Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社和心 (9271)

和文化雑貨の企画・デザインから製造、販売までを自社管理するSPAを中核とし、京都など主要観光地でドミナント出店を進める。EC開発・運用やwebマーケティングも内製化し、店舗とEC、催事を横断する集客を展開。アニメ・ゲーム向けOEMでは小ロット対応と専属デザイナーの提案力を強みとし、空き家再生の貸別荘運営も育成する。[本社]東京都渋谷区 [創業]1997年 [上場]2018年

1. 事業概要

和心は「日本のカルチャーを世界へ」を掲げ、日本文化を感じるモノを作り販売するインバウンドMD事業と、サウナ付き貸別荘の運営を含むその他事業を展開する。中核のインバウンドMD事業は、企画・デザインから製造、販売までを自社で管理するSPA型を採用し、店舗空間設計や施工、ECサイトの開発・運用まで一貫管理する点に特徴を持つ。ブランドは「かんざし屋wargo」「北斎グラフィック」「箸や万作」「1円着物wargo」「かすう工房」「おびどめ屋wargo」「ゆかた屋hiyori」などで、複合店舗「The Ichi」も展開する。販売チャネルは直営店舗、EC、催事場に広がる。加えてアニメ・ゲームMD部門では、アニメ、ゲーム、漫画、キャラクターグッズを扱う企業向けにOEMサービスを提供する。その他事業では、静岡県伊東市など伊豆半島を中心に空き家をリノベーションし、サウナや露天風呂を備えた宿泊施設として貸し出す事業と不動産賃貸業を運営する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、和文化商材に特化した商品企画力と、製造から販売までをつなぐ一貫運営体制にある。インバウンドMD事業では、オリジナルデザインを中心に、伝統工芸から人気キャラクターまで幅広いコラボ商品を手掛け、1商材に対する商品数の充実で多様な顧客ニーズに対応する。集客面では、インターネット上での周知・拡散を基本とし、京都をはじめとする主要都市・観光地でドミナント出店を行い、最初の接点となる1店舗・1媒体から他店舗・他媒体へ送客する回遊型モデルを構築する。ECサイトの企画、開発、運営とwebマーケティングを内製化しており、迅速かつ高頻度な新コンテンツ投入に対応する点も差別化要因となる。アニメ・ゲームMD部門では、自社商品の製造過程で培った国内外の多数の提携工場とのリレーションを活用し、原価を抑えつつ品質を維持した小ロット生産に対応する。さらに、長年の小売店舗運営経験を踏まえた提案と、社内専属デザイナーが顧客と直接コミュニケーションできる体制を強みとする。2024年12月末のインバウンドMD店舗数は26店舗で、うち京都府6店舗、東京都5店舗、福岡県4店舗など主要観光地への集積が進む。

3. 市場環境

同社を取り巻く市場環境について、提示テキストでは、日本文化を象徴するデザインや日本製の商品に対する好感度の高さを背景に需要が拡大していると認識する。一方で、一般消費者向け事業が中心のため、商品、サービス、価格の面で国内外の競合企業との競争に常時さらされる。インバウンドMD事業は主要都市・観光地の来店需要への依存度が高く、景気後退、大規模災害、感染症、外交関係悪化による訪日外国人客の減少、悪天候長期化など外部環境の影響を受けやすい。法規制面では、食品衛生法、製造物責任法、著作権法、特定商取引法、個人情報保護法、電子消費者契約法、商標法、景品表示法などの規制対象となる。アニメ・ゲームMD部門では、キャラクターグッズ業界をはじめとしたコンテンツ産業に高いニーズがある一方、人気IPの獲得が安定需要確保の課題となる。

