株式会社ispaceは、「Expand our planet. Expand our future.」を掲げ、月面開発の事業化に取り組む民間宇宙企業。事業モデルは、自社開発中のランダーおよびローバーを活用した①ペイロードサービス、②データサービス、③パートナーシップサービスで構成する。中核のペイロードサービスは、顧客の荷物をランダーやローバーに搭載し、ロケット打上げから月面輸送、到着後の実験、関連データ通信までを一体提供する仕組み。ミッション1とミッション2を「HAKUTO-R」プログラムとして位置付け、技術実証を進める。ミッション1・2で使用したRESILIENCEランダーは最大30kgのペイロード輸送を想定し、2027年予定のミッション3以降で用いるAPEX 1.0ランダーは最大300kg、将来的に最大500kgへ拡張する計画。さらにSBIR補助金の交付決定を受け、ミッション4以降向けに最大500kg設計のシリーズⅢランダー開発も開始する。将来のデータサービスでは、月面や月周回軌道から取得した画像、映像、資源分布、土壌、気温、放射線、地形・地質などの情報を提供し、2028年以降は大規模な月データベースをクラウド上に構築し、SaaS型・サブスクリプションモデルでの展開を目指す。
競争優位の中核は、月面輸送からデータ取得、将来のデータ基盤構築までを一気通貫で設計する事業構造に置く。顧客は単なる輸送枠の購入にとどまらず、打上げの1~3年前からペイロード搭載に向けた技術的アドバイス、インターフェース調整、月面到着後の実験、データ通信までを利用可能となる。これにより、単発輸送よりも広い付加価値を提供する。技術面では、ロボティックスによる無人かつ小型・軽量モデルを採用し、COTS品を柔軟に調達することで、国主導ミッションに比べて開発コスト低減と実証機会増加を狙う。ミッション1・2で得たデータを後続ミッションへ反映し、高頻度ミッションを通じて品質向上サイクルを回す戦略も特徴。顧客基盤では、MBRSC、JAXA、NASA関連案件、イタリア宇宙機関、欧州宇宙機関支援案件、民間企業各社との契約実績を有し、政府宇宙機関と民間企業の双方を顧客化する点が強みとなる。収益モデル面では、契約時から打上げまでの間に全額一括または分割で入金される契約体系を基本とし、資金回収の先行性を持つ。将来は高頻度ミッションで蓄積したデータを高付加価値化し、定額課金のサブスクリプションへ展開する構想を持ち、リカーリング収益化の余地を備える。
提示テキストでは、月面輸送や月面データ活用に対するグローバルな顧客ニーズの高まりを事業機会として捉える。足元では政府宇宙機関や民間企業が月面探査、技術実証、科学ミッションを進めており、当社はその輸送需要を取り込む方針。業界特性として、宇宙開発は高コストで実証機会が少なく、失敗許容度の低い国主導ミッションでは開発期間が長期化しやすいと整理する。一方、打上げ市場ではSpaceXのファルコン9が安価かつ大きなシェアを獲得していると記載する。契約慣行としては、打上げ事業者と顧客が相互に損害賠償請求権を放棄し、自損自弁とする構造が一般的にあり、当社も顧客契約で同様の枠組みを基本とする。規制や許認可の詳細、市場シェアの定量比較、主要競合の一覧は提示テキスト内では確認できない。
成長戦略の第一は、品質向上サイクルの実現。ミッション1・2を技術実証と位置付け、得られたミッションデータをミッション3以降へ反映し、反復ミッションと研究開発で品質向上を図る。第二は、ランダー大型化と高頻度化。RESILIENCEからAPEX 1.0、さらにシリーズⅢランダーへと能力を拡張し、ミッション4以降は原則年間2回、中長期的には年間3回のミッション実施を目指す。これにより、顧客荷物の月輸送と月面データ取得を安定的に提供する商業プラットフォーム構築を狙う。第三は、データサービスの本格化。2027年頃まではミッションごとのデータ取得サービスを展開し、2028年以降は高頻度ミッションで蓄積した情報と地球上の既存データを統合した「大規模な月のデータベース」をクラウド上に構築し、SaaS型・サブスクリプションモデルへ移行する構想を示す。第四は、顧客基盤の拡大。MBRSC、JAXA、NASA関連、欧州・イタリア宇宙機関、民間企業との契約を積み上げる。第五は、継続的な資金確保。株式発行、借入、シンジケートローンなどを通じて大規模な資金調達を継続し、複数ミッションを同時並行で進める体制を支える。
第一に、ミッション遂行リスクを抱える。ミッション1・2はいずれも月面軟着陸の完了に至らず、宇宙開発特有の不確定要素が事業継続に影響し得る。第二に、資金需要の大きさがある。ランダー・ローバー開発、打上契約、複数ミッション並行推進には継続的な大規模資金調達が不可欠となる。第三に、契約・保険上の制約がある。自損自弁の業界慣行の下、保険責任期間外の事象では保険金を受領できない場合があり、また一部契約では契約不履行や費用増加時に負担が発生する可能性を持つ。
提示テキストでは、当社、ispace EUROPE S.A.、ispace technologies U.S., inc.、株式会社ispace Japanの4社体制でグループを構成することを確認できる。経営方針としては、地球と月が1つのエコシステムとなる世界を築き、月に新たな経済圏を創出することを目的に、持続的成長と企業価値最大化を基本方針とする。経営運営面では、中央区日本橋のミッション・コントロール・センターで従業員がミッションを制御した実績を持つ。株主還元方針、取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 61.7B | — | 9.0倍 | — | 584.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4.7B | 2.4B | 989M |
| 営業利益 | -9.8B | -5.5B | -11.0B |
| 純利益 | -11.9B | -2.4B | -11.4B |
| EPS | -124.3 | -29.1 | -211.5 |
| BPS | 65.1 | 104.6 | -47.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 袴田 武史 | 0.09% |
| インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合 | 0.06% |
| 株式会社日本政策投資銀行 | 0.03% |
| 赤浦 徹 | 0.03% |
| IF GROWTH OPPORTUNITY FUND I, L.P. (常任代理人 SMBC日興証券株式会社) | 0.02% |
| 三井住友信託銀行株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 0.02% |
| BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT (常任代理人 BOFA証券株式会社) | 0.02% |
| 楽天証券株式会社 | 0.02% |
| IF SPV1号投資事業組合 | 0.01% |
