Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

バリュエンスホールディングス株式会社 (9270)

ブランド品、貴金属、宝石、骨董・美術品の買取・販売を中核とするリユース企業。店頭買取が全体の約8割を占め、「なんぼや」「BRAND CONCIER」「古美術八光堂」「ALLU」を展開。自社オークションSBAのオンライン化、委託出品やSaaS型機能、フルフィルメント、リペア付随サービスが差別化要因。海外でもCtoBtoBモデルを拡大し、リカーリング型収益の強化を進める。[本社]東京都港区 [創業]2011年 [上場]2018年

1. 事業概要

バリュエンスホールディングスは、ブランド品、貴金属、宝石、骨董・美術品などの買取・販売を主軸とするリユース事業を展開する持株会社。グループは単一セグメントで運営し、国内外で一般消費者から商品を買い取り、主に事業者向けオークション、小売店舗、EC、卸で販売するCtoBtoBを中核とする。国内の主な買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取、オンライン買取の4種類で、高価格帯商品の取り扱いに注力するため店頭買取が全体の約8割を占める。買取ブランドは「なんぼや」「BRAND CONCIER」「古美術八光堂」、海外では「ALLU」を用いる。販売面では、ブランド品向け「STAR BUYERS AUCTION」、骨董・美術品向け「THE EIGHT AUCTION」、希少時計中心の「ALLU AUCTION」、香港でのダイヤモンド特化オークションを運営する。加えて、小売ブランド「ALLU」を銀座、表参道、新宿、心斎橋2店舗で展開し、自社EC「ALLU online store」や越境EC「ALLU Global Online Store」、eBay等も活用する。周辺領域では不動産仲介、自動車の買取・販売・整備、リペア、実物資産領域拡大も進める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、仕入から販売までをつなぐ自社プラットフォーム群と、蓄積データを活用した査定運営体制にある。買取では、過去の買取商品データと販売データを蓄積した自社の「商品管理システム」を参照し、買取スタッフの査定能力の標準化を図る。加えて、熟練スタッフが本部からオンラインで店舗査定を支援する体制を構築し、精度向上を進める。集客面では創業時からWEBマーケティングに注力し、個人顧客からの買取を主力仕入源とする。販売面では、自社オークションが重要な差別化要因となる。SBAは2020年3月のオンライン化により海外参加が容易となり、国内外パートナーを集める場へ成長する。さらに、落札商品の販売を代行するフルフィルメントサービス、時計やバッグのリペアサービス、パートナー企業名義でオークション開催が可能なSaaS型機能を提供し、単なる売買の場を超えたプラットフォーム化を進める。2025年8月期の売上高の約4割をオークション販売が占め、2025年8月期のオークション委託比率は38.3%まで上昇する。海外では、組織的にCtoBtoBモデルを展開する事業者は一部にとどまる中、当社グループが最大規模で海外展開していると認識しており、先行者優位も示唆する。

3. 市場環境

リユース業界は、フリマアプリの拡大・浸透やサステナビリティへの関心上昇を背景に市場拡大が続く。提示テキストでは、2024年の国内リユース市場規模は前年比4.5%増の3兆2,628億円、2030年には4兆円到達見込みとする。一方で、一般消費者からの買取は競争が激しく、販売面でも小規模事業者を含む多数の事業者向けオークションが乱立する。今後は新規参入やM&Aによる再編加速も見込む。海外では、世界のラグジュアリーリユース市場規模が2023年に361億ドル、2030年に500億ドル超へ拡大見込みとされ、国内より大きい市場規模と競合の少なさから成長余地が大きいと位置付ける。規制面では、盗品対応や古物台帳管理など古物営業法、民法への対応が事業運営上の前提となる。

4. 成長戦略

2027年8月期を最終年度とする中期経営計画「To the Next Stage: For 2030 Revival Vision」を掲げ、収益性向上に向けた構造改革と、小売拡大、海外仕入拡大への厳選投資を基本方針とする。基本戦略は仕入、オークション、小売、海外、領域拡大、サステナビリティの6本柱。仕入では、出店地域を厳選しつつリピーター比率向上、出張・宅配・オンライン買取強化、三越伊勢丹との「i’m green」や金融機関紹介などアライアンス拡大を進める。2026年8月期は国内で年間10店舗程度、海外で年間10店舗以上の出店を計画し、グループ全体で仕入高成長率10%程度を目指す。オークションでは、委託拡大と機能拡充を継続し、2027年8月期のオークション委託比率40%以上を目標とする。2025年10月から新たな決済サービス導入も開始し、パートナーのキャッシュフロー改善を通じて参加促進を図る。小売では、シームレス出品、国内顧客向け1to1施策、越境EC強化を進め、売買のたびに手数料収入を得るモデルの実現を目指す。海外では、2025年8月期末時点で日本を含む14か国に展開し、2027年8月期末90店舗、2030年8月期末150店舗を目標に、アジア・中東でパートナー店舗中心の拡大を進める。領域拡大では、時計修理に加えバッグ修理も開始し、社内に大規模なリペア専門チームを有する。2025年8月期のリペア件数は約4.5万件、2027年8月期に5万件以上を目指す。

