバックオフィス業務の整備を推進する。法令順守面では「リスク・コンプライアンス規程」「内部通報規程」「与信管理規程」を整備し、法的規制の周知徹底、情報収集、信用リスク低減を図る。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XCIW | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.5B 12.5倍 1.9倍 945.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.5B 3.3B 3.6B
営業利益 187M 34M 100M
純利益 108M -74M 53M
EPS 75.7 -52.1 35.3
BPS 501.2 425.9 478.3

大株主

株主名持株比率
百本 正博0.35%
株式会社フリークアウト・ホールディングス0.34%
鈴木 智博0.02%
海老根 智仁0.01%
有限会社EIF0.01%
NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW0.01%
JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCHEQ CO0.01%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.01%
J.P.MORGAN SECURITIES PLC0.00%
戸田尚吾0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-01-15百本 正博 32.64%(0.15%)
2024-01-11百本 正博 32.79%+1.72%
2024-01-11百本 正博 32.64%(0.15%)
2022-12-06百本 正博 31.07%(1.47%)
2022-11-30百本 正博 31.07%(1.47%)
2021-10-04株式会社フリークアウト・ホールディングス 32.54%+27.54%
2021-10-01百本 正博 32.54%+27.54%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-25TDNetその他G-デジタリフト支配株主等に関する事項について902+0.22%
2025-12-25TDNetその他G-デジタリフト上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況(改善期間入り)について902+0.22%
2025-12-25TDNetその他G-デジタリフト新経営執行体制に関するお知らせ902+0.22%
2025-12-10TDNet事業計画G-デジタリフト事業計画及び成長可能性に関する事項875+0.11%
2025-07-23TDNetその他G-デジタリフト株主優待制度の導入に関するお知らせ1,009+7.14%
2025-06-18TDNet新規事業G-デジタリフト株式会社GROWTH VERSEとの資本業務提携に関するお知らせ766+19.58%
2024-01-15EDINET大量保有百本 正博大量保有 32.64%
2024-01-11EDINET大量保有百本 正博大量保有 32.79%
2024-01-11EDINET大量保有百本 正博大量保有 32.64%
2022-12-06EDINET大量保有百本 正博大量保有 31.07%
2022-11-30EDINET大量保有百本 正博大量保有 31.07%
2021-10-04EDINET大量保有株式会社フリークアウト・ホールディングス大量保有 32.54%
2021-10-01EDINET大量保有百本 正博大量保有 32.54%