Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社 (9265)

持株会社として9社を統括し、中核の医療機器販売業で一般機器、消耗品、低侵襲治療、専門、情報・サービスの5分野を展開する。SPDセンター2拠点と自社開発Web版物品管理システム、常設展示場「MEDiPlaza西日本」、特許取得の整形外科用インプラント「アレクサネイル」などを有し、販売に加え保守、工事、開業支援、経営助言まで提供する。[本社]福岡県福岡市中央区 [創業]1926年 [上場]2017年

1. 事業概要

ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理および附帯業務を担い、当社および連結子会社9社でグループを構成する。中核は医療機器販売業で、一般機器、一般消耗品、低侵襲治療、専門、情報・サービスの5分野を展開する。一般機器では手術室ユニットシステム、電気メス、手術台、CT、MRI、超音波診断装置などを取り扱う。一般消耗品では医療用消耗品材料に加え、院内物品管理のアウトソーシングであるSPDに対応し、自社開発のWeb版物品管理システムを市場導入する。低侵襲治療では内視鏡、サージカル、IVE、IVR、循環器の5カテゴリーに専門営業スタッフを配置し、オリンパス社製電子内視鏡システムや内視鏡画像診断支援ソフトウェアも扱う。専門分野では整形、理化学、眼科、皮膚形成・再生医療、透析を展開する。情報・サービス分野では電子カルテ、オーダリングシステム、医療ガス配管設備工事、メンテナンス、医療廃棄物収集運搬、クリニック新規開業支援、経営指導・助言、M&A・事業承継コンサルティング、医科向け会員ネットワーク「EPARK」事業を手掛ける。加えて、医療機器製造・販売業では整形外科用インプラントや超音波を用いた医療用機器を開発・販売し、医療モール事業では広島県福山市で医療・健康関連施設への賃貸と管理運営を行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、医療機器販売にとどまらず、物流、IT、保守、工事、開業支援、経営助言までを一体提供する機能の広さにある。一般機器から高度医療機器、消耗品、低侵襲治療機器、専門機器、医療情報システムまでを横断的に扱い、病院の各診療科、手術室、検査室、救急、ICU、病棟、外来に総合的な販売活動を行う点が特徴となる。一般消耗品分野ではSPD専門の物流管理および営業支援機関であるSPDセンターを佐賀県鳥栖市と福岡県福岡市の2拠点に設置し、物品管理と購買管理を支援するコンサルティング機能を強化する。低侵襲治療分野では5カテゴリーごとに専門営業スタッフを配置し、専門性の高い提案力を蓄積する。情報・サービス分野では常設総合展示場「MEDiPlaza西日本」を運営し、専門スタッフによるITコンサルティングサービスを提供する。製造・販売業では自社開発商品である大腿骨転子部骨折用髄内固定システム「アレクサネイル」について特許を取得しており、技術面の差別化要素となる。さらに、医療機器製造販売業許可、高度管理医療機器等販売業・貸与業許可、医療機器修理業許可など多様な許認可を保有し、参入障壁となる法規制対応力を備える。

3. 市場環境

提示テキストでは市場シェアの数値や国内順位、世界順位は確認できない。一方、事業環境としては、公的医療保険制度における診療報酬改定や特定医療材料の償還価格改定が収益性に影響し得る構造を持つ。医療機器は医薬品医療機器等法の規制下にあり、販売、貸与、修理、製造販売の各段階で許認可と品質管理、トレーサビリティ対応が求められる。業界自主規制として医療機器業公正競争規約も存在し、営業活動の運用制約となる。他方、需要面では医療機関における検査・手術件数の緩やかな回復、IVEやIVRといった低侵襲治療分野の拡大、医療の質向上と効率化に寄与する医療機器やITシステム需要の底堅さを会社は見込む。離島・過疎化地域を含めた物流体制維持の重要性も示されており、安定供給能力が競争条件となる。