5. リスク

主なリスクは3点ある。第1に仕入変動リスク。リユース品の仕入は顧客の持込数に依存し、景気動向、競合増加、顧客マインド変化、宝石・貴金属相場変動により安定確保が難しくなる可能性がある。第2に人材・真贋リスク。適正価格提示や真贋チェックには専門知識と経験を持つ買取スタッフが不可欠で、人員確保が出店計画や仕入活動を制約し得る。コピー商品流通も広範で、誤仕入や信頼低下の可能性が残る。第3に盗品・店舗運営リスク。盗品買取は完全防止が困難で、返還損失や信用毀損につながり得る。加えて、出店遅延、大都市圏集中による災害影響、賃料上昇や契約更新不能も業績に影響し得る。

6. ガバナンス

当社は持株会社としてグループ全体の経営・マネジメント強化、戦略立案・策定を担う。事業運営面では、バリュエンステクノロジーズが自社サービスのプラットフォームを開発し、グループに最も効果的な運用体制を整備する。経営方針としては「Circular Design for the Earth and Us」をパーパスに掲げ、2030年に「Circular Design Company」の実現を目指す。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-08) doc_id=S100X6BK | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
24.5B 34.3倍 3.2倍 0.0% 1,783.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 84.8B 81.5B 76.1B
営業利益 1.5B -427M 2.2B
純利益 682M -1.7B 1.1B
EPS 52.0 -131.5 81.4
BPS 559.8 501.4 656.3

大株主

株主名持株比率
SFプロパティマネジメント株式会社0.56%
嵜本 晋輔0.04%
嵜本 晃次0.03%
SIX SIS LTD. (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.03%
TAKUMI CAPITAL MANAGEMENT MASTER FUND LP (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
野村證券株式会社0.01%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510499 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-04SFプロパティマネジメント株式会社 7.00%(50.69%)
2025-12-12SFプロパティマネジメント株式会社 57.69%--
2025-08-01VIS Advisors,LP 6.16%(1.16%)
2025-01-16SFプロパティマネジメント株式会社 57.69%(1.09%)
2024-07-08VIS Advisors,LP 7.32%(1.02%)
2023-11-22アセットマネジメントOne株式会社 0.05%N/A
2023-10-20VIS Advisors,LP 8.34%+1.03%
2023-06-07アセットマネジメントOne株式会社 0.06%N/A
2023-03-14VIS Advisors,LP 7.31%+1.02%
2023-02-07みずほ証券株式会社 0.00%N/A
2022-11-17SFプロパティマネジメント株式会社 58.78%(0.01%)
2022-03-16SFプロパティマネジメント株式会社 58.79%--
2022-03-16嵜本 晋輔 58.79%--
2022-03-09SFプロパティマネジメント株式会社 58.79%--
2022-03-09嵜本 晋輔 58.79%--
2022-02-21VIS Advisors,LP 6.29%+1.13%
2022-02-09VIS Advisors,LP 5.16%+0.16%
2022-02-04SFプロパティマネジメント株式会社 58.68%(0.08%)
2022-02-04嵜本 晋輔 58.68%(0.08%)
2022-02-04SFプロパティマネジメント株式会社 58.79%+0.11%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-04EDINET大量保有SFプロパティマネジメント株式会社大量保有 7.0%1,639+3.72%
2026-02-25TDNet資本政策G-バリュエンスHD新株予約権(ストックオプション)の消却に関するお知らせ1,755-1.37%
2026-01-29TDNet配当・還元G-バリュエンスHD自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ1,812-0.22%
2026-01-09TDNet業績修正G-バリュエンスHD通期連結業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ1,309+22.92%
2026-01-09TDNet決算G-バリュエンスHD2026年8月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,309+22.92%
2026-01-09TDNetIRG-バリュエンスHD2026年8月期 第1四半期決算説明資料1,309+22.92%
2025-12-25TDNet資本政策G-バリュエンスHD募集新株予約権(ストックオプション)の発行内容確定に関するお知らせ1,226-7.59%
2025-12-25TDNet資本政策G-バリュエンスHD譲渡制限付株式報酬としての新株式発行の払込完了に関するお知らせ1,226-7.59%
2025-12-12EDINET大量保有SFプロパティマネジメント株式会社大量保有 57.69%914+0.77%
2025-11-26TDNet事業計画G-バリュエンスHD事業計画及び成長可能性に関する事項911+0.77%
2025-11-26TDNet資本政策G-バリュエンスHD募集新株予約権(ストックオプション)の発行に関するお知らせ911+0.77%
2025-11-26TDNet資本政策G-バリュエンスHD譲渡制限付株式報酬としての新株式発行に関するお知らせ911+0.77%
2025-11-26TDNet資本政策G-バリュエンスHD新株予約権(ストックオプション)の消却に関するお知らせ911+0.77%
2025-10-24TDNet配当・還元G-バリュエンスHD剰余金の配当に関するお知らせ1,013+0.39%
2025-10-24TDNet株主総会G-バリュエンスHD第14回定時株主総会の付議議案に関するお知らせ1,013+0.39%
2025-10-24TDNetその他G-バリュエンスHD支配株主等に関する事項について1,013+0.39%
2025-10-10TDNet業績修正G-バリュエンスHD通期連結業績予想値と決算値との差異に関するお知らせ1,026-6.92%
2025-10-10TDNet決算G-バリュエンスHD2025年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)1,026-6.92%
2025-10-10TDNetIRG-バリュエンスHD2025年8月期 決算説明資料1,026-6.92%
2025-08-28TDNet人事G-バリュエンスHD取締役候補者選任のお知らせ990+0.51%