| 吉田 和哉 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-09 | 袴田 武史 | 11.32% | -- |
| 2026-03-06 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 1.00% | (7.98%) |
| 2026-03-04 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 8.98% | -- |
| 2026-03-02 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 8.98% | (0.12%) |
| 2025-10-29 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 9.10% | (2.90%) |
| 2025-10-28 | 赤浦 徹 | 6.98% | (2.27%) |
| 2025-10-22 | 袴田 武史 | 11.32% | (1.54%) |
| 2025-10-21 | 赤浦 徹 | 9.25% | (1.28%) |
| 2025-05-23 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 12.00% | (2.36%) |
| 2025-04-02 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 14.36% | +4.14% |
| 2025-02-25 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 10.22% | -- |
| 2025-02-19 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 10.22% | +2.71% |
| 2025-02-05 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 7.51% | +2.24% |
| 2024-12-10 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 5.27% | +0.27% |
| 2024-10-17 | 袴田 武史 | 12.86% | (0.05%) |
| 2024-05-30 | 株式会社INCJ | 4.35% | (1.06%) |
| 2024-05-20 | 株式会社INCJ | 4.35% | (1.06%) |
| 2024-04-17 | 株式会社INCJ | 6.43% | (1.18%) |
| 2024-04-17 | 株式会社INCJ | 5.41% | (1.02%) |
| 2024-04-08 | 株式会社INCJ | 6.43% | (1.18%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-09 | EDINET | 大量保有 | 袴田 武史 | 大量保有 11.32% | 550 | +3.09% |
| 2026-03-06 | EDINET | 大量保有 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 大量保有 1.0% | 570 | -3.51% |
| 2026-03-04 | EDINET | 大量保有 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 大量保有 8.98% | 554 | +5.78% |
| 2026-03-02 | EDINET | 大量保有 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 大量保有 8.98% | 602 | -3.49% |
| 2026-02-27 | TDNet | その他 | G-ispace | 株主優待制度の実施(2026年3月末時点の株主様対象)に関するお知らせ | 617 | -2.43% |
| 2026-02-10 | TDNet | 決算 | G-ispace | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 649 | -11.86% |
| 2026-02-10 | TDNet | 業績修正 | G-ispace | 通期業績予想の修正に関するお知らせ | 649 | -11.86% |
| 2026-02-10 | TDNet | その他 | G-ispace | 営業外収益(為替差益)の計上に関するお知らせ | 649 | -11.86% |
| 2026-02-10 | TDNet | IR | G-ispace | 2026年3月期Q3 決算説明資料 | 649 | -11.86% |
| 2026-01-16 | TDNet | その他 | G-ispace | 宇宙戦略基金第二期(月極域における高精度着陸技術)採択のお知らせ | 552 | +9.42% |
| 2025-12-08 | TDNet | その他 | G-ispace | サウジアラビア王国における連結子会社設立に関するお知らせ | 435 | -0.92% |
| 2025-11-10 | TDNet | 資本政策 | G-ispace | 第三者割当増資における発行株式数の確定に関するお知らせ | 469 | +0.21% |
| 2025-10-29 | EDINET | 大量保有 | ハイツ・キャピタル・マネジメント・インク | 大量保有 9.1% | 467 | +2.57% |
| 2025-10-28 | EDINET | 大量保有 | 赤浦 徹 | 大量保有 6.98% | 480 | -2.71% |
| 2025-10-22 | EDINET | 大量保有 | 袴田 武史 | 大量保有 11.32% | 475 | +1.05% |
| 2025-10-22 | TDNet | 資本政策 | G-ispace | 公募及び第三者割当による新株式発行等に関するご説明資料 | 475 | +1.05% |
| 2025-10-21 | EDINET | 大量保有 | 赤浦 徹 | 大量保有 9.25% | 471 | +0.85% |
| 2025-10-21 | TDNet | 資本政策 | G-ispace | 公募及び並行第三者割当による新株式発行の払込完了に関するお知らせ | 471 | +0.85% |
| 2025-10-16 | TDNet | 資本政策 | G-ispace | 新株予約権(ストックオプション)の行使価額の調整に関するお知らせ | 500 | -1.40% |
| 2025-10-15 | TDNet | 資本政策 | G-ispace | 第14回乃至第17回新株予約権の行使価額の調整及び資金使途の変更に関するお知らせ | 520 | -3.85% |