Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ラバブルマーケティンググループ (9254)

SNSを中核に、運用支援・SaaS型運用支援ツール・教育を一体提供するMOSを展開するマーケティング企業グループ。戦略立案から運用代行、効果検証までの一気通貫体制に加え、自社ノウハウを反映したcomnico Marketing Suite、ATELU、autouを提供。Web制作、食インフルエンサー、訪日客向け支援へも拡張し、子会社連携とM&Aで収益基盤強化を進める。[本社]東京都港区 [創業]2007年 [上場]2021年

1. 事業概要

株式会社ラバブルマーケティンググループは、「人に地球に共感を」をパーパスに掲げ、「愛されるマーケティング」を推進するマーケティング企業グループとして事業を展開する。2025年10月期からは単一セグメントの「マーケティング事業」に統一し、その内訳としてSNSマーケティング事業とDX支援サービスを運営する。中核はMOS(Marketing Operating Service)にあり、「運用支援」「運用支援ツールの提供」「教育」の3ソリューションを相互補完的に提供する。SNSアカウント運用支援では、戦略策定、アカウント開設、運用代行、コンテンツ制作、キャンペーン企画・運用、広告出稿、レポート作成、効果検証までをワンストップで担う。SaaS領域では、投稿管理や効果測定を効率化する「comnico Marketing Suite」、SNSキャンペーン業務を効率化する「ATELU」、Instagramコメントへの自動応答を行う「autou」を提供する。教育領域では「初級SNSエキスパート検定」「上級SNSエキスパート検定」「SNSリスクマネジメント検定」を展開する。加えて、Webサイトの企画・デザイン・構築・運用を一貫提供するDX支援、食インフルエンサーマーケティング事業「ライフインザキッチン」、インバウンドメディア「Talon Japan」を軸とする訪日外国人向けプロモーション支援も取り込む。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、SNSマーケティングの運用実務に深く入り込むMOSの一体型モデルにある。運用支援、ツール、教育を別々に提供するのではなく、各ソリューションを循環成長させる設計を採る点が特徴となる。運用現場で蓄積した知見をSaaSや研修プログラムへ反映し、逆にツールや教育を通じて運用品質と生産性を高める構造を持つ。SNSアカウント運用支援では、日本におけるSNS黎明期の2008年創業以来の長い経験と実績を有し、継続的なノウハウ蓄積が参入障壁として機能する。2017年12月開設の「ソーシャルメディアマネジメントセンター高知」は、業務効率化、人材採用、人材教育の強化を通じてサポート企業数増加と支援内容拡充を実現した拠点として位置付く。SaaS型ツール群は自社ノウハウを活用して開発しており、現場起点の機能実装が差別化要因となる。さらに、SNSに関するノウハウや炎上リスク対策を体系化した検定講座を持つ点は、専門人材不足という顧客課題に直接応えるものにあり、単なる受託運用会社にとどまらない。経営戦略の記載では、MOSを当社独自の競争優位性と明示している。市場シェアや特許、ブランドシェアの定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は拡大基調にある。提示テキストによれば、2024年の日本の総広告費は7兆6,730億円、うちインターネット広告費は3兆6,517億円で、総広告費に占める構成比は47.6%に達する。SNS利用基盤も広く、総務省の調査では国内ソーシャルメディア利用者数は1億人を超え、13〜49歳では9割以上が利用する。企業側でもSNS活用は進み、帝国データバンク調査では社外向けにSNSを活用する企業割合は40.8%、BtoC企業では7割超となる。一方で、人的リソース不足や教育体制未整備により、SNSを十分活用できていない企業がなお多い。この需給ギャップは、同社の運用支援・ツール・教育の3機能に追い風となる。他方、業界特性として、主要SNSのアルゴリズム変更、広告関連規約やAPI方針の変更、新たなSNSの台頭、生成AIの普及による競争環境変化が大きい。主力事業に直接的な法的規制はないものの、景品表示法、医薬品医療機器等法、医療広告関連指針など広告内容に応じた規制を受ける可能性がある。