4. 成長戦略

成長戦略の柱は、インバウンド需要の取り込み強化、IT対応の高度化、OEM営業体制の拡充、宿泊事業の展開拡大にある。会社は伝統と革新の両面で日本を象徴するモノを提供し、IT技術革新への対応と新規出店の加速、その他事業を含めた事業拡大を目指す。2024年12月度にはインバウンドMD事業で8店舗を新規出店しており、今後も好立地への出店と催事強化を進め、利益が出る体質への変革を図る方針を示す。物件獲得では複数ルートからの情報収集と条件交渉を進め、ドミナント戦略の特性を活かした計画的かつ効率的な出店、出店準備の内製化による収益性向上を志向する。IT面では、複数ECサイトの企画から開発、運営、webマーケティングまでの内製体制を活かし、ユーザビリティとコンテンツ対応を強化する。アニメ・ゲームMD部門では営業人員の増加を含む営業体制強化を進める。その他事業では、静岡県中心の空き家リノベーション宿泊施設運営から、今後はインバウンドが集まる主要観光地へ展開を広げる方針を示す。2024年12月末時点でその他事業の貸別荘物件は13件、賃貸物件は7件となる。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に、観光需要や消費環境への感応度の高さがある。主要都市・観光地の店舗売上比率が高く、景気後退、災害、感染症、外交関係悪化、悪天候などが来店客数減少につながる可能性を持つ。第2に、供給網と品質に関するリスクがある。生産の大半を中国とタイの製造会社に委託しており、地政学、信用、為替変動の影響を受ける可能性を持つほか、品質不具合発生時には信用毀損につながる。第3に、人材と情報管理のリスクがある。デザイナー、エンジニア、着付け師など必要人材の確保が課題にあり、加えて多数の個人情報を扱うため、漏洩やシステム障害は業績と信用に影響を及ぼす可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、創業者で代表取締役の森智宏が事業推進上で重要な役割を担う一方、会社は専務取締役最上夢人をはじめとした経営幹部の拡充、権限委譲による分業体制、経営組織の強化に取り組む。内部管理体制については、成長過程にあることを踏まえ、人材確保、育成、適切な人員配置、柔軟な組織改編を通じて強化を進める方針を示す。情報管理では、社内規程の厳格運用、定期的な社内教育、セキュリティシステム整備を進める。株主還元については、設立以来、内部留保の充実を優先して配当を実施していないが、株主への利益還元を重要課題と認識し、今後は経営成績と財政状態を総合勘案して配当実施を検討する方針を示す。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VJDA | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
6.6B 9.9倍 5.4倍 1.2% 1,021.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.7B 706M 3.6B
営業利益 455M 149M 800M
純利益 391M 134M 670M
EPS 58.1 20.6 102.9
BPS

大株主

株主名持株比率
森 智宏0.26%
株式会社フォレスト0.16%
佐野 健一0.11%
吉村 英毅0.08%
最上 夢人0.04%
楽天証券株式会社0.02%
株式会社SBI証券0.02%
辰野 元信0.02%
株式会社ローカル0.01%
SUL YOOSA0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-07-10吉村英毅 7.14
2026-07-03一般財団法人日本文化数寄財団 20.19
2026-07-03一般財団法人日本文化数寄財団 20.19
2026-07-03一般財団法人日本文化数寄財団 0.93
2026-07-03一般財団法人日本文化数寄財団 0.12
2026-07-03一般財団法人日本文化数寄財団 0.12
2026-07-03一般財団法人日本文化数寄財団 22.82
2026-07-02一般財団法人日本文化数寄財団 20.21
2026-07-02一般財団法人日本文化数寄財団 21.12
2026-07-02一般財団法人日本文化数寄財団 22.78
2026-07-02一般財団法人日本文化数寄財団 22.82
2026-07-02一般財団法人日本文化数寄財団 20.19
2026-06-25株式会社シェアレコ
2026-06-25株式会社シェアレコ 23.0
2026-06-25株式会社シェアレコ 29.22
2026-06-10一般財団法人日本文化数寄財団 20.19
2026-05-29吉村英毅 8.79
2026-05-27吉村英毅 8.79
2026-03-23森 智宏 46.49
2026-03-19森 智宏 46.49

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-07-10TDNetHolding change by 吉村英毅
2026-07-03TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-03TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-03TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-03TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-03TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-03TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-02TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-02TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-02TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-02TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-07-02TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-06-25TDNetHolding change by 株式会社シェアレコ
2026-06-25TDNetHolding change by 株式会社シェアレコ
2026-06-25TDNetHolding change by 株式会社シェアレコ
2026-06-10TDNet主要株主の異動、新株予約権の行使に関するお知らせ
2026-06-10TDNetHolding change by 一般財団法人日本文化数寄財団
2026-05-29TDNetHolding change by 吉村英毅
2026-05-28TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-05-27TDNetHolding change by 吉村英毅