ヤマタネグループは、当社、連結子会社6社、非連結子会社1社で構成し、物流関連、食品関連、情報関連、不動産関連の4事業を展開する。物流関連は、寄託貨物を保管する倉庫業、倉庫保管に伴う入出庫荷役、京浜港及び神戸港における一般港湾運送事業、貨物利用運送業を中核とする。港湾運送は国土交通大臣の免許のもとで営む。食品関連は、改正食糧法に基づく農林水産大臣への「米穀の出荷又は販売の事業」届出業者として、全国の主要産地から玄米を仕入れ、玄米販売と精米加工を行い、大手量販店、外食産業、コメ小売店等へ卸売販売するほか、冷凍食品を中心とした加工食品卸売販売も手掛ける。情報関連は、コンピュータ・システムの導入、開発、保守、運用のトータルサービス、ソフトウェア・ハードウェアの研究開発と販売、棚卸サービスの提供・仲介・管理を行う。不動産関連は、不動産の売買、仲介、ビル等の賃貸、管理を担う。
同社の競争優位は、物流と食の流通をまたぐ事業基盤と、許認可・拠点・顧客接点を組み合わせた複合性にある。物流では、倉庫業に加え、京浜港及び神戸港で一般港湾運送事業(第1種)を営む免許を保有し、港湾機能を内包する点が参入障壁として機能する。食品では、米穀の出荷又は販売の事業届出のもと、全国の主要産地から玄米を仕入れる調達網と、精米加工から卸売までの機能を持つ。経営方針では「食×物流」シナジー創出を掲げ、食品事業とのコメのサプライチェーン最適化、農産物の物流プラットフォーム構築を目指す方針を示す。これは単独事業者に対する差別化要因となる。情報関連でも、ヤマタネグループ内のDX支援を通じて物流・食品業界特有のシステム課題解決ノウハウを積み上げ、顧客向けサービス高度化を進める方針を示す。棚卸機器レンタル事業からスマホアプリサービスへの転換も進めており、既存顧客基盤を活用したサービス拡張余地を持つ。市場シェアや特許、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。
物流業界では、物流2024年問題を契機とした構造改革、人手不足、物流DX推進、待遇改善と労働環境整備が主要論点となる。加えて、物流大企業による中小企業のM&Aを通じた業界集約化が進む見通しを示す。食品では、コメ不足解消に向けた備蓄米放出の効果が注目される一方、生産力低下と異常気象リスクを背景に原料玄米の調達競争が激化する。加工食品卸売では、産業給食向け需要の底堅さと中食需要の伸長を見込む。情報サービス業界では、クラウドサービス拡大、AI活用推進、セキュリティ対策強化を背景に投資加速を見込む一方、IT人財不足の深刻化を課題とする。不動産業界では、建築コスト高止まりが継続する可能性を示す。規制面では、港湾運送の免許、米穀販売の届出など、事業ごとに制度対応が必要となる。
同社は9年間の長期構想として「ヤマタネ2031ビジョン」を策定し、「物流と食の流通を通じ、より豊かな社会づくりにチャレンジしていく」を掲げる。第2フェーズを投資効果最大化に向けた成長期と位置付け、新中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」を策定する。基本方針は、部門別収益管理および部門間シナジー最大化、資本収益性改善と実行力の高いガバナンス体制構築、持続的成長基盤の創出。財務目標として、2028年3月期に売上高880億円、営業利益47億円、EBITDA92億円、ROE6.5%以上、総還元性向70%~80%を掲げる。2025年4月にはカンパニー制へ移行し、親会社事業本部とグループ子会社が一体となった4カンパニーとコーポレート本部を設置し、事業ポートフォリオ管理体制高度化、資本効率を意識した事業推進、意思決定スピード向上、成長投資活性化を図る。物流では本牧新倉庫を含む既存倉庫の稼働率向上、阪急阪神エステート・サービス株式会社からのアーカイブ事業譲受を目的とした新会社株式取得、SCM推進部を軸とした総合物流機能拡充を進める。食品では米事業収益改善、川下戦略として新規顧客開拓、川上参入として生産への進出を掲げる。印西精米センターの品質向上と効率化、環境配慮生産の価値の見える化にも取り組む。情報では特化型SI展開、グループDX支援、機器販売サービス、地方展開を進める。不動産ではCRE戦略高度化、不動産流動化事業開始、新分野への取り組みを掲げる。
主要リスクは3点挙げられる。第1に、物流では顧客の物流戦略変更や取扱量変動、物流2024年問題に伴う外注コスト上昇が収益を圧迫する可能性を持つ。第2に、食品では人口減少や消費性向変化による価格競争、気候変動や産地高齢化による米の生産量減少、調達価格変動、輸入冷凍加工食品の地政学・為替リスク、品質問題発生時の信用毀損リスクを抱える。第3に、情報ではAI、IoT等の先端技術進展により、主力の汎用系システムの技術競争力が低下する可能性を持つ。加えて、情報セキュリティ、自然災害、人財確保、M&A後の想定外債務も共通リスクとなる。
同社は持続可能な社会の実現と企業価値向上に向け、サステナビリティ方針とマテリアリティを設定し、2030年目標を明示する。環境ではGHG排出量を2013年度対比50%以上削減、社会では重篤な労働災害事故0件、ISO9001認証取得全拠点化、個人情報漏洩事故0件、女性管理職比率20%以上、有給休暇取得率80%以上を掲げる。リスク管理面では、取締役会決定の基本方針に基づきリスクマネジメント委員会を設置し、コンプライアンス推進委員会も設ける。2025年4月のカンパニー制移行は、部門別収益管理高度化とガバナンス強化を狙う施策に位置付く。株主還元では、中期計画で総還元性向70%~80%を目標として示す。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 24.8B | 14.6倍 | 0.8倍 | 0.0% | 2,182.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 80.9B | 64.5B | 51.1B |
| 営業利益 | 3.8B | 3.5B | 3.6B |
| 純利益 | 3.1B | 2.5B | 2.1B |
| EPS | 149.8 | 120.9 | 104.1 |
| BPS | 2,637.7 | 2,534.1 | 2,160.8 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.11% |
| 公益財団法人山種美術財団 | 0.08% |
| PERSHING-DIV.OF DLJ SECS.CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.07% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.05% |
| 山 﨑 元 裕 | 0.04% |
| THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING  CORPORATION LTD-SINGAPORE BRANCH  PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS  A/C8221-623793(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部) | 0.04% |
| 株式会社ヒロオキャピタル | 0.03% |
| SMBC日興証券株式会社 | 0.03% |
