Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社エーアイテイー (9381)

株式会社エーアイテイーは、国際貨物輸送(フォワーダー、NVOCC)と3PLを展開。自社輸送手段を持たず、日中間の海上コンテナ輸送を主軸とし、FCL/LCL輸送の運賃差額が収益源だ。中国沿海部に独自の拠点網を構築し、独立系として幅広いサービスを提供。ホット・デリバリー等の付加サービスやDX推進で差別化を図る。有利子負債ゼロの健全な財務基盤で安定的な株主還元を実施。 [本社]大阪府大阪市中央区 [創業]1988年 [上場]2007年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社エーアイテイーは、国際貨物輸送(フォワーダー、NVOCC)と3PL業を展開する。自社で輸送手段を持たず、船会社等の実運送業者を利用し、顧客の国際貨物輸送を請け負う。特に国際海上コンテナ輸送を主力とし、単一荷主の貨物をコンテナ単位で輸送するFCL輸送と、複数の荷主の小口貨物を集約して輸送するLCL輸送の両方を取り扱う。収益源は、荷主から収受する運賃と実運送業者に支払う運賃の差額である。

同社グループの取扱貨物の大部分は日中間の海上輸送貨物であり、設立当初より中国沿海部各地に重点的に拠点を設置し、独自の拠点網を構築している。これにより、中国における輸送貨物の細部にわたるフォローと顧客への迅速な貨物情報提供を実現する。特定の系列に属さない独立系NVOCCとして、幅広い荷主の要求に応じた貨物輸送サービスを提供することが競争優位性となっている。

通常の貨物輸送に加え、付加サービスとして、混載輸送のプロセス時間短縮を図るホット・デリバリー・サービス、海外の複数輸出者からの小口貨物を輸出港でコンテナ単位に集約し輸送コストを削減するバイヤーズ・コンソリデーション・サービス、船積に関する情報をウェブサイトで提供し「輸送の可視化」と「通関手続きの最適化」を実現するカーゴ・インフォメーション・サービスを提供する。これらのサービスは、顧客の利便性向上と高付加価値提供に貢献する。

経営方針では、「提案力」「中国を中心とした海外拠点の確かなネットワーク」「物流情報をタイムリーに提供できるオペレーティング」をキーワードに掲げ、DX推進により省人化、業務効率化、営業活動の可視化を実現し、競争優位性をさらに高める。

参入障壁としては、「貨物利用運送事業法」に基づく第一種・第二種貨物利用運送事業の登録・許可、「通関業法」に基づく通関業の許可、中国における「無船承運(NVOCC)業務営業許可」、AEO認定通関業者認定といった法的規制が存在する。また、国際物流事業に精通した知識と経験を持つ人材の確保・育成も不可欠な要素である。

2. 沿革ハイライト

株式会社エーアイテイーは1988年2月に雑貨輸入を目的として株式会社スバルを設立し、1995年3月に現商号へ変更、同年4月より国際貨物輸送事業を開始した。中国市場への早期参入を図り、1995年11月には上海に駐在員事務所を開設。2000年12月には大阪税関長より通関業許可を取得し、事業領域を拡大した。2007年3月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場し、2011年12月には市場第一部へ市場変更、2022年4月にはプライム市場へ移行した。2018年1月にはAEO制度に基づく「認定通関業者」認定を取得し、通関業務の信頼性を高めた。2019年3月には株式交換により日新運輸株式会社を完全子会社化し、事業基盤の強化を図った。

3. 収益・成長

同社グループは、安定的かつ持続的な成長と利益の確保を経営目標とし、営業収益、営業利益、経常利益の成長率向上を重視する。成長ドライバーとして、サービスメニューの拡充やデジタルを活用した顧客利便性向上、高付加価値提供を掲げる。DX推進による自社グループ内の業務省力化・効率化、コスト削減にも取り組む。

主力である国際貨物輸送に加え、通関、配送、海外倉庫でのアソートを含む流通加工業務といった輸出入の付帯業務の受注増加を目指す。また、三国間輸送の獲得強化、国内外での3PL案件の受注増加にも注力する。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VRXL | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
52.9B 17.1倍 2.7倍 0.0% 2,212.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 55.6B 51.4B 69.5B
営業利益 4.1B 4.3B 5.3B
純利益 3.0B 3.0B 3.7B
EPS 129.7 127.2 156.8
BPS 810.8 745.5 694.6

大株主

株主名持株比率
株式会社エイチアンドワイ0.33%
ロジスティード株式会社0.20%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.06%
ステート ストリート バンク アンド トラスト クライアント オムニバス アカウント オーエムゼロツー 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.04%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
馬上 真一0.02%
株式会社シーアンドティー0.02%
株式会社ドルフィンズ0.01%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー   505224(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-06-06株式会社エイチアンドワイ 32.77%--
2024-04-19矢倉 英一 32.77%+0.80%
2024-03-01ロジスティード株式会社 20.07%+15.07%
2024-03-01Lマネジメント株式会社 0.00%(20.07%)
2024-02-22FMR LLC 9.06%+1.41%
2023-08-10ロジスティード株式会社 20.07%--
2023-01-11FMR LLC 7.65%(1.27%)
2022-09-26FMR LLC 8.92%(1.07%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-19TDNet人事エーアイテイー人事異動に関するお知らせ2,140-0.98%
2025-11-12TDNetその他エーアイテイー非上場の親会社等(その他の関係会社)の決算情報に関するお知らせ2,065+0.77%
2025-08-07TDNetその他エーアイテイー非上場の親会社等(その他の関係会社)の決算情報に関するお知らせ1,980+0.71%
2024-06-06EDINET大量保有株式会社エイチアンドワイ大量保有 32.77%
2024-04-19EDINET大量保有矢倉 英一大量保有 32.77%
2024-03-01EDINET大量保有ロジスティード株式会社大量保有 20.07%
2024-03-01EDINET大量保有Lマネジメント株式会社変更
2024-02-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 9.06%
2023-08-10EDINET大量保有ロジスティード株式会社大量保有 20.07%
2023-01-11EDINET大量保有FMR LLC大量保有 7.65%
2022-09-26EDINET大量保有FMR LLC大量保有 8.92%