4. 成長戦略

2024年7月に2025年5月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定し、「積極的投資とグループ機能向上によるバランス経営の実行」を基本方針に据える。主要施策は、人的資本経営の推進、グループ間連携による新たな価値の創出と生産性向上、持続的成長に向けた投資の実施、ESG経営による地域社会への貢献、ガバナンス最優先の風土醸成となる。最終年度の2027年5月期には、連結売上高730億円、連結営業利益9.5億円、連結営業利益率1.3%以上、連結経常利益10億円を目標に掲げる。加えて、PBR1倍以上、ROE10%以上、配当性向30%以上を企業価値向上に向けた経営目標とする。成長投資の具体例として、新型輸液装置のレンタル、注射調剤・監査支援システムの販売、乳房疾患の早期発見を目的とした超音波診断装置「ブレストスキャン」など将来性のある新規商材の取り扱いを推進する。M&Aやパートナーシップ構築による収益性向上、外部企業とのアライアンスを含む新規事業分野への投資、物流センターリニューアル、新物流センター構想、DX推進、業務プロセス改革も成長戦略の柱となる。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に医療行政リスクで、診療報酬改定や特定医療材料の償還価格引き下げが販売価格低下を通じて収益性を圧迫する可能性を持つ。第2に規制・品質リスクで、医薬品医療機器等法に基づく各種許認可の維持、品質管理、トレーサビリティ対応が不十分となった場合、事業継続に影響し得る。第3にオペレーションリスクで、物流拠点への集中、情報セキュリティ、人材確保、直送取引の事実確認、M&A後の統合負担、自社開発製品の販路拡大遅延や製造物責任などが挙がる。会社はISO9001、ISO13485の認証取得または準拠運用、保険加入、与信管理、教育研修、セキュリティ強化で対応を図る。

6. ガバナンス

当社グループは、ガバナンスとコンプライアンスの更なる意識向上と深化を最重要課題の一つに位置づける。株主総会、取締役会、監査等委員会、会計監査人等の法律上の機能制度を強化・改善・整備しながら、コーポレートガバナンスの充実を進める方針を示す。中期経営計画でも「ガバナンス最優先の風土醸成」を主要施策に掲げ、コーポレートガバナンス・コード推進による透明性、公正性の確保を課題とする。株主還元では配当性向30%以上を経営目標に設定し、自己株式取得による機動的な資本政策も明示する。株主・投資家との対話強化による経営改善にも取り組む方針を示す。提示テキスト内では取締役構成や社外取締役比率などの詳細は確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100WKIB | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
7.8B 21.3倍 0.8倍 2.3% 3,065.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 67.6B 64.5B 61.6B
営業利益 590M 838M 967M
純利益 354M 616M 580M
EPS 143.6 249.8 228.0
BPS 3,640.2 3,429.1

大株主

株主名持株比率
山下 尚登0.25%
株式会社SBI証券0.15%
ヤマシタヘルスケアホールディングス社員持株会0.05%
山下 弘高0.05%
山下 耕一0.04%
株式会社十八親和銀行0.03%
小沼 滋紀0.03%
山下 浩0.03%
株式会社EPARK0.02%
内藤 征吾0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-11-04株式会社CARPE DIEM 18.43
2025-11-04株式会社CARPE DIEM 18.43
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 5.06
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 6.09
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 7.09
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 8.1
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 9.1
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 10.4
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 13.62
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 12.62
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 11.52
2025-10-31株式会社CARPE DIEM 13.48
2025-06-13株式会社CARPE DIEM 13.48
2025-03-25山下 尚登 30.37
2025-03-25山下 尚登 30.37
2025-03-25山下 尚登 30.37
2025-03-25山下 尚登 30.37
2025-02-27株式会社CARPE DIEM 13.62
2025-02-27株式会社CARPE DIEM 13.62
2024-11-20株式会社CARPE DIEM 12.62

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-31TDNet2026年5月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-14TDNet2026年5月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-14TDNetearnings: 2026年5月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-04TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-11-04TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-31TDNetHolding change by 株式会社CARPE DIEM
2025-10-29TDNetbuyback: 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-10-29TDNet自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-09-30TDNetearnings: 2026年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-09-30TDNet2026年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-11TDNetearnings: 2025年5月期決算短信〔日本基準〕(連結)