| 清水建設株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.03% |
| ヤマタネ従業員持株会 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-12-22 | カナメ・キャピタル・エルピー | 5.32% | (1.89%) |
| 2025-12-18 | 株式会社スノーボールキャピタル | 5.00% | -- |
| 2025-12-11 | カナメ・キャピタル・エルピー | 5.32% | (1.89%) |
| 2025-12-11 | カナメ・キャピタル・エルピー | 5.32% | (1.89%) |
| 2025-06-06 | カナメ・キャピタル・エルピー | 7.21% | +0.13% |
| 2025-04-22 | カナメ・キャピタル・エルピー | 7.08% | +1.03% |
| 2025-02-04 | 公益財団法人山種美術財団 | 8.22% | +8.22% |
| 2025-02-04 | 公益財団法人山種美術財団 | 8.22% | +8.22% |
| 2025-01-27 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 4.27% | (1.01%) |
| 2025-01-10 | カナメ・キャピタル・エルピー | 6.05% | +1.00% |
| 2024-12-13 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 5.28% | -- |
| 2024-12-06 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 5.28% | (0.20%) |
| 2024-10-22 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 5.48% | -- |
| 2024-10-10 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 5.48% | +0.48% |
| 2024-08-27 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 5.00% | +0.51% |
| 2024-07-22 | カナメ・キャピタル・エルピー | 5.05% | +1.05% |
| 2024-02-26 | 重田 光時 | 4.49% | (0.55%) |
| 2023-08-30 | 重田 光時 | 5.04% | (1.17%) |
| 2023-08-08 | 重田 光時 | 6.21% | (1.06%) |
| 2023-04-26 | 重田 光時 | 7.27% | (0.76%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-17 | TDNet | 人事 | ヤマタネ | 役員報酬制度の改定に関するお知らせ | 2,146 | +3.22% |
| 2026-02-17 | TDNet | 人事 | ヤマタネ | 機構改革及び役員等の異動に関するお知らせ | 2,289 | +0.61% |
| 2026-02-17 | TDNet | その他 | ヤマタネ | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 2,289 | +0.61% |
| 2026-01-26 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式取得終了のお知らせ | 2,276 | +0.40% |
| 2026-01-23 | TDNet | 業績修正 | ヤマタネ | 2026年3月期配当予想の修正に関するお知らせ | 2,285 | -0.39% |
| 2026-01-23 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 自己株式取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ | 2,285 | -0.39% |
| 2025-12-22 | EDINET | 大量保有 | カナメ・キャピタル・エルピー | 大量保有 5.32% | 2,369 | -0.59% |
| 2025-12-19 | TDNet | 人事 | ヤマタネ | 人事異動に関するお知らせ | 2,403 | -1.41% |
| 2025-12-18 | EDINET | 大量保有 | 株式会社スノーボールキャピタル | 大量保有 5.0% | 2,338 | +2.78% |
| 2025-12-11 | EDINET | 大量保有 | カナメ・キャピタル・エルピー | 大量保有 5.32% | 2,350 | +4.26% |
| 2025-12-11 | EDINET | 大量保有 | カナメ・キャピタル・エルピー | 大量保有 5.32% | 2,350 | +4.26% |
| 2025-11-19 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式取得終了のお知らせ | 2,475 | +1.54% |
| 2025-11-18 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 自己株式取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ | 2,453 | +0.90% |
| 2025-10-17 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 剰余金の配当(中間配当・増配)に関するお知らせ | 2,547 | +0.55% |
| 2025-10-17 | TDNet | その他 | ヤマタネ | 当社グループ会社社員に対する譲渡制限付株式報酬制度に関するお知らせ | 2,547 | +0.55% |
| 2025-08-20 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づ | 3,035 | +2.97% |
| 2025-07-10 | TDNet | その他 | ヤマタネ | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | 2,307 | +1.04% |
| 2025-07-08 | TDNet | 配当・還元 | ヤマタネ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取 | 2,312 | +0.13% |
| 2025-07-04 | TDNet | その他 | ヤマタネ | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ | 2,357 | -1.87% |
| 2025-06-20 | TDNet | その他 | ヤマタネ | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 2,273 | -0.57% |