4. 成長戦略

成長戦略は、既存事業の持続成長と外部成長の組み合わせに置く。既存事業では、SNSを中心としたデジタルマーケティング支援を軸に、AIを活用した運用支援ツールの開発・提供、SNS実務人材の育成を一体で進める。業務面では、案件ごとの業務内容明確化、業務フローの標準化、工数管理徹底、生成AIを活用した運用支援ツールや提案業務の効率化を通じて、生産性向上と開発費最適化を図る方針を示す。周辺領域への拡張も鮮明で、2024年11月に株式会社ユニオンネットを子会社化し、Web制作やクリエイティブ支援機能を獲得した。2024年12月には株式会社コムニコが「ライフインザキッチン」を事業譲受し、食インフルエンサーマーケティングを強化した。2025年3月には株式会社インバウンド・バズを設立し、「Talon Japan」事業を譲り受け、主にタイ市場を中心とした訪日旅行者向けプロモーションを展開する。さらに、M&Aを成長ドライバーの一つと位置付け、案件発掘からデューデリジェンス、PMIまでを内製化し、専門チームによる推進体制を構築する。資本政策面では、2025年11月実施の第三者割当増資により成長投資のための財務基盤を強化した。中期的な目標としては、2025年1月公表の「事業計画及び成長可能性に関する事項」において時価総額100億円を掲げる。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に、プラットフォーム依存リスクがある。Instagram、Facebook、X等の主要SNSの利用動向変化、アルゴリズム変更、広告規約やAPI方針変更により、従来のマーケティング手法が制限される可能性がある。第2に、技術変化対応リスクがある。生成AIの進展や新サービス導入の加速に対し、技術者確保、研修、開発投資が想定どおり進まない場合、競争力低下やサービス陳腐化につながる可能性がある。第3に、顧客予算と販売構造に関するリスクがある。景気低迷時には広告宣伝予算が削減されやすく、加えて一部業務を代理店経由で受注する構造のため、特定代理店からの発注減少が業績に影響する可能性がある。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100XHKO | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.1B 61.3倍 1.9倍 0.0% 1,138.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.5B 688M
営業利益 15M
純利益 9M
EPS 5.9
BPS

大株主

株主名持株比率
AIフュージョンキャピタルグループ株式会社0.30%
合同会社みやびマネージメント0.15%
楽天証券株式会社共有口0.06%
林 雅之0.06%
INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.05%
KGI ASIA LIMITED-CLIENT ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.04%
各務 正人0.04%
長谷川 直紀0.02%
青木 達也0.02%
ラバブルマーケティンググループ社員持株会0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-02楽天証券株式会社 3.93
2025-11-19AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 40.67
2025-05-20各務 正人 3.29
2025-05-12AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 25.91
2025-05-01各務 正人 9.17
2025-04-04合同会社みやびマネージメント 21.53
2025-03-12株式会社日比谷コンピュータシステム
2025-03-06株式会社日比谷コンピュータシステム
2025-03-06AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 20.04
2025-03-04楽天証券株式会社 5.04
2025-03-04合同会社みやびマネージメント 21.53
2025-03-04合同会社みやびマネージメント 21.53
2024-11-20林雅之 31.95
2024-11-20林雅之 31.95
2024-09-30株式会社日比谷コンピュータシステム 9.12
2024-09-20株式会社日比谷コンピュータシステム 9.12
2024-09-10株式会社日比谷コンピュータシステム 18.79
2024-09-09株式会社日比谷コンピュータシステム 18.79
2024-04-01林雅之 28.65
2023-12-21林雅之 28.65

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-19TDNet(開示事項の経過)株式会社ライスカレーLSの株式の取得(子会社化)完了に関するお知らせ
2026-03-18TDNet財務上の特約が付された金銭消費貸借契約の締結について
2026-03-13TDNet2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-03-13TDNet2026年10月期通期連結業績予想の取り下げ関するお知らせ
2026-03-13TDNet2026年3月期第1四半期 決算説明資料
2026-03-13TDNetearnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-03-13TDNetforecast_revision: 2026年10月期通期連結業績予想の取り下げ関するお知らせ
2026-02-18TDNet株式会社ライスカレーLSの株式の取得(子会社化)に関する補足説明資料
2026-02-18TDNet株式会社ライスカレーLSの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
2026-02-17TDNet決算期(事業年度の末日)の変更及び定款の一部変更に関するお知らせ
2026-01-29TDNet支配株主等に関する事項について
2026-01-13TDNet(開示事項の経過)株式会社エルマーケの株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ
2026-01-07TDNet事業計画及び成長可能性に関する事項
2025-12-24TDNet取締役候補者の選任に関するお知らせ
2025-12-17TDNet株式会社エルマーケの株式取得(子会社化)に関する補足資料
2025-12-17TDNet(開示事項の経過)株式会社エルマーケの株式取得(子会社化)に関するお知らせ
2025-12-12TDNet2025年10月期通期 決算説明資料
2025-12-12TDNet2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-12-12TDNetearnings: 2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-12-02TDNetHolding change by 楽天証券株式会社